2008年4月 1日
ネッシーは、保護動物に指定されている?
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伝説の生き物として、ネッシーを知らない人はいないでしょう。英国、スコットランドのネス湖にいる、といわれる未確認動物ですね。残念ながら、現在では、「実在の可能性は、ほとんどない」とされています。
ところが、「ネッシーは、英国の保護動物に指定されている」という話があります。「実在しないかも知れないものを、保護動物にする」などということが、あるのでしょうか?
私が調べた限りでは、「ネッシーが保護動物である」という確実な証拠は、ありませんでした。では、なぜ、こんな話が生まれたのでしょう?
この話は、誤解から生まれたようです。話の基になったのは、以下のような事実です。
まず、「ネッシーに関する論文が、学術的な雑誌に載った」ことがあります。これは、本当です。この論文は、ネス湖の調査報告でした。「ネス湖の調査で、謎の物体が、写真撮影された」ことが、報告されています。
謎の物体の正体は、今でも、明らかになっていません。不明瞭なため、何が写っているのか、よくわからないのです。流木か、大きな魚のようにも見えます。
論文の中では、「これは、ネッシーである可能性がある」とされています。あくまで「可能性がある」であって、絶対にそうだというわけではありません。
この論文の中で、ネッシーの学名が提唱されています。学名とは、国際的に通用する、正式な生物の名前です。必ず、ラテン語で付けられます。ネッシーの学名は、Nessiteras rhombopteryx【ネッシテラス・ロンボプテリクス】です。
英国の規則では、「保護動物を指定するには、その生物に、学名が付いていなければならない」そうです。つまり、規則のうえでは、学名さえ付いていれば、未確認動物でも、保護動物にできます。これが、誤解されたのですね。「ネッシーは、規則のうえでは、保護動物にできる」が、「ネッシーは、保護動物にされた」に変わってしまったようです。
ロマンのない話で、申し訳ありません。でも、科学的な事実と、ロマンとは、分けなければいけませんね。ネッシーがいなくても、世界のロマンは、尽きることはないでしょう。
過去の記事でも、エイプリルフールや、未確認動物にちなんだ話を取り上げています。よろしければ、以下の記事も御覧下さい。
殻があっても貝じゃない、エボシガイ(2007/10/22)
人魚のミイラが実在する?(2007/04/01)
世界最大の亀(カメ)はどこにいる?(2006/04/03)
偽造の元祖? ピルトダウン人(2006/04/01)
などです。
松沢千鶴
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