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2008年5月10日

鳥の心、人知らず――鳥の繁殖を守ろう【愛鳥週間】

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 日本には、愛鳥週間という行事があります。五月十日から十六日ですね。野鳥を保護し、自然に親しむ週間とされています。とても良い行事ですね。
 この趣旨が徹底したためでしょうか。近年では、やたらに野鳥を捕ったりする人は、減りました。けれども、自分で気づかないうちに、野鳥をいじめてしまう人がいます。
 例えば、釣り人です。釣りは、自然に親しめる遊びの一つです。が、やり方を間違えると、自然を荒らしてしまいます。
 釣り糸や釣り針などを、野外に捨てないことは、当然ですね。それらの釣り道具に、からまってしまう動物がいるからです。特に、水鳥が、そうなりやすいです。
 他にも、深刻な問題があります。釣り人が、繁殖期の鳥のなわばりに入ることです。
 釣り人は、自然の中に入ってゆきますね。その時、繁殖期の鳥のなわばりに、侵入してしまうのです。
 繁殖期の鳥は、たいへん神経質です。普段は臆病な鳥でも、大きな動物に向かって、威嚇【いかく】したりします。子どもを守るために、そうなるのですね。
 釣りの時、よくあるのが、ミサゴのなわばりを侵してしまう例です。ミサゴは、水辺に棲む鳥だからです。ワシやタカなどの、猛禽【もうきん】の一種です。
 ミサゴは、魚を主食にします。雛【ひな】も、魚を食べます。そのため、親は、水辺に巣を作ります。なわばりが、釣り人が行く場所と、重なるわけですね。
 巣の近くで、釣竿【つりざお】を振り回されたら、ミサゴは、たまったものではありません。必死で、威嚇します。しかし、それに気づかない釣り人が多いです。「なんだか大きい鳥がいるなあ」とか、「鳥の鳴き声がするなあ」くらいしか、感じないのでしょう。
 釣り人の皆さんへ、お願いです。白と茶色の大きな鳥が、周囲でしきりに鳴いていたら、それは、ミサゴの抗議だと思って下さい。できれば、釣り場所を変えて下さい。
 人の趣味を、邪魔するつもりはありません。でも、ミサゴにとっては、生きる権利に関わります。釣り人の皆さんに、ぜひ、考えて欲しい問題です。


 過去の記事でも、愛鳥週間や、鳥の保護に関することを取り上げています。よろしければ、以下の記事も御覧下さい。
 クロツラヘラサギとアホウドリ、未来へ羽ばたく(2008/02/21)
 保護されたクロツラヘラサギは、どうなった?(2008/01/17)
 鳥の餌台や巣箱は、いつ設置するのがいい?(2007/05/07)
 鳥の雛【ひな】を拾わないで(2006/05/10)
などです。



図鑑↓↓↓↓↓には、ミサゴが掲載されています。
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