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2008年9月30日

百種を越える魚類が発見される

 魚類について、びっくりニュースです。一度に113種もの新種が、発見されました。すべて、サメやエイの仲間です。軟骨魚類と呼ばれるグループです。
 先日、「百種以上の無脊椎動物が発見された」ニュースがあったばかりですね。( オーストラリアのサンゴ礁で、数百の新種を発見(2008/09/25)) 今回も、どこかの海域が調査されて、このような発見がされたのでしょうか?
 そうではありません。博物館を調査することにより、今回の発見がされました。
 博物館「による」調査でなく、博物館「を」調査したことに御注目下さい。「博物館の標本」を、調べたのです。複数の博物館の標本が、調査されました。オーストラリア、ニュージーランド、および、ヨーロッパの博物館です。
 どこの博物館にも、膨大な標本があるものです。それら全部が、詳しく調べられているとは限りません。調査が進まないままの標本が、多いものです。
 そうなる原因はいくつかあります。主な原因は、お金と人手が足りないことでしょう。
 今回の調査には、お金と人手が付いたのですね。おかげで、たくさんの標本を調べることができました。一年半をかけて、DNAの分析が行なわれたそうです。
 この「DNA分析」も、今回の調査で、注目すべきことです。百種以上もの新種を発見できたのは、これのおかげです。
 生物の種には、似たもの同士が少なくありません。外見だけでは、区別が難しいものが多いです。DNA(遺伝子)を分析すれば、似た種同士を区別できます。
 今回の調査では、「これまで一種だと思われていたものが、五種に分かれた」例が、あったといいます。外見がそっくりなため、そうなっていたのですね。このような例は、きっと、他にもたくさんあるでしょう。
 世界中の博物館には、まだまだ貴重な標本が眠っています。これから、「博物館で、新種発見」というニュースが、増えるかも知れませんね。そうなって欲しいです。標本を知ることは、今、生きているものを知ることにつながるからです。



 「113種の新種魚類」のニュースは、以下にあります。
 サメとエイの新種113種を認定(ナショナル・ジオグラフィック・ニュース 2008/09/21)
 数億年泳ぎ続けていた新種のガンギエイ(ナショナル・ジオグラフィック・ニュース 2008/09/19)
 ノコギリザメの新種(ナショナル・ジオグラフィック・ニュース 2008/09/19)
 豪最大の淡水動物オトメエイも新種(ナショナル・ジオグラフィック・ニュース 2008/09/19)  
 新種のガルパーシャークは絶滅寸前(ナショナル・ジオグラフィック・ニュース 2008/09/19)
 新種のスピアトゥースシャーク(ナショナル・ジオグラフィック・ニュース 2008/09/19)



図鑑↓↓↓↓↓には、日本周辺に分布するサメとエイが、四種掲載されています。
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バン

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 朝は、気持ちがいい バン 画像
和名:バン
学名:Gallinula chloropus
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※画像をクリックすると大きな画像が見られます。

沖縄 金武  【2008.09.06】
  


図鑑↓↓↓↓↓には、バンが掲載されています。
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2008年9月29日

フジツボは富士壷? 藤壷?

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 日本の海岸なら、どこでも見られる生き物が、フジツボですね。岩や杭【くい】などに、びっしりと付きます。その様子を、気味悪く感じる人も、いるのでしょう。「ヒトにフジツボが寄生する」という都市伝説がありますね。むろん、これは、ただの伝説です。
 では、フジツボは、どうやって、岩などに付くのでしょうか? 海中を泳いでゆきます。
 泳ぐのは、フジツボの幼生です。成体のフジツボは、泳げません。あんな殻に包まれていては、無理ですね。成体のフジツボは、一度付いてしまったら、離れられません。
 フジツボの幼生は、親とは、まったく姿が違います。殻を持ちません。身軽に泳ぎます。ノープリウス幼生と呼ばれます。とても小さいので、肉眼では見えにくいです。
 エビやカニの幼生も、フジツボと同じ、ノープリウス幼生です。このことから、フジツボが、エビやカニの仲間だとわかりました。節足動物【せっそくどうぶつ】というグループです。殻があっても、フジツボは、貝類ではありません。
 一部の地域では、フジツボを、食用にします。私も、食べたことがあります。味は、まさしく、エビやカニの系統でした。貝の味ではありません。
 フジツボに近縁な生き物として、エボシガイがいます。以前、このブログで、取り上げましたね。エボシガイは、肉質の柄【え】で、物に付いています。「柄のあるフジツボ」が、エボシガイといえます。逆に、「柄のないエボシガイ」が、フジツボともいえます。
 エボシガイや、フジツボは、船に付くことがあります。彼らにしてみれば、良いすみかなのでしょう。船が動けば、流れてくる食べ物に、困らないはずです。
 でも、付かれた船は、速度が出なくなってしまいます。このため、船のメンテナンスでは、「船底のエボシガイや、フジツボを落とす」作業があります。
 昔の船には、エボシガイが付くことが多かったようです。しかし、今の船に付くのは、フジツボが多いです。理由は、今の船のほうが、速いからです。フジツボは、柄がなくて、ぴったり付きますね。このほうが、速さに耐えられるようです。
 なお、フジツボの漢字名は、「富士壷」です。殻の形が、富士山に似るからだそうです。
  


図鑑↓↓↓↓↓には、イワフジツボ、クロフジツボが掲載されています。
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 過去の記事で、フジツボに近縁なエボシガイを取り上げています。また、その他の、海に棲む節足動物も取り上げています。よろしければ、以下の記事も御覧下さい。
 スベスベマンジュウガニの名の由来は?(2008/08/18)
 殻があっても貝じゃない、エボシガイ(2007/10/22)
 おせち料理の海老【えび】はクルマエビ?(2007/01/11)
 ウミホタル(海蛍)は海の掃除屋さん(2006/04/14)
などです。



