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2008年5月30日

ツバメ【亜種:アカハラツバメ】

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 ツバメ 画像
和名:ツバメ(亜種:アカハラツバメ)
学名:Hirundo rustica
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サウサリート マリンヘッドランズ  【2008.05.09】



図鑑↓↓↓↓↓には、ツバメが掲載されています。
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梅雨時のエイリアン? コウガイビル(笄蛭)

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 梅雨時ですね。この季節に、時おり「怪生物が出現!」と、騒がれる生き物がいます。
 それは、コウガイビルです。大部分の人は、聞いたこともないでしょう。いったい、どんな生き物でしょうか? 「ヒル(蛭)」と付いても、ヒルの仲間ではありません。
 コウガイビルは、プラナリア(ナミウズムシ)の仲間です。プラナリアは、生物学の実験に使われますね。扁形動物【へんけいどうぶつ】というグループに属します。ヒルは、環形動物【かんけいどうぶつ】という、別のグループに属します。
 コウガイビルには、複数の種があります。それらのうち、話題になるのは、ほとんどが「オオミスジコウガイビル(大三筋笄蛭)」です。なぜかといえば、この種が、たいへん大きくなるからです。無脊椎動物の中では、異例の大きさです。
 オオミスジコウガイビルは、とても細長いです。ひも状の体です。幅は、1cmもありません。なのに、長さは、50cmを越えます。時には、1mに達します。
 コウガイビルの外見は、多くの人に、嫌われそうです。質感が、ナメクジに似て、ぬめぬめ、べたべたしています。「ものすごく細長くて、巨大なナメクジ」が、這っているみたいです。そんなものに会ったら、普通の人は、仰天するでしょう。
 コウガイビルと、ナメクジとは、縁が遠いです。ナメクジは、軟体動物【なんたいどうぶつ】というグループに属します。コウガイビルの主な食べ物が、ナメクジです。他に、カタツムリやミミズが、コウガイビルに食べられます。肉食性なのですね。
 コウガイビルは、乾燥に弱いです。日光で体が乾かないように、夜行性です。昼間でも、雨の日は、活動することがあります。このため、梅雨時に、よく目撃されます。
 普通の人が思う以上に、コウガイビルは、身近に、たくさんいます。ヒトには無害です。生態は、よくわかっていません。日本に、どんな種がいるのかさえ、不明確です。
 「怪生物」オオミスジコウガイビルは、元来、日本にいなかったようです。東南アジアか、中国南部が原産地、と推測されています。植木の土などに混じって、日本へ来たのでしょう。その点では、エイリアン(よそから来た存在)と言えますね。


 過去の記事で、コウガイビルの食べ物になるナメクジや、カタツムリを取り上げています。よろしければ、以下の記事も御覧下さい。
 カタツムリの殻は右巻き?左巻き?(2007/06/18)
 ナメクジは塩をかけると溶ける?(2006/06/23



図鑑↓↓↓↓↓には、残念ながら、コウガイビルは載っていません。が、近縁なナミウズムシ(プラナリア)が掲載されています。
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2008年5月29日

ダイトウウグイス復活!

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 先日、嬉しいニュースがありました。「絶滅したかも知れない」といわれていた鳥が、再発見されたのです。その鳥の名は、ダイトウウグイスといいます。
 ダイトウウグイスは、ウグイス(鶯)の仲間です。普通のウグイスの亜種【あしゅ】です。亜種とは、「同じ種【しゅ】の中で、種を分けるほどではないけれども、特定の特徴を持つグループ」のことです。ダイトウウグイスは、「普通のウグイスと同種で、少しだけ、違う特徴を持つグループ」といえます。
 ダイトウウグイスの外見は、普通のウグイスにそっくりです。とても、区別が付けにくいです。いったい、どこが、普通のウグイスと違うのでしょう?
 まず、体色が違います。普通のウグイスは、くすんだ緑色ですね。ダイトウウグイスは、もう少し赤みが強いです。赤褐色に近い色です。
 もう一つ、嘴【くちばし】が違います。ダイトウウグイスのほうが、嘴が長いとされます。ハシナガウグイスという亜種と、紛らわしいですが、別亜種のようです。
 他にも、いくつか、細かい差があります。詳しいことは、研究途上です。
 最初に、ダイトウウグイスが発見されたのは、一九二二年です。場所は、南大東島【みなみだいとうじま】(現在は沖縄県に所属)でした。この地名より、ダイトウウグイス(大東鶯)と名づけられました。その後、ダイトウウグイスの消息は、途絶えてしまいます。
 一九八〇年代に、南大東島の隣の北大東島【きただいとうじま】で、ダイトウウグイスらしき鳥が、目撃されました。けれども、この時は、ダイトウウグイスであると、確認できませんでした。そのため、ダイトウウグイスは、「絶滅亜種」とされていました。
 それが、二〇〇八年になって、再発見されたのですね。ただし、場所は、喜界島【きかいしま】です。鹿児島県の奄美諸島【あまみしょとう】に属する島です。
 約八十年もの歳月を経て、再発見されるなんて、劇的ですね。これに関しては、いろいろとドラマがあるようです。詳しくは、以下のリンク先を御覧下さい。


 ダイトウウグイス再発見のニュースは、以下のページに載っています。
 <ダイトウウグイス>絶滅と思われていた鳥を喜界島で発見 1922年以降見つからず(Yahoo!ニュース 2008/05/21) 
 ダイトウウグイス:巣と卵を喜界島で発見 一時は絶滅説も(毎日新聞 2008/05/21)
絶滅鳥ダイトウウグイスが復活?(山階【やましな】鳥類研究所) ※二〇〇四年に開かれたワークショップの報告です。 
 絶滅ウグイス、沖縄で生きていたダイトウウグイス(野鳥ニュースNo.608 2001/11/21) ※二〇〇一年にも、「再発見」の報告がありました。


 過去の記事でも、「絶滅と思われた生き物が、再発見された」ことや、「野生で絶滅していた生き物が、復活した」ことを取り上げています。よろしければ、以下の記事も御覧下さい。
 ちょっと待って! メダカの放流(2008/04/25) 
 絶滅からよみがえる? シャンハイハナスッポン(2008/04/22)
 再発見! オキナワトゲネズミ(2008/03/07) 
 コウノトリとトキ、未来への一歩(2007/05/24)
などです。



図鑑↓↓↓↓↓には、ダイトウウグイスは載っていませんが、普通種のウグイスが掲載されています。亜種ハシナガウグイスの画像もあります。
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2008年5月28日

