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2008年4月18日

ヘビと付くのに蛇じゃない、カナヘビ

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 春、爬虫類たちも、冬眠から覚めてきます。中でも、トカゲの仲間は、住宅地でも、見ることがありますね。
 日本でトカゲといえば、「石垣や草陰を、ちょろちょろと這うもの」でしょう。日本の内地で、屋外を「ちょろちょろ這う」トカゲは、大きく二つのグループに分かれます。
 一つは、トカゲ科に属するグループです。トカゲ科は、スキンク科とも呼ばれます。もう一つは、カナヘビ科に属するグループです。
 日本のトカゲ科と、カナヘビ科とは、外見が似ています。どちらも、体が細長く、脚が短いです。区別しやすい点は、「体のつや」です。
 トカゲ科のトカゲは、鱗【うろこ】がすべすべです。体につやがあります。対して、カナヘビ科のトカゲは、鱗がざらざらです。体につやがありません。皮膚の印象が、「つるすべ」ならトカゲ科の種で、「ざらざら」ならカナヘビ科の種、と覚えるとよいです。
 カナヘビ科のほうが、全体的に細長いです。特に、尾が長いです。脚が見えなければ、ヘビと間違えそうです。トカゲの仲間なのに、カナ「ヘビ」と付けられたのは、このためでしょう。「カナ」の意味には、諸説があります。定説はありません。
 日本で、最も平凡なカナヘビ科の種は、ニホンカナヘビでしょう。日本の内地であれば、およそ、どこにでもいます。茶色っぽい、地味なトカゲです。多くの地方では、「カナヘビ」といえば、ニホンカナヘビを指します。
 ややこしいことに、地方によっては、別の種を「カナヘビ」と呼びます。トカゲではなく、ある種のヘビを、「カナヘビ(金蛇)」と呼ぶ地方があります。具体的に、どんなヘビを「カナヘビ」と呼ぶのかは、わかりません。伝承が、統一されていないからです。
 ニホンカナヘビは、目立たない生き物です。外見が地味なうえ、ヒトとは、直接の利害関係がありません。普通の人には、関心を持たれにくいです。
 けれども、ニホンカナヘビは、日本の固有種です。世界的には、珍しいのですね。身近なところの、貴重な自然です。山奥へ行かなくても、自然はあるものですね。


 過去の記事でも、日本のトカゲの仲間を取り上げています。よろしければ、以下の記事も御覧下さい。
 
 大洋に生きるオガサワラトカゲ(2007/11/09)
 トカゲモドキとはどんな生き物?(2006/12/29)
 トカゲのしっぽ切りは、何のため?(2006/09/11)

などです。



図鑑↓↓↓↓↓には、ニホンカナヘビが掲載されています。
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ぜひご利用下さい。

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