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2008年6月 9日

ドクダミは、なぜ臭【くさ】い?

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 梅雨の季節になると、ドクダミの花が、咲き始めますね。日本では、ほとんどの人が、ドクダミを知っています。それは、あの臭【くさ】さのせいでしょう。
 ドクダミは、なぜ、あんなに臭いのでしょうか? じつは、あの臭さには、抗カビと、抗細菌の作用があります。カビや細菌の増殖を、抑える作用です。
 臭さの主な成分は、デカノイルアセトアルデヒドという物質です。ややこしい名前ですね。アセトアルデヒドという名に、聞き覚えがある方もいるでしょう。アセトアルデヒドは、二日酔いの原因になる物質です。「デカノイル~」は、それと似た物質です。
 デカノイルアセトアルデヒドに、抗カビと、抗細菌の作用があるのですね。おかげで、ドクダミは、カビや細菌が原因の病気に、かかりにくいです。植物も、カビや細菌によって、病気になります。
 昔から、日本では、ドクダミを、民間薬に使ってきました。これには、根拠があるわけです。ドクダミは、自分の病気を防ぐために、抗カビ・抗細菌の物質を、含むようになりました。それを、人間が利用したのですね。
 日本では、ドクダミの匂いを、嫌う人が多いです。けれども、外国では、そうでもないようです。欧米では、観賞用に、わざわざ植えられることがあります。
 確かに、あの白い花は、かわいいですね。ハート型の葉も、なかなかのものです。欧米では、ドクダミの園芸品種まで作られています。花が八重の品種や、葉が斑入【ふい】りの品種があります。
 日本でドクダミが嫌われるのは、匂いのせいばかりではありません。日陰に生える様子が、陰気だと言う人がいます。どんどん増えるのが、邪魔だと言う人もいます。ドクダミは、結実しなくても、地下茎を伸ばして増えるからです。
 ところが、欧米では、これらの性質が、逆に好まれるようです。日当たりの悪い庭でも、手間をかけずに、緑で覆えるためです。
 欠点は、利点にもなるのですね。ものごとの好悪は、簡単に決められないものです。


 過去の記事でも、薬になる植物を取り上げています。よろしければ、以下の記事も御覧下さい。
 三月三日は草餅【くさもち】の節句?(2007/03/02)
 エイズの薬になる? アフリカの植物たち(2006/12/30)
 ハンゲとハンゲショウの関係(2006/07/01)
 毒にも薬にもなるオトギリソウ(2006/06/02)
などです。



図鑑↓↓↓↓↓には、ドクダミが掲載されています。
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