テリムクドリモドキ

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 テリムクドリモドキ  画像
和名:テリムクドリモドキ
学名:Euphagus cyanocephalus L.
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サウサリート マリンヘッドランズ  【2008.05.09】



2008年5月27日

リュウキュウルリモントンボ

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 リュウキュウルリモントンボ 画像
和名:リュウキュウルリモントンボ
学名:Coeliccia ryukyuensis ryukyuensis
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沖縄県 沖縄市  【2008.04.26】


2008年5月26日

平凡なカエルが危機に? アオガエル(青蛙)たち

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 田植えの季節ですね。水田には、昔から、たくさんのカエルが、棲んできました。
 日本人の印象では、カエルといえば、「青ガエル」でしょう。緑色のカエルですね。
 「青ガエル」と呼ばれるのは、一種だけではありません。緑色になる種が、まとめて、そう呼ばれます。ニホンアマガエル、シュレーゲルアオガエルなどです。
 「青ガエル」の多くは、名のとおり、アオガエル科に属します。一部、アマガエル科に属する種もいます。どちらの科のカエルも、田んぼによくいます。
 ややこしいことに、アオガエル科のカエルでも、「青くない」種がいます。緑以外の、茶色などの種も、いるのですね。カジカガエルなどが、そうです。
 むろん、典型的に「青い」種もいます。シュレーゲルアオガエルなどが、代表的です。
 シュレーゲルアオガエルは、田のカエルの代表でもあります。彼らの暮らしは、水田なしでは、成り立ちにくいです。餌を捕る場所としても、繁殖する場所としても、水田を利用しています。多く、産卵する場所として、水田の畔【あぜ】が選ばれます。
 シュレーゲルアオガエルの卵塊【らんかい】は、白い泡に包まれています。この点は、モリアオガエルと似ています。けれども、モリアオガエルと違い、樹上には産みません。水気のある土中や、岩の割れ目に産みます。水田の畔に、白い泡のかたまりがあれば、それは、おそらく、シュレーゲルアオガエルの卵塊です。
 水田の畔は、シュレーゲルアオガエルにとって、理想的な産卵場所です。生まれた幼生(オタマジャクシ)が、すぐに、水場へ行けるからです。卵の泡は、幼生が生まれると、崩れます。幼生は、泡に守られながら、水田へなだれこむわけです。
 アオガエルは、水田の害虫を食べます。ありがたい存在ですね。長い間、水田で、カエルとヒトは、共存共栄してきました。農村のカエルは、最も平凡な生物でした。
 ところが、最近、世界的に、カエルが減っています。感染症や、環境破壊が原因のようです。それらの脅威は、日本にも、無縁ではありません。
 カエルとの共存共栄は、古人の智慧です。この智慧を、なくしたくありませんね。


 過去の記事でも、カエルの危機や、カエルの仲間を取り上げています。よろしければ、以下の記事も御覧下さい。
 2008カエル年【amphibian ark 2008/YEAR OF THE FROG】(2008/02/29)
 指の数が違うカエルがいる?(2008/02/22)
 カエル・ツボカビ症のその後(2007/12/03)
 樹上に卵を産むモリアオガエル(2006/7/10)
 アマガエル(雨蛙)が鳴くと雨が降る?(2006/05/08)
などです。



図鑑↓↓↓↓↓には、シュレーゲルアオガエル、ニホンアマガエルなど、十種以上のカエルが掲載されています。
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2008年5月25日

テッポウユリ

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 テッポウユリ 画像
和名:テッポウユリ
学名:Lilium longiflorum Thunb.
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沖縄県 沖縄市  【2008.04.26】


2008年5月24日

オジロジカ

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 オジロジカ 画像
和名:オジロジカ
学名:Odocoileus virginianus
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サウサリート マリンヘッドランズ  【2008.05.09】


2008年5月23日

ばら色の人生になりそう? 薔薇空間【ばらくうかん】




 お出かけに良い季節ですね。でも、今年は、どうも雨が多いです。今回は、雨でも平気なお出かけ先を紹介しましょう。それは、美術館です。バラの展覧会です。
 東京の渋谷にあるBunkamuraザ・ミュージアムで、「薔薇空間」展を、開催中です。
 「薔薇空間」展には、バラの絵画が、展示されています。植物画(ボタニカル・アート)と呼ばれるものですね。主に、ピエール=ジョゼフ・ルドゥーテという人の作品です。
 ルドゥーテは、十八世紀から十九世紀に生きた画家です。主な活躍の舞台は、フランスです。彼は、「バラのラファエロ」と呼ばれました。ルネサンスの巨匠ラファエロに譬えられるほど、バラを描くのが、巧みでした。まるで、絵に「バラの魂」が宿るようです。
 彼の作品は、まさに、科学と芸術の融合です。植物学的に正確であることと、芸術的な美しさが、同居しています。科学と芸術とは、対立するものでは、ありません。
 ルドゥーテの生きた時代は、バラの品種改良が、進んだ時代でした。彼のおかげで、今なお、古いバラの姿を、見ることができます。現在のようなバラになるまでに、試行錯誤があったことが、わかります。現在とは、違う名で呼ばれる品種が、多いです。
 例えば、現在、ロサ・キネンシスRosa chinensisと呼ばれるバラがあります。中国産のバラです。ルドゥーテの時代には、このバラは、ロサ・インディカRosa Indica(インドのバラ)と呼ばれました。このバラが、インド経由で、ヨーロッパへ輸入されたからです。
 また、現在、ロサ・フォエティダRosa foetidaと呼ばれるバラがあります。明るい黄色のバラです。ルドゥーテの時代、このバラは、ロサ・エグランテリアRosa Eglanteriaと呼ばれました。ロサ・フォエティダは、ロサ・フェティダとも呼ばれます。
 「薔薇空間」展の会場では、バラの香りも、楽しめます。四種のバラの香りが、会場に流されています。同じバラでも、香りが違うのですね。比べるのが、面白いです。
 目に美しく、鼻に心地よい展覧会です。日常の合間に、優雅な気分にひたって下さい。
 お出かけの際には、ぜひ、バラ模様の服や、装身具を付けてゆきましょう。バラ模様の物を付けてゆくと、入館料が百円引きになります。


 「薔薇空間」展は、以下のサイトに、詳しく紹介されています。
 「薔薇空間」展公式ページ 
 会場のBunkamura(文化村)ザ・ミュージアムのページ


 過去の記事でも、バラやユリなど、園芸植物を取り上げています。また、現在、開催中の、面白い展覧会も取り上げています。よろしければ、以下の記事も御覧下さい。
 サクラソウとプリムラは、同じ? 違う?(2008/04/07)
 聖母マリアと白百合【しらゆり】の関係(2006/05/18)
 すべてのバラ(薔薇)は雑種?(2006/05/02)


 東京にエイリアン襲来? 科学館でエイリアン展(2008/04/15) ※6/16(月)まで 
 生物学を楽しく学べる? ダーウィン展(2008/03/20) ※東京会場は6/22(日)まで
 「ファーブルにまなぶ」、虫の声の聴き方?(2007/10/11) ※現在の会場は、滋賀県立琵琶湖博物館
などです。



図鑑↓↓↓↓↓には、日本在来のバラであるノイバラとハマナスが掲載されています。
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シカ(鹿)やカモシカ(氈鹿)の子を見つけたら?

