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2008年3月28日

ミールワームとは、どんな虫?

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 ミールワームという虫がいます。両生類や爬虫類のペットを飼う方は、御存知でしょうね。そういったペットの餌になるからです。小鳥や熱帯魚の餌、あるいは、釣り餌にされることもあります。
 ミールワームとは、あるグループの昆虫の「幼虫」です。甲虫目【こうちゅうもく】ゴミムシダマシ科の昆虫たちです。一種だけではありません。複数の種を、まとめて呼んでいます。主な種は、チャイロコメノゴミムシダマシと、コメノゴミムシダマシです。
 ゴミムシダマシとは、面白い名前ですね。昆虫の中に、ゴミムシと呼ばれるグループがいます。「ゴミムシに似ているけれど、違うグループ」ということで、ゴミムシ「ダマシ」と名づけられました。成虫は、おおむね、黒っぽくて、地味な甲虫です。
 ゴミムシダマシ科には、たくさんの種がいます。そのうち、ミールワームと呼ばれる種は、ごく少数です。前記の二種以外では、ツヤケシオオゴミムシダマシの幼虫が、ミールワームと呼ばれます。どの種の幼虫(ミールワーム)も、姿は、細長いイモムシ型です。
 ミールワームは、数十年前から、養殖されてきました。ペットや実験動物の餌として、欠かせません。飼育が簡単なうえ、小動物の餌として、ちょうどいい大きさだからです。ミールワームmealworm(餌虫)という名は、ここから付きました。生物学の発展に、貢献してくれる昆虫ですね。
 いっぽう、ゴミムシダマシの仲間は、害虫になることもあります。
 例えば、ミールワームの一種であるコメノゴミムシダマシは、害虫でもあります。小麦粉などを食い荒らします。コメノゴミムシダマシは、元来、日本にはいませんでした。外国から入ってきたのですね。いつ、どこから来たのかは、わかっていません。
 大部分のゴミムシダマシは、害虫とも益虫ともされません。森林で、ひっそり暮らす種が多いです。そのような種には、オオクチキムシ、キマワリなどがいます。どちらも、日本土着の種です。森林で、朽ち木を食べています。
 害虫だ益虫だというのは、人間の勝手な思惑ですね。彼らは、一生懸命、生きているだけでしょう。


 過去の記事でも、昆虫の中の甲虫の仲間を取り上げています。よろしければ、以下の記事も御覧下さい。
 謎の円盤UFO? いえ、カメノコハムシです(2008/10/22)
 カツオブシムシは文化財の敵?(2007/10/19)
 トラフカミキリは、スズメバチのそっくりさん?(2007/9/21)
 変態【へんたい】しすぎる昆虫? ツチハンミョウ(2007/3/26)
などです。



図鑑↓↓↓↓↓には、ミールワームと同じゴミムシダマシ科のオオクチキムシ、キマワリが掲載されています。
ミールワームとそっくりなキマワリの幼虫写真もあります。
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