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2008年5月23日

ばら色の人生になりそう? 薔薇空間【ばらくうかん】




 お出かけに良い季節ですね。でも、今年は、どうも雨が多いです。今回は、雨でも平気なお出かけ先を紹介しましょう。それは、美術館です。バラの展覧会です。
 東京の渋谷にあるBunkamuraザ・ミュージアムで、「薔薇空間」展を、開催中です。
 「薔薇空間」展には、バラの絵画が、展示されています。植物画(ボタニカル・アート)と呼ばれるものですね。主に、ピエール=ジョゼフ・ルドゥーテという人の作品です。
 ルドゥーテは、十八世紀から十九世紀に生きた画家です。主な活躍の舞台は、フランスです。彼は、「バラのラファエロ」と呼ばれました。ルネサンスの巨匠ラファエロに譬えられるほど、バラを描くのが、巧みでした。まるで、絵に「バラの魂」が宿るようです。
 彼の作品は、まさに、科学と芸術の融合です。植物学的に正確であることと、芸術的な美しさが、同居しています。科学と芸術とは、対立するものでは、ありません。
 ルドゥーテの生きた時代は、バラの品種改良が、進んだ時代でした。彼のおかげで、今なお、古いバラの姿を、見ることができます。現在のようなバラになるまでに、試行錯誤があったことが、わかります。現在とは、違う名で呼ばれる品種が、多いです。
 例えば、現在、ロサ・キネンシスRosa chinensisと呼ばれるバラがあります。中国産のバラです。ルドゥーテの時代には、このバラは、ロサ・インディカRosa Indica(インドのバラ)と呼ばれました。このバラが、インド経由で、ヨーロッパへ輸入されたからです。
 また、現在、ロサ・フォエティダRosa foetidaと呼ばれるバラがあります。明るい黄色のバラです。ルドゥーテの時代、このバラは、ロサ・エグランテリアRosa Eglanteriaと呼ばれました。ロサ・フォエティダは、ロサ・フェティダとも呼ばれます。
 「薔薇空間」展の会場では、バラの香りも、楽しめます。四種のバラの香りが、会場に流されています。同じバラでも、香りが違うのですね。比べるのが、面白いです。
 目に美しく、鼻に心地よい展覧会です。日常の合間に、優雅な気分にひたって下さい。
 お出かけの際には、ぜひ、バラ模様の服や、装身具を付けてゆきましょう。バラ模様の物を付けてゆくと、入館料が百円引きになります。


 「薔薇空間」展は、以下のサイトに、詳しく紹介されています。
 「薔薇空間」展公式ページ 
 会場のBunkamura(文化村)ザ・ミュージアムのページ


 過去の記事でも、バラやユリなど、園芸植物を取り上げています。また、現在、開催中の、面白い展覧会も取り上げています。よろしければ、以下の記事も御覧下さい。
 サクラソウとプリムラは、同じ? 違う?(2008/04/07)
 聖母マリアと白百合【しらゆり】の関係(2006/05/18)
 すべてのバラ(薔薇)は雑種?(2006/05/02)


 東京にエイリアン襲来? 科学館でエイリアン展(2008/04/15) ※6/16(月)まで 
 生物学を楽しく学べる? ダーウィン展(2008/03/20) ※東京会場は6/22(日)まで
 「ファーブルにまなぶ」、虫の声の聴き方?(2007/10/11) ※現在の会場は、滋賀県立琵琶湖博物館
などです。



図鑑↓↓↓↓↓には、日本在来のバラであるノイバラとハマナスが掲載されています。
ban_zukan.net.jpg
インターネット生物図鑑-zukan.net-
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ぜひご利用下さい。


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