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 春から初夏にかけては、気持ちの良い季節ですね。ハイキング、山菜取り、渓流釣りなどで、野山へ行く人が増えます。林業の人なども、本格的に、山仕事を始めるでしょう。
 自然に親しむのは、良いことですね。けれども、そのために、この季節には、野山でのトラブルが増えます。思わぬことが、トラブルになることがあります。
 例えば、野山で、ニホンジカや、ニホンカモシカ、ノウサギなどの子どもを、見つけることがあります。周囲を見ても、親の気配はまったくありません。子どもが、たった一頭で、うずくまっているとします。こんな時、皆さんなら、どうしますか?
 正解は、「そのまま、そっとしておく」です。
 親が見当たらなくても、迷子になっているのではありません。シカやウサギ(兎)など、草食獣の一部には、「子どもを一頭で置いておく」ものがいます。
 「なぜ、そんな危険なことをするのか?」と思いますよね。事実は、逆です。これは、子どもを安全に過ごさせるためなのです。
 草食獣の子は、たいてい、生まれてすぐに、立つことができます。肉食獣に狙われても、走って逃げられるように、です。
 とはいえ、親と同じくらいに走れるまでには、少し時間がかかります。生まれたての子を、親が連れ歩いたら、たちまち、肉食獣に襲われるでしょう。
 そこで、親は、生まれたての子と、離れて暮らします。一日に一度か二度、乳をやりに行くだけです。乳を飲ませる時以外は、草むらなどに、子を隠しておきます。
 敵に見つからないよう、子どもは、あまり動きません。鳴き声も立てません。体の匂いも、ほとんどないといいます。そうして隠れ続けるのが、生き残る道です。
 時おり、そのような子を、人間が見つけてしまいます。「親にはぐれてかわいそうだ」と思うのは、勘違いです。はぐれているのではありません。敵から隠しているのです。
 野山で、シカやカモシカの子を見つけても、「保護」しないで下さい。そっとしておけば、親が戻ってきます。彼らには、彼らなりの、生きる道があるのですね。


 過去の記事でも、野生動物の子育てに関するものがあります。よろしければ、以下の記事も御覧下さい。
 育児には父親も参加、オオゴキブリ(2007/06/15)
 鳥の雛【ひな】を拾わないで(2006/05/10)
 ザトウクジラはホエールウォッチングの人気者(2006/03/13)
などです。



図鑑↓↓↓↓↓には、ニホンジカ、ニホンカモシカ、ノウサギが掲載されています。
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2008年5月22日

タイリクショウジョウトンボ ではなく ベニトンボ

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タイリクショウジョウトンボだと同定しましたが、ベニトンボだよとDoboさんに教えて頂きました。ありがとうございます。 画像
和名:ベニトンボ
学名:Trithemis aurora
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沖縄県 沖縄市  【2008.04.26】


2008年5月21日

ヒスイカズラ

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 ヒスイカズラ 画像
和名:ヒスイカズラ
学名:Strongylodon macrobotrys

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沖縄県 沖縄市  【2008.04.26】


2008年5月20日

ナイルオオトカゲ

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 ナイルオオトカゲ 画像
和名:ナイルオオトカゲ
学名:Varanus niloticus
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神奈川県 金沢区  【2008.04.24】


2008年5月19日

生き別れの親類が再会? ヤマボウシとハナミズキ

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 花盛りの季節ですね。街路樹や庭木にも、花を付けているものが多いです。
 五月頃、花が咲く栽培植物の一種に、ハナミズキ(花水木)があります。北米大陸の原産です。花の観賞用に、日本に導入されました。
 ハナミズキには、たくさんの園芸品種があります。品種により、花の色が違います。白とピンクが多いですね。色が違っても、花の形は同じです。
 四枚の「花びら」が付く様子が、特徴的です。これらの「花びら」は、じつは、花弁ではありません。総苞【そうほう】と呼ばれる部分です。
 日本の山野に、ハナミズキにそっくりな花が、咲いていることがあります。それは、ヤマボウシという別種です。日本、中国、朝鮮半島などを、原産地とします。
 ヤマボウシの花も、四枚の総苞が、周囲を取り巻いています。花の色は、普通、白です。ヤマボウシも、街路樹や庭木として、栽培されることがあります。
 漢字では、ヤマボウシは、「山帽子」、または「山法師」と書かれます。どちらが正しいのかは、わかりません。動植物の名前の起源は、探るのが難しいです。
 ハナミズキとヤマボウシが似るのは、近縁だからです。どちらも、ミズキ科ヤマボウシ属に属します。ハナミズキは、当初、日本で、アメリカヤマボウシと呼ばれました。
 ヤマボウシは、ヤマボウシ属のうちで、唯一、日本に自生する種です。ヤマボウシ属には、他に七種ほどがあります。北アメリカ大陸に三種、アジア大陸に四種ほどが分布するといわれます。なぜ、遠く隔たった大陸同士に、近縁な種があるのでしょうか?
 それは、遠い昔(約一億年前まで)、北米大陸とアジア大陸が、つながっていたからです。その頃、ヤマボウシ属は、分布を広げたのでしょう。後に、二つの大陸は、海で隔てられました。両大陸の仲間は、泣き別れです。それぞれ、別の種に分化しました。
 けれども、ハナミズキとヤマボウシは、あまり違いませんね。おそらく、違う進化をする必要が、なかったのでしょう。いったん別れた親類が、ヒトによって、日本で再会することになりました。一億年を隔てて再会なんて、奇遇ですね。