2008年9月28日

シオカラトンボ

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 シオカラトンボ ♂ 画像
和名:シオカラトンボ
学名:Orthetrum albistylum speciosum
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※画像をクリックすると大きな画像が見られます。

東京 新宿  【2008.09.09】
  


図鑑↓↓↓↓↓には、シオカラトンボ、オオシオカラトンボなどが掲載されています。
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2008年9月27日

タイワンホトトギス

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 タイワンホトトギス 画像
和名:タイワンホトトギス
学名:Tricyrtis formosana
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※画像をクリックすると大きな画像が見られます。

東京 新宿  【2008.09.09】
  


図鑑↓↓↓↓↓には、残念ながらタイワンホトトギスは載っていませんが、ホトトギス、ヤマホトトギスは掲載されています。
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2008年9月26日

日本に、大蛇はいるか?

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 古来、日本には、いくつもの大蛇の伝説があります。中には、「ヒトを呑みこんだ」などという話も、ありますね。そんなに大きなヘビは、日本にいるのでしょうか?
 少なくとも、ヒトを呑むほど大型のヘビは、いません。確認される限りでは、日本本土で最大のヘビは、長さ2mほどです。それは、アオダイショウ(青大将)です。北海道から九州まで、普通にいる種ですね。大蛇と呼ぶには、迫力不足です。
 南西諸島には、もう少し、大きくなるヘビがいます。サキシマスジオです。スジオナメラという種の、一亜種です。日本最大といっても、せいぜい、長さ2.5mまでです。
 普通のアオダイショウの大きさは、1mを越えるくらいです。2mを越えるものは、めったにいません。ヘビを見慣れない人ですと、1mほどの個体でも、ひどく大きく見えます。写真などの証拠がないなら、目撃情報は、当てになりません。
 時おり、ヘビの抜け殻が、「大蛇の証拠」として挙げられます。まれに、「2mを越える長さの抜け殻が見つかった」と、話題になることがあります。
 けれども、抜け殻だけでは、「大蛇」と決められません。抜け殻は、本体のヘビよりも、伸びて大きくなるからです。本体のヘビは、拍子抜けするくらい、小さいものです。
 アオダイショウは、人家の近くに、よく現われます。当然、目撃される機会が、多いです。大きな個体がいれば、人目にとまりやすいでしょう。「大蛇」伝説は、そんなところから、生まれたのではないでしょうか。
 伝統的に、日本の農家では、アオダイショウを大切にします。彼らは、ネズミを好んで食べるからです。英語で、rat snake(ネズミヘビという意味)と呼ばれるほどです。
 人家のネズミは、害獣とされますね。特に、養蚕【ようさん】農家では、ネズミの害は、深刻でした。ネズミが、カイコ(蚕)をかじるからです。アオダイショウは、カイコの守り神とされたのでしょう。家に入ってきても、追い出されたりしませんでした。
 伝説の大蛇と違って、アオダイショウは、ヒトには害を与えません。逆に、役に立ってくれます。昔の農家のようには行かなくても、彼らと共存し続けたいですね。
  


図鑑↓↓↓↓↓には、アオダイショウが掲載されています。
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 過去の記事でも、日本のヘビを取り上げています。また、真の意味で「大蛇」といえる外国のヘビも、とりあげています。よろしければ、以下の記事も御覧下さい。
 春と秋しか行動しない? ジムグリ(2007/09/17)
 マムシは「出産」する?(2007/08/31)
 人に化ける蛇(ヘビ)? アカマタ(2007/08/20)
 ヘビに呑まれた生き物は、救えるか?(2007/01/30)
 ニシキヘビの危険度は?(2005/09/14)
などです。


2008年9月25日

コチドリ




 朝日を浴びて コチドリ 画像
和名:コチドリ
学名:Charadrius dubius
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※画像をクリックすると大きな画像が見られます。

沖縄 金武  【2008.09.06】
  


図鑑↓↓↓↓↓には、>コチドリが掲載されています。
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オーストラリアのサンゴ礁で、数百の新種を発見




 オーストラリアの海で、大量の新種が、一挙に発見されました。その数、なんと数百です。サンゴの新種だけでも、150種を越えるといわれています。
 発見されたのは、みな、無脊椎動物です。グレートバリアリーフと呼ばれる、サンゴ礁の海に棲みます。以下に、分類のグループ別に、紹介しますね。
 まず、サンゴの仲間です。通称、ソフトコーラル(軟質サンゴ)と呼ばれるグループが、たくさん発見されました。専門的にいえば、刺胞動物門【しほうどうぶつもん】花虫綱【かちゅうこう】のうち、硬い骨格を持たないサンゴです。
 節足動物門【せっそくどうぶつもん】に属するものも、多く発見されています。エビやカニの親類ですね。中で、軟甲綱【なんこうこう】端脚目【たんきゃくもく】に属する種が、百種以上、見つかっています。ヨコエビ、トビムシなどと呼ばれるものたちです。
 同じ節足動物門の軟甲綱で、別のグループも、発見されています。タナイス目【もく】や、等脚目【とうきゃくもく】です。タナイス目の形は、普通のエビに似ます。が、砂粒の間に棲めるほど、小さいです。等脚目は、ワラジムシやダンゴムシの仲間です。
 ヒルやミミズの仲間も、発見されました。環形動物門【かんけいどうぶつもん】というグループです。中でも、多毛綱【たもうこう】に属する種のようです。ケヤリムシや、ウミケムシの仲間ですね。名のとおり、毛が生えたグループです。しかし、もしかしたら、今回の新種のために、環形動物門の中に、新しい綱【こう】ができるかも知れません。
 ウミウシの新種も、見つかったようです。軟体動物門【なんたいどうぶつもん】腹足綱【ふくそくこう】後鰓目【こうさいもく】のうち、貝殻をなくしたものですね。簡単にいえば、「殻のない巻貝」です。
 サルパという生き物でも、新種が、発見されたようです。脊索動物門【せきさくどうぶつもん】タリア綱【こう】サルパ目【もく】に属します。広い意味で、ホヤの仲間です。
 たいへん広い分野にまたがって、新種が発見されたわけですね。これらの生き物が、どのように関連して、暮らしているのでしょう? 興味が尽きませんね。


