2008年4月25日
ちょっと待って! メダカの放流
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メダカは、春の小川に似合う魚ですね。かつては、日本中、どこでも見られました。
ところが、近年、メダカが、絶滅危惧種【ぜつめつきぐしゅ】に指定されました。これは、日本人に、衝撃を与えました。最も平凡だった魚が、絶滅しそうなのですから。
メダカの危機は、広く報道されました。このため、各地で、保護活動が盛り上がりました。メダカが棲める水場が整備されたり、メダカが飼育されて増やされたりしました。
保護活動が盛んになるのは、良いことです。けれども、中には、問題のある保護活動もありました。保護するつもりが、逆効果になることも、あります。
例えば、メダカの放流です。一時期、各地で流行しました。現在でも、よく行なわれますね。過去にメダカがいたのに、絶滅した場所へ、再びメダカを放つことです。
このような放流には、とても注意が必要です。下手なやり方をすると、自然を荒らしてしまいます。なぜでしょう?
メダカには、地域個体群【ちいきこたいぐん】があるからです。地域個体群とは、地域ごとの、特徴のある群れのことです。同じ種でも、地域によって、特徴が違うのですね。
地域個体群は、地域ごとの財産です。違う地域のものと、混ぜてはいけません。それは、その地域本来の自然とは、違うものですね。混ぜたら、自然破壊です。
以前は、地域個体群のことが、あまり知られていませんでした。そのために、「本来とは違う地域の個体群が、放流される」といった事故が、起こりました。
誤りを防ぐには、どうしたらいいでしょう?
まず、やたらに放流しないことです。確実に、その地域の個体群だとわかるまで、放流は控えましょう。専門知識のある人に、訊いてからにすべきです。
特に、ペットショップや、人家で飼われているものを、そのまま放流してはいけません。そのようなメダカは、人間が作った品種であることが多いです。人工的な品種は、野外に放つべきではありません。放流する前に、メダカの素性を、きちんと調べましょう。
正しい知識を広めることが、本当に、メダカの保護につながります。
近年、メダカの地域個体群について、さまざまなニュースがあります。詳しくは、以下のページなどを御覧下さい。
蘇るメダカ(湘南新聞 2005/07/09)
藤沢メダカの学校をつくる会
などです。
過去の記事でも、メダカと同じ日本の淡水魚を取り上げています。よろしければ、以下の記事も御覧下さい。
土用の丑【うし】には何を食べる?(2007/07/27)
貝に卵を産む? 不思議な魚たち(2007/03/30)
秋に美味しい鰍【かじか】(2006/11/13)
などです。
図鑑↓↓↓↓↓には、メダカが掲載されています。
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インターネット生物図鑑-zukan.net-
http://www.zukan.net
ぜひご利用下さい。
松沢千鶴
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