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2008年7月18日

オニヒトデは、サンゴ礁の悪役?

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 2008年は、国際サンゴ礁年です。日本にも、美しいサンゴ礁がありますね。特に、南西諸島のサンゴ礁は、世界的に評価されています。
 残念ながら、日本のサンゴ礁も、その他の海域のサンゴ礁も、将来が安泰とは言えません。さまざまな原因で、痛めつけられているものが、多いです。
 サンゴ礁を食い荒らす「悪役」とされるのが、オニヒトデです。皆さんも、テレビなどで、見たことがあるのではないでしょうか? 棘だらけの、大きなヒトデです。
 オニヒトデを観察すると、不思議なことに気づきます。ヒトデなのに、腕が5本ではありません。普通のヒトデは、5本腕の星型(☆)をしていますよね。
 5本腕でないヒトデは、他にもいます。ヤツデヒトデや、タコヒトデなどです。ヤツデヒトデは、名のとおり、8本腕のものが多いです。タコヒトデは、たいへん腕の数が多く、20本以上もあります。オニヒトデは、14本から18本の腕を持ちます。
 なぜ、このように、腕が多いヒトデがいるのでしょうか? 理由は、わかっていません。
 腕が多いヒトデでも、子どもの頃は、5本腕です。成長するにつれ、腕の数が増えます。オニヒトデの場合、海底に定着してから、半年ほどで、14本以上の腕を持ちます。
 オニヒトデは、サンゴ礁のサンゴを食べます。しかも、時々、大発生します。大発生の時には、広い範囲のサンゴが、食害されます。これが、悪役とされる理由ですね。
 けれども、サンゴ礁が傷む原因は、オニヒトデだけとは限りません。「根本的な原因は、オニヒトデではないだろう」といわれます。もともと、サンゴが弱っているところへ、オニヒトデが取り付くようです。「諸悪の根源」みたいに言うのは、気の毒ですね。
 時おり、オニヒトデが大発生することは、何十年も前から、知られていました。その原因は、いまだ不明です。オニヒトデの生態は、あまり、わかっていないのですね。
 生態がわからないまま、駆除するのは、危険です。オニヒトデが、サンゴを食べることで、保たれる環境があるはずです。どんな生き物も、自然界で、それなりの役割を果たしています。下手に駆除すると、自然のバランスを、崩してしまうでしょう。


図鑑↓↓↓↓↓には、オニヒトデが掲載されています。また、ヤツデヒトデなど、他種のヒトデも載っています。
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ぜひご利用下さい。


 過去の記事でも、ヒトデの仲間を取り上げています。また、ヒトデと同じ棘皮動物【きょくひどうぶつ】の仲間も、取り上げています。よろしければ、以下の記事も御覧下さい。
 タコノマクラの花びら模様は、いったい何?(2008/01/25)
 植物? いえ動物です。ウミシダ(海羊歯)(2007/11/26)
 貝と付いても貝じゃない? モミジガイ(2007/04/27)
 サンゴ礁の海を守るナマコ(2006/07/22)
 ヒトデは海のギャングスター?(2006/04/14)
などです。


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