2008年6月23日
食中毒に注意、バラフエダイ
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食中毒の季節ですね。生き物には、毒を持つものも多いですから、中毒は付きものです。今回は、「食中毒を防ぐ方法」の一端を、伝えますね。
バラフエダイという魚がいます。主に、サンゴ礁の海に棲みます。日本近海では、南日本以南に分布します。全長1mに達する、大型の魚です。
この魚は、釣り人に人気があります。大型で、引きが強いので、面白いのでしょう。
ところが、食用にされることは、少ないです。「当たる」ことが多いからです。
同じバラフエダイを食べても、当たることと、当たらないことがあります。地域によっては、普通に、バラフエダイを食べます。いっぽう、「中毒する」と恐れられて、食べられない地域もあります。なぜ、こんな違いがあるのでしょう?
バラフエダイは、毒を持つ時と、持たない時があるのです。このようになる理由は、バラフエダイの毒が、「シガテラ毒」だからです。
シガテラ毒とは、熱帯の海産物に、よくある毒です。バラフエダイ以外にも、たくさんの海生生物が、シガテラ毒を持ちます。この毒を持つのは、魚に限りません。
最初に、シガテラ毒を作るのは、海のプランクトンです。渦鞭毛藻【うずべんもうそう】と呼ばれる生き物です。暖かい海に多いです。小さすぎるため、肉眼では見えません。
生き物が、有毒の渦鞭毛藻を食べると、体に毒がたまります。その生き物が、別の生き物に食べられると、食べた生き物に、毒が移行します。
こうして、海の生き物に、どんどん、シガテラ毒が広まります。ある海域に、有毒の渦鞭毛藻が発生すれば、その海域の生き物は、みな、毒化する可能性があります。同じ種の生き物でも、有毒の渦鞭毛藻がいなければ、シガテラ毒は、現われません。
バラフエダイは、シガテラ毒を、体にためやすいのですね。その理由は、バラフエダイが、強い肉食の魚だからです。毒を持つ生き物を、たくさん食べて、体に毒を濃縮させてしまいます。体の大きなバラフエダイほど、毒化している可能性が高いです。
バラフエダイらしき魚は、口に入れないほうが、安全ですね。
図鑑↓↓↓↓↓には、バラフエダイが掲載されています。
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インターネット生物図鑑-zukan.net-
http://www.zukan.net
ぜひご利用下さい。
過去の記事でも、サンゴ礁の海にいる生き物を取り上げています。よろしければ、以下の記事も御覧下さい。
鼈甲【べっこう】になるだけじゃない、タイマイ
シマダコは、縞ダコか島ダコか?(2008/03/03)
国際サンゴ礁年とは、どんなもの?(2007/12/24)
死滅回遊魚【しめつかいゆうぎょ】とは、どんな魚?(2007/11/05)
海中の一角獣【いっかくじゅう】? テングハギ(2007/07/23)
などです。
松沢千鶴
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