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2008年7月25日

「ひとりぼっちのジョージ」が、独りから脱出?




 ガラパゴス諸島(南米のエクアドルに所属)から、ニュースです。絶滅寸前のガラパゴスゾウガメに、子孫ができるかも知れません。
 ガラパゴスゾウガメは、とても大きなカメ(亀)です。世界中で、ガラパゴス諸島にしかいません。状況は、危機的です。いくつかの島では、ゾウガメは、絶滅しました。
 今回のニュースの主役は、ガラパゴスゾウガメの中の、ピンタゾウガメという亜種です。亜種とは、同種の中でも、違いがある個体群を指します。ピンタゾウガメは、ガラパゴス諸島の、ピンタ島に分布していた亜種です。「亜種ではなく、種のレベルで、他のガラパゴスゾウガメとは違う」という意見もあります。
 現在、確認されているピンタゾウガメは、たった一頭です。英語で、ロンサム・ジョージLonesome Georgeと呼ばれます。「孤独なジョージ」という意味ですね。
 ジョージは、30年以上前から、独りぼっちです。「彼に、お嫁さんを見つけよう」という努力が続けられてきました。けれども、これまでは、うまく行きませんでした。
 理由は、二つあります。一つは、彼以外に、ピンタゾウガメが見つからないことです。もう一つは、ジョージが、雌(メス)に関心を示さないことです。これは、彼が高齢なため、と考えられてきました。彼の年齢は、推定で60歳~90歳です。
 ところが、ニュースによれば、この二つの原因が、解消されたようです。
 まず、2007年の4月に、「ジョージに近縁なカメが、見つかった」と発表されました。純粋なピンタゾウガメではなくとも、ピンタゾウガメの血を引く個体が、見つかったようです。そのような個体と、ジョージをつがいにすることが、計画されています。
 さらに、今回、「ジョージと『お見合い』している雌が、産卵した」と発表されました。ただし、その卵の父親が、ジョージなのかどうかは、未確認です。また、お相手の雌が、ピンタゾウガメの血を引くのかどうか、ニュースでは、言及されていません。
 カメの仲間は、高齢でも、繁殖能力があることが多いです。今回、産まれた卵が、本当に、ジョージの子どもだといいですね。


 孤独なゾウガメ「ひとりぼっちのジョージ」のニュースは、以下にあります。
 ゾウガメの「ロンサム・ジョージ」、40年間の独身生活にピリオド?(AFPBBニュース 2008/07/23)
 絶滅危ぐのガラパゴスゾウガメ「ロンサム・ジョージ」に近縁種見つかる - 米国(AFPBBニュース 2007/05/01)
 40年前から一人ぼっちのゾウガメ、「ロンサム・ジョージ」 - エクアドル(AFPBBニュース 2006/06/28)
  


図鑑↓↓↓↓↓には、残念ながら、ガラパゴスゾウガメは載っていません。そのかわり、日本のカメが9種が掲載されています。
ban_zukan.net.jpg
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ぜひご利用下さい。

 
 過去の記事でも、珍しいカメを取り上げています。よろしければ、以下の記事も御覧下さい。
 鼈甲【べっこう】になるだけじゃない、タイマイ(2008/06/20)
 絶滅からよみがえる? シャンハイハナスッポン(2008/04/22)
 イシガメが絶滅寸前?(2007/11/19)
 アオウミガメは、どこが青いか?(2007/05/11)
 世界最大の亀(カメ)はどこにいる?(2006/04/03)
などです。



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» 『ガラパゴスより、ゾウガメとイグアナの報告』

   南米エクアドル領のガラパゴス諸島より、貴重な生き物のニュースがありました...

図鑑.netブログ | 2009年1月27日 10:17

コメント

Posted by チョモ at 2008年7月25日 23:14

ピンタゾウガメがジョージだけだとは、風前の灯火ですね。
ジョージの子供達が産まれてくることを願うばかりです。
どうして絶滅の危機になったのでしょうか。
人間が原因なのでしょうか。

Posted by 松沢千鶴 at 2008年7月28日 17:57

こんにちは<チョモさん、お久しぶりです。
色々な要因があると考えられますが、環境破壊もそのうちの一つでしょうね。
本当に、ジョージの子孫ができればいいですね。

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