 過去の記事でも、街路樹や庭木にされる植物を取り上げています。よろしければ、以下の記事も御覧下さい。
 節分にアセビ(馬酔木)?(2008/01/28)
 アジサイの果実はどこにある?(2007/06/22)
 シャラの木と沙羅双樹【さらそうじゅ】は、どう違う?(2007/02/16)
 街路樹は生きている化石、イチョウ(2005/11/21)
などです。



図鑑↓↓↓↓↓には、ヤマボウシもハナミズキも掲載されています。
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2008年5月18日

キダチロカイ

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 キダチロカイ 画像
和名:キダチロカイ
学名:Aloe arborescens
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沖縄県 沖縄市  【2008.04.26】


2008年5月17日

ホシワキアカトウヒチョウ 【愛鳥週間 5月10日~5月16日】

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 ホシワキアカトウヒチョウ 【Spotted Towhee】画像
和名:ホシワキアカトウヒチョウ
学名:Pipilo maculatus
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サウサリート マリンヘッドランズ  【2008.05.09】


イソヒヨドリ 【愛鳥週間 5月10日~5月16日】

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 イソヒヨドリ メス  画像
和名:イソヒヨドリ
学名:Monticola solitarius
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沖縄 沖縄市  【2008.04.26】



図鑑↓↓↓↓↓には、イソヒヨドリが掲載されています。
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2008年5月16日

ホシムクドリ 【愛鳥週間 5月10日~5月16日】




 ホシムクドリ 【European Starling】画像
和名:ホシムクドリ
学名:Sturnus vulgaris
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サウサリート マリンヘッドランズ  【2008.05.09】



図鑑↓↓↓↓↓には、ホシムクドリは、残念ながら載っていませんが、同じ仲間のムクドリ、コムクドリが掲載されています。
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ガーナの宝冠:西アフリカの希少な生き物たち




 今、横浜市が、アフリカに染まっています。第四回アフリカ開発会議が、横浜で開かれるからです。このブログも、便乗しますね(笑) アフリカの生物を、紹介しましょう。
 昨年(二〇〇七年)十二月に、西アフリカのガーナから、「多くの新種がいる」と発表されました。新種の発見場所は、アテワ自然保護区です。新種ばかりでは、ありません。これまで知られている種でも、希少なものの生息が、確認されました。
 例えば、カエルです。ラテン語の学名を、Conraua derooiという種がいます。日本語名は、ありません。アカガエル科ゴリアテガエル(ゴライアスガエル)属に属します。
 Conraua derooiは、「世界で最も絶滅に近いカエル」といわれます。今後、生き残る可能性があるのは、アテワに棲むものだけだ、と考えられています。
 鳥類では、モモグロサイチョウや、リベリアクロヒタキなどの生息が、確認されました。モモグロサイチョウは、サイチョウ科ナキサイチョウ属の鳥です。リベリアクロヒタキは、ヒタキ科クロヒタキ属に属します。どちらも、数が少ない種です。
 哺乳類では、霊長類(サルの仲間)で、絶滅に近い種が、確認されました。オリーブコロブスや、ラテン語の学名をColobus vellerosusという種(日本語名なし)などです。
 昆虫では、八種の新種が発見されました。すべて、キリギリスの仲間です。アテワでしか、生息が確認されていません。また、希少なチョウ(蝶)も、確認されました。ラテン語の学名を、Mylothris atewaという種です。日本語名は、ありません。シロチョウ科シロチョウ亜科に属します。モンシロチョウの類縁ですね。
 昆虫以外の節足動物でも、新種が発見されました。クモ綱【こう】クツコムシ目【もく】クツコムシ科の種です。クモとダニの中間のような姿をしています。ラテン語の学名を、Ricinoides atewaと名づけられたようです。
 魚類や植物でも、珍しい種が、確認されています。中でも、シダ植物のCyathea manniana(ラテン語の学名、日本語名はなし)は、興味深いです。この種は、ヘゴ科ヘゴ属に属します。木生シダといって、樹木になるシダです。Cyathea mannianaと似た種は、ブラジルとマダガスカルにしか、分布していないそうです。
 たった一つの自然保護区で、この様子です。アフリカ全体では、どれほどの生き物がいるのでしょう? この多様性を、保ち続けたいですね。


 西アフリカのガーナで発見/確認された生き物については、以下に載っています。
 ガーナの熱帯林で、キリギリスや節足動物など9種の新種、 希少な生物種を発見(コンサベーション・インターナショナル・ジャパン 2007/12/06)
 ガーナで、新種、希少種、絶滅危惧種【ぜつめつきぐしゅ】などを発見(コンサベーション・インターナショナル 2007/12/06) ※英語の解説です。
 新種動物をガーナで発見(OCCULuTION 2007/12/08) ※新種の節足動物(クツコムシ)などの写真が載っています。


 前記の、発見/確認された生き物の情報や、写真は、以下にもあります。
 最も絶滅に近いカエル、Conraua derooiの写真(Arkive) ※解説は英語です。
 アフリカ最大の蝶といわれるドルーリーオオアゲハの写真(ぷてろんワールド)
 シロチョウの一種Mylothris atewaの写真(ガーナの蝶たち) ※解説は英語です。

 クツコムシ目の解説(Wikipedia日本語版)

 シダ植物のCyathea mannianaの写真、全体像(metafro)
 シダ植物のCyathea mannianaの写真、ゼンマイ状の若葉(metafro)
 シダ植物のCyathea mannianaの写真、葉(metafro)

 横浜の、第四回アフリカ開発会議のサイト
 横浜の「アフリカ月間」の案内

オダマキの花の角【つの】は、何のため?