 オーストラリアのたくさんの新種のニュースは、以下にあります。新種の美しい写真がいくつか見られますので、ぜひ御覧下さい。
 多様な未知の生物、豪サンゴ礁で発見(ナショナル・ジオグラフィック・ニュース 2008/09/18)
 不思議な海洋生物――新種の軟質サンゴ(ナショナル・ジオグラフィック・ニュース 2008/09/18)
 不思議な海洋生物――新種のケヤリムシ(ナショナル・ジオグラフィック・ニュース 2008/09/18)
 不思議な海洋生物――新種のウミウシ(ナショナル・ジオグラフィック・ニュース 2008/09/18)
 不思議な海洋生物――新種のサルパ(ナショナル・ジオグラフィック・ニュース 2008/09/18)
 豪サンゴ礁で新種数百種発見される、国際的ネットワーク調査(AFPBBニュース 2008/9/20)
  


図鑑↓↓↓↓↓には、サンゴの仲間、ダンゴムシやワラジムシの仲間、ゴカイやウミケムシの仲間、ウミウシの仲間、サルパの仲間が、何種も掲載されています。
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コウノトリの続報、アホウドリの続報

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 2008年の9月25日に、いよいよ、トキの放鳥が行なわれます。日本の空に野生のトキが飛ぶのは、1981年以来、27年ぶりです。

 野生で絶滅した鳥が、よみがえった例としては、コウノトリがありますね。コウノトリの放鳥も、ニュースになりました。その後、コウノトリは、どうしているでしょうか?
 2008年の夏、放鳥されたコウノトリの二世が、8羽、巣立ちました。彼らを入れて、日本の野生コウノトリは、30羽ほどになりました。
 二世たちは、それぞれ、生息範囲を広げようとしています。生まれ故郷の兵庫県豊岡市から、離れるものも出てきました。同じコウノトリでも、個性があります。
 2008年の9月現在、二世たちは、以下の地方で、飛来が確認されています。兵庫県篠山市【ささやまし】、兵庫県三田市【さんだし】、淡路島の南あわじ市、奈良県安堵町【あんどちょう】、長崎県佐世保市、広島県東広島市などです。

 他の例では、アホウドリの移住計画が、記憶に新しいですね。2008年の2月、アホウドリの雛【ひな】10羽を、人間が、引越しさせました。生まれ故郷の鳥島に、火山噴火のおそれがあるからです。新たなすみかは、小笠原諸島の聟島【むこじま】です。
 これらの移住アホウドリは、どうなったでしょうか? 5月の下旬までに、全員、無事に巣立ちました。今は、聟島を離れて、海で暮らしています。人工衛星を使って、追跡調査がされています。
 2008年、鳥島からは、270羽の雛が、巣立ったことがわかっています。2008年の6月現在で、アホウドリの数は、約2140羽と推計されています。
 数が増えるにつれ、アホウドリも、生息範囲を広げているようです。2007年と、2008年の夏に、北海道の知床半島沖で、アホウドリが目撃されました。2008年の6月には、宗谷岬の沖でも、目撃されています。これらからすれば、オホーツク海も、アホウドリの生息範囲に、入ったのでしょう。
 こういった嬉しいニュースを、ぜひ、トキについても、聞きたいですね。


 トキ、コウノトリ、アホウドリの現状は、以下のサイトで、逐次、報告されています。よろしければ、以下のページも御覧下さい。
 はばたけトキ(新潟日報社内のページ)
 コウノトリ野生復帰(神戸新聞社内のページ)
 アホウドリ復活への軌跡(東邦大学メディアネットセンター内のページ)
などです。
  


図鑑↓↓↓↓↓には、トキ、コウノトリ、アホウドリが掲載されています。
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 過去の記事でも、トキ、コウノトリ、アホウドリを取り上げています。よろしければ、以下の記事も御覧下さい。
 トキ、再び日本の空へ?(2008/07/11)
 クロツラヘラサギとアホウドリ、未来へ羽ばたく(2008/02/21)
 コウノトリとトキ、未来への一歩(2007/05/24)



2008年9月24日

ツルボ

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 ツルボ  画像
和名:ツルボ
学名:Scilla scilloides (Lindl.) Druce
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東京 新宿  【2008.09.09】
  


図鑑↓↓↓↓↓には、ツルボ は掲載されています。
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2008年9月23日

バン




  バン 画像
和名:バン
学名:Gallinula chloropus
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沖縄 金武  【2008.09.05】
  


図鑑↓↓↓↓↓には、バンが掲載されています。
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新種のフィジーイグアナを発見

