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2008年7月 7日

目高蟹【めだかがに】とは、ツノメガニ?

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 そろそろ、海開きの季節ですね。浜では、いろいろな生き物に会うことができます。
 中でも、カニの仲間は、親しまれていますね。暖かい海では、特に、たくさんのカニが見られます。日本では、南西諸島や小笠原諸島が、カニの宝庫です。
 沖縄県の石垣島に、カニについて、面白い歌が伝わっています。「アンパルヌミダガーマユンタ」という歌です。石垣島のカニたちを歌ったものです。
 「アンパル(網張)」とは、石垣市にある干潟の名です。歌は、そこに棲むカニの生態を、正確に写しているといわれます。アンパルには、コメツキガニ、ツノメガニ、オキナワハクセンシオマネキなど、多くのカニの種が、棲んでいます。
 この歌の主人公は、ミダガーマと呼ばれるカニです。標準語にすれば、「目高蟹【めだかがに】」という意味です。さて、ミダガーマとは、何という種のカニでしょうか?
 これには、いくつかの答えがあります。有力なのは、コメツキガニ説と、ツノメガニ説です。個人的には、ツノメガニ説に、軍配を上げたいですね。
 なぜなら、ツノメガニには、目立つ特徴があるからです。雄(オス)の目の先に、角のような突起があります。雌(メス)には、ごく小さな突起があります。「目高蟹」の名にふさわしいですね。とりわけ、雄は、目玉を立てて、威張っているようにも見えます。
 実際には、ツノメガニは、臆病【おくびょう】です。敵の目を逃れるため、主に、夜に活動します。昼間は、巣穴に潜っていることが多いです。
 ツノメガニは、スナガニ科スナガニ属に属します。スナガニ属のカニは、英語で、ghost crabと呼ばれます。「幽霊ガニ」という意味ですね。ミダガーマ(目高蟹)という、のんびりした響きとは、ずいぶん違います。なぜ、英語では、「幽霊」なのでしょう?
 これには、二つの説があります。一つは、「脚が速くて、幽霊のように、姿を見るのが難しいから」です。もう一つは、「幽霊のように、夜、こそこそと活動するから」です。
 石垣島の歌でも、ミダガーマが浜を行き来する様子が、歌われています。昔の人は、よく見ていました。このように、生き物への温かな眼差しを、忘れたくないものです。


図鑑↓↓↓↓↓には、ツノメガニ、ハクセンシオマネキなど、十種以上のカニが掲載されています。
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ぜひご利用下さい。


 過去の記事でも、カニの仲間を取り上げています。よろしければ、以下の記事も御覧下さい。
 毛蟹【けがに】は、なぜ毛だらけ?(2007/11/30) 
 カニでないカニがいる?(2006/12/24) 
 夫婦なのに名が違う? ズワイガニとコウバコガニ(2005/11/11)
などです。

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