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 花盛りの季節ですね。外へ出てみましょう。いろいろな形の花がありますね。
 中でも、面白い形なのが、オダマキの仲間です。下向きに咲いて、上のほうに、つんと尖った部分が伸びています。まるで、角が生えているみたいです。
 オダマキの仲間は、なぜ、こんな形の花なのでしょうか? これは、昆虫に、花粉を運んでもらうための工夫です。
 オダマキの「角」は、専門的には、距【きょ】と呼ばれます。距の中に、花の蜜があります。そのため、昆虫が花を訪れると、距を目指します。蜜を食べたいからですね。
 ここが、オダマキの狙い目です。距を目指せば、昆虫は、花の奥へ進むことになります。そこは、狭いところです。押し付けられる花粉を、避けることができません。
 昆虫は、花粉まみれになります。こうして、効率よく、花粉を運んでもらえます。
 オダマキの花の形は、昆虫をうまく導くために、生まれました。けれども、それは、別の作用も、もたらしました。ヒトが、その形を面白がったのです。おかげで、オダマキの仲間は、観賞用に栽培されるようになりました。
 オダマキの仲間は、約七十種もあります。キンポウゲ科オダマキ属の植物が、まとめてオダマキと呼ばれます。それらを交配して、人間が、多くの園芸品種を作りました。
 もちろん、今でも、野に咲くオダマキもあります。日本のヤマオダマキなどです。
 オダマキという名は、漢字では苧環【おだまき】と書きます。苧【お】とは、アサ(麻)の古名です。環【たまき】とは、丸い玉のことですね。麻の糸を丸めて、玉にしたものが「苧環」です。独特の花の形を、「苧環」に見立てました。
 外国では、また別の、面白い名が付いています。例えば、英語では、オダマキをColumbine【コランバイン】といいます。これは、ラテン語から来た英語です。「ハトに似た」という意味があります。花の形から、ハト(鳩)の群れを連想したようです。
 距は、本来、昆虫のためのものでした。純粋に実用です。それが、ヒトによって、こんなに豊かな発想の元になるなんて、興味深いですね。


 過去の記事でも、昆虫をうまく導く植物を取り上げています。よろしければ、以下の記事も御覧下さい。
 ホタルブクロにはホタルが入るか?(2007/08/09)
 アジサイの果実はどこにある?(2007/06/22)
 植物も性転換する? マムシグサ(2007/06/01)
などです。



図鑑↓↓↓↓↓には、オダマキ属の一種、ヤマオダマキが掲載されています。
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2008年5月15日

サンショクツバメ 【愛鳥週間 5月10日~5月16日】

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 サンショクツバメ 【Cliff Swallow】画像
和名:サンショクツバメ
学名:Hirundo pyrrhonota
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サウサリート マリンヘッドランズ  【2008.05.09】



図鑑↓↓↓↓↓には、サンショクツバメは、残念ながら載っていませんが、同じ仲間のツバメ、コシアカツバメが掲載されています。
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2008年5月14日

ユキサギ 【愛鳥週間 5月10日~5月16日】




 ユキサギ 【Snowy Egret】画像
和名:ユキサギ
学名:Egretta thula
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サウサリート マリンヘッドランズ  【2008.05.09】



図鑑↓↓↓↓↓には、ユキサギは、残念ながら載っていませんが、同じ仲間のコサギやダイサギなどが掲載されています。
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バン 【愛鳥週間 5月10日~5月16日】

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 バン  画像
和名:バン
学名:Gallinula chloropus
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沖縄 沖縄市  【2008.04.26】



図鑑↓↓↓↓↓には、バンが掲載されています。
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2008年5月13日

カンムリウズラ 【愛鳥週間 5月10日~5月16日】




 カンムリウズラ 【California Quail 】画像
和名:カンムリウズラ
学名:Callipepla californica
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オス

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メス


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サウサリート マリンヘッドランズ  【2008.05.09】



イソヒヨドリ 【愛鳥週間 5月10日~5月16日】

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 イソヒヨドリ オス  画像
和名:イソヒヨドリ
学名:Monticola solitarius
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沖縄 うるま市  【2008.04.26】



図鑑↓↓↓↓↓には、イソヒヨドリが掲載されています。
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2008年5月12日

オウゴンヒワ 【愛鳥週間 5月10日~5月16日】

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 オウゴンヒワ 【American Goldfinch】 画像
和名:オウゴンヒワ
学名:Carduelis tristis
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サウサリート マリンヘッドランズ  【2008.05.09】



図鑑↓↓↓↓↓には、オウゴンヒワは、残念ながら載っていませんが、同じ仲間のカワラヒワ、マヒワが掲載されています。
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米国で、コウモリが、謎の大量死




 心配なニュースが届きました。北米大陸の北東部からです。「コウモリが大量に死んでいる」というのです。死因は、まだ不明です。
 死んだコウモリの一部には、鼻に、白いカビが生えているそうです。何らかの感染症だと考えられています。
 けれども、この感染症が、大量死の「原因」なのかどうかは、わかりません。別の原因で弱ったところに、感染症にかかったのかも知れないからです。
 このコウモリの集団死は、とりあえず、「白い鼻症候群」と呼ばれています。
 「コウモリが死ぬのは、そんなに騒ぐようなことなのか?」と、思う方がいるでしょう。どんな生き物でも、自然界では、何かの役割を果たしています。特定の生き物が、突然、大量に死んだら、影響が出ないはずはありません。
 多くのコウモリは、昆虫食です。一晩のうちに、驚くほど大量の昆虫を食べます。「夏の間なら、一夜に、三千匹もの昆虫を食べる」という報告があります。食べられる中には、カ(蚊)・ハエ(蝿)・ガ(蛾)など、人間の害虫とされるものも、多く含まれます。
 コウモリたちは、優秀な害虫退治屋さんなのですね。彼らがいなくなったら、その分、膨大な害虫が、発生するでしょう。想像するだけで、恐ろしいですね。
 今のところ、ホオヒゲコウモリ属の四種――インディアナホオヒゲコウモリ、トビイロホオヒゲコウモリ、ヒメコアシホオヒゲコウモリ、ラテン語の学名Myotis septentrionalis(日本語名がありません)――や、アメリカトウブアブラコウモリなどの種で、集団死が確認されています。
 インディアナホオヒゲコウモリや、ヒメコアシホオヒゲコウモリは、数が少ない種です。今回の集団死のため、絶滅するのではないかと、案じられます。
 日本では、このような集団死は、報告されていません。でも、いつ、日本でも起こるか、わかりませんね。もし、野外で死んだコウモリを見つけたら、触らないで下さい。現場をそのままにして、保健所などに連絡するのが、良いそうです。


 コウモリ集団死のニュースは、以下にあります。
 カビだらけになりコウモリ衰弱死、米北東部で奇病広がる(読売新聞 2008/05/10)
 白い鼻症候群の謎:何かがコウモリを殺している(米国魚類野生生物局 2008/05/09)※英語の解説です


 過去の記事でも、コウモリを取り上げています。よろしければ、以下の記事も御覧下さい。
 コウモリと共存しよう、引越し大作戦(2008/04/28)
 虚々実々の駆け引き、ガ(蛾)対コウモリ(2007/07/13)
 不細工なんて言わないで、キクガシラコウモリ(菊頭蝙蝠)(2007/06/25)
 人間の役に立つコウモリ(2006/08/18)
などです。