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 南太平洋のフィジー諸島から、新種発見のニュースです。発見されたのは、トカゲの仲間です。イグアナ科フィジーイグアナ属に属する種です。
 新種は、ラテン語の学名を、Brachylophus bulabulaと付けられました。日本語名は、まだ、付いていません。一部の報道では、「ブラブラ」という名だとされていますね。この「ブラブラ」は、ラテン語の学名のbulabulaを、そのまま読んだものです。
 今回の新種以外に、フィジーイグアナ属には、二種が属します。フィジーシロオビイグアナと、フィジータテガミイグアナです。どちらの種も、フィジー諸島に分布します。フィジーシロオビイグアナだけは、トンガ諸島にも分布します。
 フィジーイグアナ属は、研究が進んでいません。日本語の呼び名も、混乱しています。例えば、フィジー「シロオビ」イグアナは、「ヒロオビ」フィジーイグアナとも呼ばれます。フィジータテガミイグアナは、タテガミフィジーイグアナとも呼ばれます。
 フィジーイグアナ属には、大きな謎があります。「彼らの祖先は、どうやって、南太平洋まで来たのか?」です。一種の祖先から、この属の三種が、分化したようです。
 イグアナ科のトカゲは、大部分が、南北のアメリカ大陸に分布します。フィジーイグアナ属は、分布が、とび離れていますね。8000kmほども離れた地に、どうやって、分布を広げたのでしょうか?
 フィジーイグアナ属の祖先は、「約1300万年前に、フィジー諸島へ来た」と考えられています。今回の新種を調べることで、長年の謎が、解けるかも知れません。「祖先から、どの種が、いつ、分化したのか」は、重要な情報です。謎を解く手がかりになります。
 今回の新種を含めて、フィジーイグアナは、みな、絶滅の危機にあります。ネコ(猫)やマングースに食べられたり、ヤギ(山羊)に食べ物を奪われたりしています。
 ネコもマングースもヤギも、もとは、フィジーにいませんでした。ヒトが持ち込んだのです。フィジーイグアナを絶滅させないためには、ヒトが、何かをしなければなりません。
 フィジーイグアナの保護策が、成功することを祈ります。


 フィジーイグアナの新種のニュースは、以下にあります。
 フィジーで新種イグアナ発見=鮮やかな緑色-米豪チーム(時事通信 2008/9/20)
 フィジーイグアナの新種が発見される―長年の謎に手がかり(USGS 2008/9/18) 【英語の解説です。】


 過去の記事でも、新種の爬虫類を取り上げています。また、イグアナの仲間も取り上げています。よろしければ、以下の記事も御覧下さい。
 世界最小のヘビ?を発見(2008/08/06)
 ブラジルで、14もの新種を発見(2008/05/03)
 絶滅からよみがえる? シャンハイハナスッポン(2008/04/22)
などです。



2008年9月22日

サツマイモの故郷は、どこ?

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 秋は、芋【いも】掘りの季節ですね。日本で芋掘りといえば、普通は、サツマイモ掘りを指します。それほど親しまれるのに、サツマイモは、日本原産ではありません。
 日本の本土で、早くからサツマイモを受け入れたのが、鹿児島県でした。江戸時代、薩摩【さつま】藩から送られた苗が、関東に広まった、といいます。だから「薩摩芋」です。
 鹿児島へは、南西諸島から伝わりました。南西諸島へは、中国から移入されました。中国へは、フィリピンから入れられました。フィリピンへは、メキシコから導入された、といわれます。なぜ、ここでいきなり、こんなに遠距離を、移動したのでしょう?
 これは、ヨーロッパの大航海時代と、関係します。メキシコとフィリピンとは、同じスペインの植民地でした。スペイン人が、メキシコからフィリピンへ、サツマイモを運びました。では、メキシコが、サツマイモの原産地なのでしょうか?
 そういう説も、あります。メキシコには、サツマイモの祖先とされる野生種があります。ラテン語の学名で、Ipomoea trifidaという種です。日本語名は、ありません。
 ところが、この野生種は、中米のメキシコから、南米のペルーにまで、分布します。これらの地域のどこで、最初に「サツマイモ」ができたのか、わかっていません。
 最古のサツマイモの遺物は、ペルーで、見つかっています。紀元前一万年という、古いものです。これを根拠に、「ペルーがサツマイモの原産地」という説も、あります。
 サツマイモの伝播には、大きな「謎」があります。フィリピンのサツマイモを調べると、「スペイン人が来る前にも、サツマイモがあったらしい」とわかってきました。サツマイモは、自力で海を越えられません。誰が、いつ、どうやって、持ち込んだのでしょう?
 ヨーロッパの大航海時代が始まる前から、サツマイモは、太平洋の島々に分布していました。フィリピン、インドネシア、ニューギニア、タヒチ、ハワイなどです。絶海の孤島、イースター島にさえ、ヨーロッパ人が来る前から、サツマイモがありました。
 きっと、はるか昔に、南米と太平洋の島々とを、往来した人々がいたのでしょう。でなければ、謎は解けません。サツマイモには、古代文明のロマンがありそうです。
  


図鑑↓↓↓↓↓には、サツマイモが掲載されています。
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 過去の記事で、サツマイモ以外のイモ類を取り上げています。また、サツマイモに近縁なアサガオ(同じヒルガオ科サツマイモ属)も取り上げています。よろしければ、以下の記事も御覧下さい。
 2008年は国際イモ年、それ本当?(2008/07/30)
 「朝顔」は、謎の植物(2008/07/21)
 昔は主食だった? サトイモ(里芋)(2008/06/27)
などです。


2008年9月21日

ムクゲ

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 ムクゲ 画像
和名:ムクゲ
学名:Hibiscus syriacus L.
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東京 新宿  【2008.09.09】
  


図鑑↓↓↓↓↓には、ムクゲは掲載されています。
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2008年9月20日

トウネン

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 トウネン 画像
和名:トウネン
学名:Calidris ruficollis
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沖縄 金武  【2008.09.05】
  


図鑑↓↓↓↓↓には、トウネンが掲載されています。
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2008年9月19日

