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2008年5月 2日

安物から高級食材へ、アカガイ(赤貝)

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 大型連休の季節です。気候がちょうど良いので、出かけたくなりますね。
 この季節のレジャーとして、潮干狩りはうってつけです。遊んだ後に、御馳走【ごちそう】まで手に入ります。二〇〇八年は、連休の後半、五月五日ころが、潮干狩りに適しています。五月五日が新月で、大潮だからです。
 潮干狩りの獲物といえば、アサリかハマグリですね。けれども、干潟【ひがた】には、他にも、たくさんの生き物がいます。思いがけないものが、捕れることもあります。
 私は、潮干狩りで、アカガイを捕ったことがあります。名のとおり、身が赤い二枚貝です。殻【から】に、くっきりした筋の模様が刻まれています。
 今でこそ、アカガイは、高級食材として知られます。しかし、昔から、そうだったわけではありません。高度成長期の前までは、東京湾周辺で、アカガイは「庶民の食べ物」だったそうです。安かったからです。それだけ、大量に捕れたのですね。
 地方によっては、昔は、アカガイを食べなかったといいます。私は、神奈川県で、そういう話を聞きました。結構いたのに、食べなかったそうです。その理由は、「身が赤いのが血のように見えて、気持ち悪いから」だと聞きました。
 今では、日本のどこでも、アカガイは、高級食材でしょう。情報伝達が行き届いたことと、大量に捕れなくなったことで、そうなりました。
 アカガイは、内湾の、泥底に好んで棲みます。そのような海の底には、酸素が少ないです。他の貝では、呼吸ができず、死に絶えるような環境でも、アカガイは生きられます。
 なのに、アカガイが減ったのは、どういうわけでしょうか?
 「内湾が埋め立てられやすい」ことが、理由の一つでしょう。海ごと埋められたら、貝が棲むどころではありませんね。もう一つの理由としては、「アカガイでも棲めないほど、海底の酸素が減った」ことが考えられます。
 内湾の環境は、人間の影響を受けやすいです。アカガイの減少に、人間の影響がないとは言えません。彼らが棲める環境を、取り戻したいですね。


 過去の記事でも、潮干狩りで会える生き物を紹介しています。よろしければ、以下の記事も御覧下さい。
 貝と付いても貝じゃない? モミジガイ(2007/04/27)
 潮干狩りの主役、アサリ(2006/04/27)
 潮干狩りの悪役、ツメタガイ(2006/04/17)
などです。



図鑑↓↓↓↓↓には、アカガイ、潮干狩りで捕れるアサリやハマグリが掲載されています。
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