図鑑↓↓↓↓↓には、ホオヒゲコウモリ属のクロホオヒゲコウモリ、ノレンコウモリ、モモジロコウモリなど、十六種のコウモリが掲載されています。
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ダイサギ 【愛鳥週間 5月10日~5月16日】

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 ダイサギ  画像
和名:ダイサギ
学名:Egretta alba
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沖縄 沖縄市  【2008.04.26】



図鑑↓↓↓↓↓には、ダイサギが掲載されています。
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2008年5月11日

カイツブリ 【愛鳥週間 5月10日~5月16日】

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 カイツブリ 幼鳥 画像
和名:カイツブリ
学名:Tachybaptus ruficollis
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沖縄 沖縄市  【2008.04.26】



図鑑↓↓↓↓↓には、カイツブリが掲載されています。
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2008年5月10日

バン 【愛鳥週間 5月10日~5月16日】

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 バン 幼鳥 画像
和名:バン
学名:Gallinula chloropus
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沖縄 うるま市  【2002.07.19】



図鑑↓↓↓↓↓には、バンが掲載されています。
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鳥の心、人知らず――鳥の繁殖を守ろう【愛鳥週間】

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 日本には、愛鳥週間という行事があります。五月十日から十六日ですね。野鳥を保護し、自然に親しむ週間とされています。とても良い行事ですね。
 この趣旨が徹底したためでしょうか。近年では、やたらに野鳥を捕ったりする人は、減りました。けれども、自分で気づかないうちに、野鳥をいじめてしまう人がいます。
 例えば、釣り人です。釣りは、自然に親しめる遊びの一つです。が、やり方を間違えると、自然を荒らしてしまいます。
 釣り糸や釣り針などを、野外に捨てないことは、当然ですね。それらの釣り道具に、からまってしまう動物がいるからです。特に、水鳥が、そうなりやすいです。
 他にも、深刻な問題があります。釣り人が、繁殖期の鳥のなわばりに入ることです。
 釣り人は、自然の中に入ってゆきますね。その時、繁殖期の鳥のなわばりに、侵入してしまうのです。
 繁殖期の鳥は、たいへん神経質です。普段は臆病な鳥でも、大きな動物に向かって、威嚇【いかく】したりします。子どもを守るために、そうなるのですね。
 釣りの時、よくあるのが、ミサゴのなわばりを侵してしまう例です。ミサゴは、水辺に棲む鳥だからです。ワシやタカなどの、猛禽【もうきん】の一種です。
 ミサゴは、魚を主食にします。雛【ひな】も、魚を食べます。そのため、親は、水辺に巣を作ります。なわばりが、釣り人が行く場所と、重なるわけですね。
 巣の近くで、釣竿【つりざお】を振り回されたら、ミサゴは、たまったものではありません。必死で、威嚇します。しかし、それに気づかない釣り人が多いです。「なんだか大きい鳥がいるなあ」とか、「鳥の鳴き声がするなあ」くらいしか、感じないのでしょう。
 釣り人の皆さんへ、お願いです。白と茶色の大きな鳥が、周囲でしきりに鳴いていたら、それは、ミサゴの抗議だと思って下さい。できれば、釣り場所を変えて下さい。
 人の趣味を、邪魔するつもりはありません。でも、ミサゴにとっては、生きる権利に関わります。釣り人の皆さんに、ぜひ、考えて欲しい問題です。


 過去の記事でも、愛鳥週間や、鳥の保護に関することを取り上げています。よろしければ、以下の記事も御覧下さい。
 クロツラヘラサギとアホウドリ、未来へ羽ばたく(2008/02/21)
 保護されたクロツラヘラサギは、どうなった?(2008/01/17)
 鳥の餌台や巣箱は、いつ設置するのがいい?(2007/05/07)
 鳥の雛【ひな】を拾わないで(2006/05/10)
などです。



図鑑↓↓↓↓↓には、ミサゴが掲載されています。
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2008年5月 9日

可憐な少女が鬼母に? ジガバチ

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 二〇〇八年は、五月十一日が、母の日ですね。これにちなんで、子育てをする生き物を、紹介しましょう。母親が、子育てをする生き物です。
 生き物の世界では、子の世話をするものは、とても少ないです。特に、昆虫などの無脊椎動物では、卵を産みっぱなしなのが、普通です。ヒトが、例外的なのですね。
 まれに、子育てをする無脊椎動物がいます。例えば、ジガバチは、子育てをする昆虫です。名のとおり、ハチ(蜂)の仲間です。アナバチ科に属します。
 ジガバチの母親は、子が産まれる前に、準備をします。
 雌(メス)のジガバチは、まず、地面に巣穴を掘ります。その中に、食べ物を入れ、卵を産みます。巣穴をふさぐと、母親ジガバチは、飛び去ってしまいます。
 幼虫は、巣穴の中で、安全です。食べ物にも、困りません。そうして、成虫になるまで、育ちます。親子の対面はなくても、立派な子育てですね。
 ジガバチには、いくつかの種が含まれます。どの種でも、成虫は植物食です。花の蜜や花粉を食べます。ところが、幼虫は動物食です。ガ(蛾)の幼虫を食べます。
 ジガバチの母親は、幼虫のため、自分が食べない物を、捕ってきます。いつもはおとなしいのに、この時ばかりは、狩りをします。ガの幼虫が、狩られます。
 ガの幼虫は、ジガバチの母親に、殺されるのではありません。麻酔をかけられたのと、同じ状態になります。ジガバチは、そういう毒を持つのですね。毒は、ガの幼虫に、針で注入されます。ガの幼虫は、眠ったまま、ジガバチの幼虫に食べられます。
 このように書くと、ジガバチの母親は、鬼母のようですね。けれども、これは、自然の摂理です。私たちヒトも、他の動物を食べますよね。同じことでしょう。
 ジガバチの仲間は、極端に、腰が細いのが特徴です。その特徴は、古代人にも知られていました。万葉集に、ジガバチの古名「すがる」が登場します。「すがる少女【おとめ】」といえば、「腰細【こしぼそ】の美少女」という意味の、褒め言葉でした。
 可憐な少女でも、強い母親になるのは、生物界共通のようですね。


 過去の記事にも、母の日にちなんだものや、子育てをする昆虫の話があります。よろしければ、以下の記事も御覧下さい。
 ハサミムシの鋏【はさみ】は何のため?(2007/05/18)
 クモにも母性愛がある? カバキコマチグモ(2007/05/09)
 子どもの揺籠【ゆりかご】を作る虫、オトシブミ(2006/06/12)
などです。