引越しは嫌い? ヒナコウモリ

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 明日9月19日から26日まで、日本の動物愛護週間ですね。動物愛護の精神を広めるとは、良い行事ですね。
 けれども、本当に動物を愛護するのは、難しいです。ヒトが「良かれ」と思うことでも、他の動物には、理解しがたいことが、あるでしょう。
 例えば、ある生き物のすみかが、壊れそうだとします。人間ならば、「危ないから、引越して」と言えば、済みますね。しかし、ヒト以外の動物には、言葉が通じません。どうしても危険を避けさせたければ、強制的に、移住させるしかありません。
 実際に、このような例があります。ヒナコウモリという、コウモリの一種についてです。
 ヒナコウモリは、日本の広い地域に分布します。東日本に多いです。ここで取り上げるのは、青森県の七戸町【しちのへまち】のヒナコウモリです。
 七戸町には、天間舘【てんまだて】神社という神社があります。ここに、たくさんのヒナコウモリがいます。国内では、最大のヒナコウモリ繁殖地です。
 ここのヒナコウモリは、専用の蝙蝠小舎【こうもりごや】で、繁殖します。地域の人々に、温かく見守られているのですね。動物愛護の良い例でしょう。
 ところが、近年、蝙蝠小舎の傷みが、激しくなってきました。このままでは、崩落の危険があります。そこで、「新しい蝙蝠小舎を建てて、そちらに引越してもらおう」となりました。新しい小舎は、2005年に建てられました。
 引越し作戦は、2006年に始まります。まず、春先に、古い小舎の出入り口を塞ぎました。コウモリたちは、いつも、春に小舎へ戻ってくるからです。冬の間は、別の場所で、過ごしています。小舎は、春から夏の、繁殖期のすみかです。
 戻ったコウモリたちが、隣の新しい小舎へ棲めば、成功です。でも、2006年も、2007年も、2008年も、うまく行きませんでした。コウモリたちは、古い小舎に、愛着があるようです。何か、ヒトにはわからない、棲みやすさがあるのでしょう。
 その「棲みやすさ」を解明することが、本当の動物愛護に、つながると思います。


 ヒナコウモリの引越しに関するニュースは、以下にあります。
 ヒナコウモリ飛来過去最少/七戸で調査(デーリー東北 2008/7/15)
 ヒナコウモリ移住成功 3年越しの作戦実る(デーリー東北 2008/5/19)
 ヒナコウモリの新居移住計画がスタート(デーリー東北 2008/4/17
  


図鑑↓↓↓↓↓には、ヒナコウモリをはじめ、日本のコウモリが、十種以上掲載されています。
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 過去の記事でも、コウモリの仲間を取り上げています。よろしければ、以下の記事も御覧下さい。
 米国で、コウモリが、謎の大量死(2008/05/12)
 コウモリと共存しよう、引越し大作戦(2008/04/28)
 虚々実々の駆け引き、ガ(蛾)対コウモリ(2007/07/13)
 不細工なんて言わないで、キクガシラコウモリ(菊頭蝙蝠)(2007/06/25)
 人間の役に立つコウモリ(2006/08/18)
などです。


2008年9月18日

ケチョウセンアサガオ

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 ケチョウセンアサガオ 画像
和名:ケチョウセンアサガオ
学名:Datura innoxia Mill.
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東京 新宿  【2008.09.09】
  


図鑑↓↓↓↓↓には、ケチョウセンアサガオは掲載されています。
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2008年9月17日

ヒガンバナ




 お彼岸が近くなってきました。週末週明けは、台風の影響で雨のようですのでヒガンバナの様子を見てきました。 ヒガンバナ 画像
和名:ヒガンバナ
学名:Lycoris radiata (L'Hér.) Herb.
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東京 南青山  【2008.09.17】
  


図鑑↓↓↓↓↓には、ヒガンバナが掲載されています。
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セイタカシギ

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 セイタカシギ 画像
和名:セイタカシギ
学名:Himantopus himantopus


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沖縄 金武  【2008.09.05】
  


図鑑↓↓↓↓↓には、セイタカシギが掲載されています。
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2008年9月16日

シロシキブ

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 シロシキブ 画像
和名:シロシキブ
学名:Callicarpa japonica f. albibacca
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東京 新宿  【2008.09.09】
  


図鑑↓↓↓↓↓には、残念ながらシロシキブは掲載されていませんが、ムラサキシキブは掲載されています。
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2008年9月15日

アシナガバチ? いえ、カシコスカシバです

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 ガ(蛾)の仲間は、夜に活動する昆虫として、知られますね。彼らが夜行性なのは、「敵から逃れるため」と考えられています。
 昆虫の主な敵は、鳥です。鳥類は、ほとんどが、昼間に活動しますね。鳥を避けるため、多くのガは、昼間、じっと隠れています。
 ところが、中には、昼に活動するガがいます。彼らは、どうやって、敵から逃れるのでしょう? そのような種は、敵を「だます」ものが、多いです。
 例えば、カシコスカシバというガがいます。体が細長いです。黄色と茶色の縞模様があります。翅【はね】は、透き通ります。ぶんぶんと、すばやく飛びます。そう、ハチ(蜂)にそっくりなのですね。ガだと言われても、信じられないほど、似ています。
 ハチが危険なことは、鳥も知っています。ですから、ハチを食べません。ハチに擬態【ぎたい】すれば、身を守れるわけです。擬態とは、形や動作をまねることです。
 似た例は、他種の昆虫でも、あります。トラフカミキリなどが、そうですね。以前、ここのブログでも、取り上げました。トラフカミキリは、甲虫の仲間のカミキリムシです。カシコスカシバとは、縁が遠いです。なのに、ハチにそっくりなのは、同じです。
 カシコスカシバや、トラフカミキリ以外にも、ハチに似た昆虫が、たくさん、います。よほど、ハチの危険さが、知れ渡っているのでしょう。たいていの生き物は、ハチを避けます。スズメバチや、アシナガバチは、ヒトにさえ、危険ですね。
 カシコスカシバが、ハチに似るのは、外見だけです。本物のハチと違って、刺しません。ハチに似る昆虫は、多くが、そうです。「私は危険」と、だましています。
 カシコスカシバの幼虫は、成虫と違うやり方で、身を守ります。樹木の皮の下に、隠れます。幼虫の食べ物は、樹木の材です。食べ物の中に、隠れるのですね。
 幼虫は、ナラ(楢)、カシ(樫)、シイ(椎)、クリ(栗)などの木を食べます。だから、カシ(樫)コスカシバという名が付きました。「スカシバ科に属するガで、小型の、カシを食べる種」という意味です。早口言葉になりそうな名ですね(笑)
  


