2008年3月21日
ムカデのプロポーズは、命がけ?
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卒業式の季節ですね。卒業式といえば、「告白タイム」という考えは、古いでしょうか。
異性に思いを伝えるのは、大変ですね。ヒト以外の生き物でも、それは同じです。
例えば、ムカデです。嫌われることが多い生き物ですね。でも、健気【けなげ】なところもあります。雄(オス)が求愛する様子には、感心します。
ムカデには、たくさんの種があります。ここでは、オオムカデ目のムカデを、例に挙げましょう。日本で、普通に見られるムカデです。トビズムカデなどの種が、含まれます。
オオムカデの仲間は、必ず、雄のほうからアプローチします。雄は、雌(メス)にそっと近づきます。そして、触角や脚で、雌に触ります。いきなり触るなんて、ヒトなら、「失礼ね!」と言われるところですね。けれども、ムカデは、目が発達していません。たぶん、ムカデの言葉で、「ねえねえ彼女~」と言いながら、触るのでしょう(笑)
この時、雄は、雌の横や後ろから触ります。真正面からは、決して、触らないようです。なぜなら、雌に攻撃されるおそれがあるからです。
これは、肉食性の無脊椎動物には、よく見られる行動です。クモなどでも見られます。ムカデやクモは、基本的に、動くものを、「食べ物」とみなすのですね。生き物は、動くものだからです。たとえ同種でも、顔の前に動くものが来たら、攻撃してしまいます。
ただし、結婚する気がある雌は、別です。「雄がプロポーズしている」と気づけば、おとなしく、雄の後に付いてゆきます。
やがて、雄は、精子入りのカプセルを、地面に置きます。置くやいなや、さっと逃げ去ります。そうしないと、またもや、雌に攻撃されるおそれがあるからです。雌は、精子のカプセルを受け取った瞬間、雄のことを忘れてしまうようです。
ムカデの雄は、大変ですね。雌の様子を、すばやく見抜かなければなりません。ぐずぐずすると、雌に食べられてしまいます(!)
ムカデに比べれば、ヒトは、まだ気楽ですね。女性にふられても、普通は、命までは取られません。野生生物が、子孫を残すのは、厳しいことなのですね。
過去の記事でも、ムカデの仲間を取り上げています。ムカデと似たヤスデも取り上げています。よろしければ、以下の記事も御覧下さい。
ヤスデが列車を止める?(2007/10/01)
実在する猫バス? ゲジゲジ(2007/03/09)
ムカデとヤスデはどう違う?(2006/10/15)
などです。
図鑑↓↓↓↓↓には、トビズムカデが掲載されています。
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インターネット生物図鑑-zukan.net-
http://www.zukan.net
ぜひご利用下さい。
松沢千鶴
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