図鑑↓↓↓↓↓には、サトジガバチや同じアナバチ科のクロアナバチが掲載されています。
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2008年5月 8日

マダラスキアシヒメ

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 マダラスキアシヒメ 画像
和名:マダラスキアシヒメ【マダラスキアシヒメガエル】
学名:Scaphiophryne marmorata
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神奈川県 金沢区  【2008.04.24】



2008年5月 7日

カーペットカメレオン

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 カーペットカメレオン 画像
和名:カーペットカメレオン
学名:Furcifer lateralis
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神奈川県 金沢区  【2008.04.24】


2008年5月 6日

キンイロアデガエル

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 キンイロアデガエル 画像
和名:キンイロアデガエル【マダカスカルキンイロアデガエル】
学名:Mantella aurantiaca
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神奈川県 金沢区  【2008.04.24】



2008年5月 5日

柏餅【かしわもち】は、なぜカシワで作られる?

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 今日は端午【たんご】の節句ですね。このような伝統行事には、独特の食べ物が、付きものです。端午の節句では、柏餅が有名ですね。
 柏餅は、カシワの葉に包まれています。なぜ、カシワの葉なのでしょうか? 理由は、いくつかあると考えられています。
 一つには、「カシワの葉が大きいから」です。
 古代、陶器などの器が発達する前は、植物の葉を、食器にしていました。カシワの大きな葉は、重宝されたでしょう。物を載せたり、包んだりしやすいですからね。柏餅には、古来の食器の伝統が、息づいています。
 そもそも、「カシワ」という名が、「食物」に関わる名です。語源には、諸説があります。「炊葉【かしきは】=飯を炊【かし】ぎ盛る葉」説、「食敷葉【けしきは】=食物の下に敷く葉」説などです。カシワは、食器に使われる葉の代表でした。
 もう一つの理由は、カシワが、おめでたい木だとされたからです。
 カシワは、落葉樹です。秋になると、葉が枯れます。けれども、枯れ葉は落ちません。冬中、木に付いたままです。翌年の春、若芽が出る頃になって、落ちます。ユズリハと同じですね。「古い葉が、新しい葉を見守って、譲る」ように見えます。これが、縁起が良いとされます。節句に使うのですから、「縁起の良いものを」ということでしょう。
 漢字では、カシワは「柏」と書きますね。ところが、中国で「柏」と書くと、別の種を指します。日本語で、コノテガシワという樹木のことです。
 コノテガシワとカシワとは、遠縁です。コノテガシワはヒノキ科で、カシワはブナ科です。外見も、似ていません。おそらく、文献だけ読んだ人が、取り違えたのでしょう。
 カシワは、コノテガシワより、コナラやミズナラに近縁です。コナラやミズナラとは、外見も似ています。みな、大きくて、縁【ふち】がぎざぎざした葉を持ちます。野生でも、コナラやミズナラと、カシワとの雑種ができることがあります。
 せっかくのおめでたい葉です。柏餅の葉の香りを、じっくり楽しみましょう。


 過去の記事でも、端午の節句にかかわる生き物を取り上げています。また、カシワと同じく古い葉が残るユズリハも、取り上げています。よろしければ、以下の記事も御覧下さい。
 五月五日は、あやめの節句?(2007/04/30)
 端午の節句に欠かせない菖蒲(ショウブ)(2006/04/21)
 新年の神さまはユズリハに乗ってくる?(2007/01/05)
などです。



図鑑↓↓↓↓↓には、カシワ、コノテガシワ、カシワに近縁なコナラやミズナラが掲載されています。
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2008年5月 4日

パンサーカメレオン

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 パンサーカメレオン 画像
和名:パンサーカメレオン
学名:Furcifer pardalis
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神奈川県 金沢区  【2008.04.24】


2008年5月 3日

ブラジルで、14もの新種を発見

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 またもや、新種発見のニュースです。今度の舞台は、南米のブラジルです。なんと、一挙に、十四種が発見されました。
 種の内訳は、魚類が八種、両生類が一種、爬虫類が三種、鳥類が一種、哺乳類が一種です。うち、いくつかの種を、紹介しましょう。
 爬虫類三種のうちの一種は、脚【あし】がないトカゲです。ピグミーテグー科バキア【Bachia】属の一種、と考えられています。この仲間は、日本には分布しません。
 「脚がないトカゲとは、ヘビ(蛇)ではないのか?」と思う方がいるでしょう。トカゲとヘビの違いは、脚の有無だけではありません。他に、いくつもの違いがあります。
 大きな差の一つは、トカゲには、瞼【まぶた】があることです。ヘビには、瞼がありません。ですから、ヘビは、まばたきをしません。
 今回の新種「脚がないトカゲ」にも、瞼があります。バキア属の特徴として、透明な瞼を持つはずです。このため、バキア属のトカゲは、目を閉じても、見ることができます。
 鳥類の新種は、とても小さなキツツキです。キツツキ科ヒメキツツキ属の一種、とされています。ヒメキツツキの仲間も、日本には分布しません。
 両生類の新種は、一見、ヒキガエルに似ています。英語名を、「角のあるヒキガエルhorned toad」というほどです。けれども、ヒキガエル科ではありません。ユビナガガエル科ツノガエルモドキ属の一種、とされます。ツノガエルモドキも、日本には、分布しません。
 これらの種が発見されたのは、ブラジルのセラードと呼ばれる地域です。ここは、自然の宝庫です。前記の新種以外にも、たくさんの貴重な種がいます。
 例えば、鳥類のスミレコンゴウインコや、クロアイサや、マメシギダチョウ、および、哺乳類のアメリカヌマジカや、ミツオビアルマジロなどです。みな、絶滅の危機にある種です。彼らにとって、セラードは、最後の楽園かも知れません。
 残念ながら、この楽園が、おびやかされています。人間による開発が、進んでいるからです。何とか、この野生の王国を、残したいですね。


 ブラジルの新種のニュースは、以下に載っています。
 ブラジルの草原で、「脚がないトカゲ」などの新種が発見される(コンサベーション・インターナショナル 2008/04/29) ※英語の解説です。
 ブラジルの草原で発見された新種たちの写真(コンサベーション・インターナショナル、2008/04/29) ※英語ですが、写真集ですので、観るだけで楽しめます。