図鑑↓↓↓↓↓には、カシコスカシバが掲載されています。
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 過去の記事でも、ハチに似た昆虫や、ハチを取り上げています。また、他のガの仲間も、取り上げています。よろしければ、以下の記事も御覧下さい。
 トラフカミキリは、スズメバチのそっくりさん(2007/09/21)
 オオスカシバ(2007/08/04) ※カシコスカシバと同じスカシバ科の、オオスカシバの画像です。
 虚々実々の駆け引き、ガ(蛾)対コウモリ(2007/07/13)
 アシナガバチは紙の工芸家?(2006/09/22) ※カシコスカシバは、アシナガバチに擬態【ぎたい】しているといわれます。
などです。


2008年9月14日

ブルーサルビア

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 ブルーサルビア 画像
和名:ブルーサルビア
学名:Salvia farinacea
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東京 新宿  【2008.09.09】
 

2008年9月12日

ヒラメとカレイとシタビラメ、どう違う?

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 ヒラメ(鮃)とカレイ(鰈)とは、よく似ていますね。どうやって区別するのでしょうか? 「左ヒラメに右カレイ」という言葉は、本当でしょうか?
 この問題は、難しいです。「ヒラメ」や「カレイ」が、どんな魚を指すのか、場合によって違うからです。例えば、正式な種名と、魚屋での呼び名とは、違います。
 「ヒラメ」は、普通には、正式な種名をヒラメという魚を指します。高級魚とされるのは、このヒラメです。カレイ目ヒラメ科に属する種です。眼が、体の左側にあります。
 ヒラメ科には、正式な種名「ヒラメ」以外に、多くの種がいます。それらの種をまとめて、「ヒラメ」と呼ぶこともあります。ヒラメ科の種は、みな、体の左に眼があります。
 「左ヒラメ」は、正しいのですね。ところが、「右カレイ」は、そうとは限りません。
 「カレイ」と呼ばれる魚には、たくさんの種が含まれます。魚屋などでは、カレイ目カレイ科に属する種を、まとめて「カレイ」と呼ぶことが多いです。それ以外に、カレイ目ダルマガレイ科、カレイ目ボウズガレイ科などの種に、「○○ガレイ」という種名が付いています。全部合わせると、百種以上の「○○ガレイ」がいます。
 カレイ科の種には、右に眼があるものが多いです。けれども、左に眼がある種もいます。他にも、例えば、ダルマガレイ科の種は、みな、左に眼があります。ボウズガレイ科の種は、同じ種の中でも、眼が右にあるものと、左にあるものとがいます。
 ダルマガレイ科の種は、正式な種名が「○○ガレイ」なのに、「ヒラメ」と呼ばれることがあります。眼が左にあるからです。ややこしいですね。
 では、シタビラメ(舌鮃)は? 「シタビラメ」にも、たくさんの種が含まれます。カレイ目の中の、ウシノシタ科と、ササウシノシタ科に属する種を、まとめて「シタビラメ」と呼びます。正式な種名は、「○○ウシノシタ(牛の舌)」というものが、多いです。眼の位置は、ウシノシタ科の種が左、ササウシノシタ科の種が右です。
 食用魚などでは、このような混乱が、よくあります。人間と関係が深いため、通称や方言名が、多いのですね。通称などと、正式な種名とは、分けて考えることが必要です。
  


図鑑↓↓↓↓↓には、正式な種名ヒラメと、メイタガレイが掲載されています。
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 過去の記事でも、ヒラメやカレイの仲間を取り上げています。また、生き物の名前に関する記事もあります。よろしければ、以下の記事も御覧下さい。
 トンビやオケラは、存在しない? 生き物の名前の話(2008/04/11)
 本当にあった不思議なカレイの話(2008/01/25)
 新しい名前で出ています――魚類の改名(2007/02/02)
などです。


2008年9月11日

リュウキュウツバメ

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 リュウキュウツバメ 画像
和名:リュウキュウツバメ
学名:Hirundo tahitica
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沖縄 金武  【2008.08.23】
 

2008年9月10日

姉妹猫

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 「おはよう、また会ったね」 この間と立ち位置一緒です。 ノネコ 画像
和名:ノネコ
学名:Felis catus
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沖縄 金武  【2008.08.23】
 


 前回の姉妹猫はこちらです。よろしければ、御覧下さい。
 ノネコ(2008/07/26)

2008年9月 9日

シマキンパラ

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 カゴ抜け種。シマキンパラ 画像
和名:シマキンパラ
学名:Lonchura punctulata
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沖縄 金武  【2008.08.23】
 

2008年9月 8日

ヤイロチョウは、森の妖精?

