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2008年8月13日

夏の海のカモメ? いえ、アジサシです

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 夏休み、海へ出かける方が多いでしょう。海辺で白っぽい鳥を見たら、すべて、カモメ(鴎)だと思っていませんか?
 じつは、「日本近海で、夏に見られる白っぽい鳥」は、カモメでないことが多いです。「カモメでなければ、何なの?」と思うでしょうね。アジサシ(鯵刺)です。
 アジサシも、カモメと同じように、海鳥です。色も、カモメと同様、白っぽいことが多いです。けれども、よく見れば、カモメと違うところがあります。
 まず、見られる季節が違います。カモメの仲間は、多くが冬鳥です。日本では、秋から春先までしか、見られません。(ウミネコなど、一部に、例外の種がいます) 対して、アジサシの仲間は、夏鳥か、旅鳥です。日本では、春から秋口にしか、見られません。
 カモメの仲間は、北方系です。アジサシの仲間は、南方系です。ですから、アジサシの仲間は、暖かい季節にしか、日本にいません。熱帯へ行けば、一年中、見られます。
 次に、カモメとアジサシでは、大きさが違います。普通、アジサシのほうが小型です。
 姿かたちも、違います。全体的に、アジサシのほうが、スマートです。翼は、カモメより、アジサシのほうが、細長い感じです。嘴【くちばし】も、アジサシのほうが、細く、鋭いです。尾の形も、アジサシのほうが、細く、尖った感じです。ツバメのように、両脇が突出した尾の種もいます。
 アジサシの仲間のうち、日本に多いのは、コアジサシと、アジサシです。ややこしいことに、「アジサシ」という種名の鳥がいるのですね。「アジサシ」という言葉は、アジサシという種を指す場合と、アジサシ類全体を指す場合とがあります。
 広い意味では、アジサシの仲間と、カモメの仲間とは、近縁です。同じチドリ目カモメ科に属するからです。カモメ科の中の、アジサシ属、クロアジサシ属などに属する種が、アジサシと呼ばれます。(分類に関しては、異説もあります)
 コアジサシや、種名アジサシの一部にとっては、日本が故郷です。夏、日本で繁殖するからです。彼らが、安心して子育てできる国にしたいですね。 


図鑑↓↓↓↓↓には、コアジサシと、種名アジサシが掲載されています。
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ぜひご利用下さい。


 過去の記事で、アジサシの仲間の写真や、アジサシと紛らわしいカモメを取り上げています。また、これからの季節、海辺で見られる旅鳥も取り上げています。よろしければ、以下の記事も御覧下さい。
 シギ(鴫)の嘴【くちばし】は、なぜいろいろある?(2007/08/27)
 コアジサシ【画像】(2007/05/11)
 カモメは冬にしかいない?(2006/10/23)
などです。
 

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