 過去の記事でも、新種の発見を取り上げています。よろしければ、以下の記事も御覧下さい。
 両生類は、肺がなくても生きられる?(2008/05/01)
 タンザニアで、新種の哺乳類を発見!(2008/04/16)
 再発見! オキナワトゲネズミ(2008/03/07)
 インドネシアのパプアで、新種の哺乳類を発見(2007/12/19)
 霊長類【れいちょうるい】が絶滅の危機に?(2007/11/01)
 ベトナムで、新種の発見ラッシュ(2007/09/27)
 新種のクシクラゲ? 発見(2007/6/13)
などです。


2008年5月 2日

安物から高級食材へ、アカガイ(赤貝)

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 大型連休の季節です。気候がちょうど良いので、出かけたくなりますね。
 この季節のレジャーとして、潮干狩りはうってつけです。遊んだ後に、御馳走【ごちそう】まで手に入ります。二〇〇八年は、連休の後半、五月五日ころが、潮干狩りに適しています。五月五日が新月で、大潮だからです。
 潮干狩りの獲物といえば、アサリかハマグリですね。けれども、干潟【ひがた】には、他にも、たくさんの生き物がいます。思いがけないものが、捕れることもあります。
 私は、潮干狩りで、アカガイを捕ったことがあります。名のとおり、身が赤い二枚貝です。殻【から】に、くっきりした筋の模様が刻まれています。
 今でこそ、アカガイは、高級食材として知られます。しかし、昔から、そうだったわけではありません。高度成長期の前までは、東京湾周辺で、アカガイは「庶民の食べ物」だったそうです。安かったからです。それだけ、大量に捕れたのですね。
 地方によっては、昔は、アカガイを食べなかったといいます。私は、神奈川県で、そういう話を聞きました。結構いたのに、食べなかったそうです。その理由は、「身が赤いのが血のように見えて、気持ち悪いから」だと聞きました。
 今では、日本のどこでも、アカガイは、高級食材でしょう。情報伝達が行き届いたことと、大量に捕れなくなったことで、そうなりました。
 アカガイは、内湾の、泥底に好んで棲みます。そのような海の底には、酸素が少ないです。他の貝では、呼吸ができず、死に絶えるような環境でも、アカガイは生きられます。
 なのに、アカガイが減ったのは、どういうわけでしょうか?
 「内湾が埋め立てられやすい」ことが、理由の一つでしょう。海ごと埋められたら、貝が棲むどころではありませんね。もう一つの理由としては、「アカガイでも棲めないほど、海底の酸素が減った」ことが考えられます。
 内湾の環境は、人間の影響を受けやすいです。アカガイの減少に、人間の影響がないとは言えません。彼らが棲める環境を、取り戻したいですね。


 過去の記事でも、潮干狩りで会える生き物を紹介しています。よろしければ、以下の記事も御覧下さい。
 貝と付いても貝じゃない? モミジガイ(2007/04/27)
 潮干狩りの主役、アサリ(2006/04/27)
 潮干狩りの悪役、ツメタガイ(2006/04/17)
などです。



図鑑↓↓↓↓↓には、アカガイ、潮干狩りで捕れるアサリやハマグリが掲載されています。
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2008年5月 1日

春の花 【その4】




 ハナミズキ 画像
和名:ハナミズキ
学名:Cornus florida L.
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東京 世田谷  【2008.04.21】



図鑑↓↓↓↓↓には、ハナミズキが掲載されています。
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両生類は、肺がなくても生きられる?

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 先日、インドネシアのボルネオ島(カリマンタン島)で、新種のカエルが発見されたというニュースがありましたね。なんと、「肺がないカエル」です。このカエルは、どうやって、呼吸するのでしょうか?
 じつは、普通のカエルも、「肺だけ」で呼吸するわけではありません。皮膚でも呼吸します。しかも、皮膚呼吸の割合が、かなり高いです。どのくらいの割合かは、種によって違います。「肺呼吸より、皮膚呼吸のほうが主」という種もいます。
 カエルは、もともと、皮膚呼吸が盛んなのですね。今回、発見された新種は、その延長線上にいます。何らかの理由で、肺を捨てたほうが、有利になったのでしょう。すべての呼吸を、皮膚へと、集中させたわけです。
 皮膚呼吸が盛んなのは、カエルだけではありません。すべての両生類が、皮膚呼吸をします。両生類は、皮膚呼吸に頼る割合が、高いです。
 カエル以外の両生類では、成体でも、「肺がない」種が、なん種もいます。サンショウウオや、イモリの仲間に多いですね。両生類の中の、有尾目【ゆうびもく】というグループです。カエルは、無尾目【むびもく】というグループに属します。
 例えば、有尾目の中に、ムハイサラマンダー科というグループがあります。ムハイサラマンダーの「ムハイ」とは、「無肺」です。このグループの両生類には、肺がありません。成体は、皮膚呼吸だけで、生きています。
 ムハイサラマンダー科の種は、日本には分布しません。けれども、日本にも、「肺がない」両生類がいます。ハコネサンショウウオという種です。
 ハコネサンショウウオは、有尾目のサンショウウオ科に属します。ムハイサラマンダー科以外でも、肺がない種がいるのですね。一部では、「肺のない両生類」が、たいへん珍しいように報道されています。が、本当は、そうでもありません。
 カエル(無尾目)で「肺がない種」が見つかったのは、今回が初めてです。でも、他にもいるかも知れません。見つかっていないだけで、いるのではないか、と思います。


 新たに発見された「肺のないカエル」のニュースは、以下に載っています。
 インドネシアで発見の「肺のないカエル」、進化論に新たな光(AFPBBニュース 2008/04/11)
 ボルネオのジャングルで肺のない成体のカエルが発見(Technobahn 2008/04/08)


 過去の記事でも、「肺がない種」など、さまざまな両生類について、取り上げています。よろしければ、以下の記事も御覧下さい。
 ボルネオ島に肺【はい】のないカエルが発見される?!(2008/04/10)
 2008カエル年【amphibian ark 2008/YEAR OF THE FROG】(2008/02/29)
 真冬が恋の季節? サンショウウオ(2007/12/07))
 カエル・ツボカビ症のその後(2007/12/03)
 陸に棲むのに肺がないハコネサンショウウオ(2005/10/10)
などです。



図鑑↓↓↓↓↓には、肺のないハコネサンショウウオなど、多くの両生類が掲載されています。
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インターネット生物図鑑-zukan.net-
http://www.zukan.net
ぜひご利用下さい。