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 九月は、夏鳥が、日本から立ち去る季節です。夏鳥とは、「春、日本にやってきて、夏の間、繁殖する渡り鳥」ですね。秋になると、南の国へ、去ってゆきます。
 じつは、九月は、夏鳥を見るのに、良い時期です。山にいる鳥が、里へ来るようになるからです。渡りにそなえて、山から下りてくるのですね。ひょっとすると、珍しい鳥を、庭などで、見られるかも知れません。世界的な珍鳥も、日本には、やってきます。
 そのような珍種の一つが、ヤイロチョウです。漢字では、八色鳥と書きます。名のとおり、色とりどりの姿です。日本の野鳥で、一、二を争う美しさでしょう。
 ヤイロチョウが、夏鳥として来るところは、限られています。主に、西日本です。東日本にも、たまには来るようです。「鳴き声が聞かれた」などの記録があります。
 高知県では、県鳥に指定されています。その高知県でさえ、繁殖するヤイロチョウは、少ないです。彼らに適した環境が、減っているためです。
 ヤイロチョウは、低山の、よく茂った森林に棲みます。暗い茂みにいることが、多いです。おかげで、美しい姿は、なかなか見られません。幻の美鳥といえます。
 低山の森林は、人間に開発されやすいです。開けた場所では、ヤイロチョウは、子育てしません。安心できないのでしょうね。そのため、数が減ってしまいました。
 幸いなことに、各地で、ヤイロチョウの保護活動がされています。保護するには、まず、彼らを知ることが、重要ですね。ところが、それが、難しいのです。
 かつて、「日本のヤイロチョウは、外国の、あるヤイロチョウと、同一種かも知れない」と、いわれました。インドヤイロチョウという種です。インドなど、南アジアに分布する種です。ラテン語の学名で、Pitta brachyuraといいます。
 現在は、「日本のヤイロチョウは、インドヤイロチョウとは別種」という意見が、有力なようです。ラテン語の学名では、Pitta nymphaです。
 こんな基本的なことも、知るのは、大変なのですね。保護以前に、調査や研究が、必要です。地道な調査や研究にも、多くの人の目が、向けられて欲しいですね。
 


図鑑↓↓↓↓↓には、ヤイロチョウが掲載されています。
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 過去の記事でも、日本の夏鳥を取り上げています。よろしければ、以下の記事も御覧下さい。
 アマツバメは世界最速の鳥?(2007/10/15)
 ハチクマはスズメバチの天敵?(2007/09/24)
 オオルリは瑠璃色【るりいろ】じゃない?(2007/08/03)
などです。

2008年9月 7日

田んぼのお掃除?

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 沖縄では、合鴨(アイガモ)のかわりに、バンが田んぼのお掃除?自由にバンが通ってきます。 バン 画像
和名:バン
学名:Gallinula chloropus
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沖縄 金武  【2008.08.23】
 


図鑑↓↓↓↓↓には、バンが掲載されています。
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2008年9月 6日

ショウリョウバッタ

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 ショウリョウバッタ 画像
和名:ショウリョウバッタ
学名:Acrida cinerea
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福岡 中央区  【2008.09.01】
 


図鑑↓↓↓↓↓には、ショウリョウバッタが掲載されています。
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2008年9月 5日

セキヤノアキチョウジとは、どんな意味?

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 生き物の名には、不思議なものがありますね。セキヤノアキチョウジは、その例の一つです。これは、植物の名です。日本の野草の一種です。シソ科ヤマハッカ属に属します。
 カタカナでは、どこで切って読めばいいのかも、わかりませんね。漢字で書けば、わかりやすくなります。「関屋【せきや】の秋丁子【あきちょうじ】」です。
 もともと、アキチョウジ(秋丁子)という植物が、あるのですね。これと近縁なのが、セキヤノアキチョウジです。「関屋の」とは、どういう意味でしょう?
 関屋とは、関所の建物のことです。「箱根の関所を指す」説が、有力です。セキヤノアキチョウジが、関東地方と中部地方に、分布するからでしょう。箱根の関の付近に多かったため、「関屋の」が付いた、といいます。アキチョウジのほうは、西日本に分布します。
 ただし、この説は、確定していません。他の語源の可能性も、あります。
 セキヤノアキチョウジと、アキチョウジは、外見も似ています。ちょっと見ただけでは、区別が付きません。どちらも、秋に、可憐な青紫の花を、咲かせます。
 アキチョウジとは、「秋に咲く丁子【ちょうじ】に似た花」の意味です。丁子とは、スパイスに使われる「クローブ」のことです。東南アジアなどの、熱帯産の植物です。
 花の形は、確かに、丁子に似ます。けれども、アキチョウジや、セキヤノアキチョウジの雰囲気は、熱帯植物とは、かけ離れています。日本の野草らしい、控えめな美しさです。
 アキチョウジには、「キリツボ」という別名があります。これの意味は、わかりません。漢字表記では、「桐壺」でしょうか? 「切壺」かも知れません。「切壺」なら、昔、油を入れるのに使った、小さな壷のことです。それに、花の形が似ているのでしょう。
 しかし、ここは、「桐壺」説を、採用してみたいですね。源氏物語に登場する女性の名です。かの光源氏の母親です。控えめな美が、夭折した美人に似つかわしい、と思います。
 そういえば、源氏物語には、「関屋」という巻があります。この「関屋」は、逢坂【おうさか】の関を指します。「関屋」といい、「キリツボ」といい、源氏物語に縁がありますね。「関屋の秋丁子」を名づけた人は、源氏物語を想像したのかも知れません。
 


