2008年7月14日
コガネムシは、自然体験の宝物
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コガネムシ(黄金虫)とは、いかにも、縁起が良さそうな名前ですね。実際に、多くのコガネムシの仲間は、ぴかぴか光る体をしています。とてもきれいです。
ところが、農業や、園芸をやっている人には、コガネムシは、嫌われます。コガネムシの仲間には、植物を食い荒らす種が多いからです。
コガネムシと呼ばれるのは、おおむね、甲虫目【こうちゅうもく】コガネムシ科に属する昆虫です。ややこしいことに、コガネムシ科の中に、「コガネムシ」という名前の種がいます。他には、「○○コガネ」という種名のものが、多いです。
コガネムシ科の種は、多くが植物食です。害虫として、有名な種が含まれています。
例えば、アオドウガネという種がいます。成虫は、光沢のある黄緑色です。「黄金虫」らしい美しさです。けれども、農作物の害虫です。幼虫が、サツマイモ(薩摩芋)、ニンジン(人参)、イチゴ(苺)などの根を食べます。成虫は、多種の植物の葉を食べます。
オオクロコガネという種もいます。この種は、黒っぽく、地味です。でも、農作物の害虫なのは、同じです。幼虫が、サトイモ(里芋)などの根を食べます。成虫は、モモ(桃)、ウメ(梅)、ナシ(梨)など、多くの植物の葉を食べます。
ヒメコガネという種は、英語名を、soybean beetleといいます。「ダイズ(大豆)コガネムシ」という意味ですね。成虫が、ダイズ、クリ(栗)、ブドウなどの葉を食べるからです。幼虫は、豆類やイモ類の根を食べます。害虫とされるのは、無理もありません。
英語名を、Japanese beetleという種もいます。「日本のコガネムシ」という意味ですね。これは、マメコガネです。明治時代、日本から米国へ侵入したので、こう呼ばれます。日本でも、米国でも、農作物の大害虫として知られます。成虫が、豆類や、ブドウ(葡萄)などの果樹の葉を、食い荒らすからです。
コガネムシの仲間は、害虫ばかりみたいですね。しかし、それは、一方的な見方です。ヒトの役に立つ面もあります。彼らには、毒も棘も、ありません。安心して触れます。自然界への入門に、ちょうどいいですね。貴重な実体験を、させてくれます。
図鑑↓↓↓↓↓には、アオドウガネ、オオクロコガネ、ヒメコガネ、マメコガネなど、十種以上のコガネムシが掲載されています。
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インターネット生物図鑑-zukan.net-
http://www.zukan.net
ぜひご利用下さい。
過去の記事でも、甲虫【こうちゅう】の仲間を取り上げています。また、コガネムシの仲間が食害する植物も、取り上げています。よろしければ、以下の記事も御覧下さい。
昔は主食だった? サトイモ(2008/06/27)
謎の円盤UFO? いえ、カメノコハムシです(2008/03/10)
甘栗【あまぐり】はクリではない?(2006/11/06)/font>
子どもの揺籠【ゆりかご】を作る虫、オトシブミ(2006/06/12)
花も実もある魔除けの木、モモ(2006/03/03)
などです。
松沢千鶴
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