図鑑↓↓↓↓↓には、セキヤノアキチョウジが掲載されています。
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 過去の記事でも、源氏物語に関連する生き物を取り上げています。よろしければ、以下の記事も御覧下さい。
 常夏の花とは、どんな花?(2008/08/20)
 「朝顔」は、謎の植物?(2008/07/21)
 ムクゲ(木槿)は昔、朝顔だった?(2008/07/04)
 源氏物語のヒロインも嘆く? ムラサキの運命(2008/06/06)
などです。

2008年9月 4日

クモマツマキチョウ




 久しぶりに生物切手の更新です。
 この切手は、1987年3月に、昆虫切手シリーズ・第五集として発行されたものです。 クモマツマキチョウ♂♀ 切手画像
和名:クモマツマキチョウ
学名:Anthocharis cardamines isshikii
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※画像をクリックすると大きな画像が見られます。

日本切手 【1987/3/12発行 昆虫切手シリーズ・第五集小型シート】



図鑑↓↓↓↓↓には、
クモマツマキチョウは、残念ながら載っていませんが、
同じ、シロチョウ科のチョウが6種掲載されています。
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新種のシャコガイ発見

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 またもや、アフリカから、新種発見のニュースです。貝の新種が、発見されました。
 発見されたのは、シャコガイの仲間です。熱帯の、サンゴ礁の海に棲む二枚貝ですね。新種は、シャコガイ科シャコガイ属に属します。
 日本語の報道では、この新種は、「ミル貝(ミルクイ)」とされていますね。けれども、これは、誤りです。同じ貝でも、「ミル貝」と「シャコガイ」とは、別ものです。
 新種は、ラテン語の学名で、Tridacna costataと名づけられました。今のところ、日本語名は、付いていません。
 新種のシャコガイは、とても数が少ないです。現在までに、確認されたのは、わずか13個体です。場所は、紅海のヨルダン沿岸です。世界一、希少な貝かも知れません。
 公開された画像では、大きさがわかりませんね。シャコガイ属であれば、大型になるかも知れません。シャコガイ属の種には、大きくなるものがいるからです。オオシャコガイなどは、殻の長さが、1mを越えることもあります。
 むろん、そんなに大きいものばかりでは、ありません。ヒメシャコガイなどは、殻の長さ10cmほどです。今回の新種も、大きさは、そんなものかも知れません。
 新種のシャコガイは、なぜ、こんなに数が少ないのでしょう? 古代に、ヒトが乱獲したのでは、と考えられています。シャコガイの仲間は、食用になるからです。
 今回の新種にとっては、浅い海に棲むことが、致命的でした。ヒトが獲りやすい場所に、いるわけですね。分布域が、紅海――アフリカ大陸とアラビア半島の間にある――なのも、災いしました。人類の生まれ故郷の、近くだったのです。
 化石の証拠によれば、十万年以上前には、この貝は、たくさん生息していたようです。それが、急激に減りました。その頃、人類は、アフリカ大陸を出て、他の地域へと広がるところでした。この貝は、食料として、ちょうどよかったのでしょう。
 人類の乱獲が、本当に、この貝を減らした原因かどうかは、まだ不確実です。かといって、今、保護しなくていい理由は、ありませんね。彼らを、後世に残したいです。

 新種のシャコガイのニュースは、以下にあります。日本語のニュースでは、「ミル貝(ミルクイ)」になっていますが、「シャコガイ」が正しいです。
 古代に乱獲された新種のミル貝(ナショナル・ジオグラフィック・ニュース 2008/08/29)【日本語版】
 前記のニュースの英語版(National Geographic News, 2008/08/29)【英語版】
 New giant clam species discovered (BBC News, 2008/08/29)【英語版】 



図鑑↓↓↓↓↓には、今回の新種と近縁なオオシャコガイが掲載されています。
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 過去の記事でも、貝の仲間を取り上げています。よろしければ、以下の記事も御覧下さい。
 ヒトデ退治は法螺【ほら】じゃない? ホラガイ(2008/07/25)
 安物から高級食材へ、アカガイ(赤貝)(2008/05/02)
 四百年、生きた貝がいる?(2007/11/01)
 魚と持ちつ持たれつ? イシガイ科の二枚貝たち(2007/04/02)
 真珠貝【しんじゅがい】の秘密(2006/06/16)



2008年9月 3日

オオゴマダラエダシャク

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 オオゴマダラエダシャク 画像
和名:オオゴマダラエダシャク
学名:Percnia giraffata
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台湾 猫空  【2008.08.12】


2008年9月 2日

コツブムシの続報、ウンピョウの続報

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 以前、ここのブログでお伝えした生き物の、続報が届きました。二種の生物について、続報をお伝えします。

 一つめは、ナナツバコツブムシです。「島を食い荒らす虫」として、有名になりましたね。この虫のために、広島県東広島市のホボロ島【じま】が、消えようとしています。 「虫が島を壊す? ナナツバコツブムシ」(2007/06/28)で、お知らせしました。
 ナナツバコツブムシにより、島が崩壊するのは、やむをえないことです。自然の摂理ですから、ヒトが止める必要は、ありません。
 ところが、最近、虫以外の要因で、島の崩壊が進んでいます。ホボロ島に、勝手に上陸して、島を傷める人がいるのです。
 ホボロ島は、生きた教科書といえます。生物による土地の浸食【しんしょく】が、実際に見られるからです。そのような島は、公共の財産でしょう。個人の好奇心で、傷めてよいものではありません。
 条例か何かで、「基本的に、島への上陸は禁止」としたほうが良いのかな、と考えます。けれども、それは、情けないですね。皆さんの良心に、期待したいです。

 二つめは、ボルネオウンピョウです。2007年に、新種として、発表されたヒョウ(豹)ですね。ウンピョウ(雲豹)というヒョウに近縁な種です。「ボルネオ(カリマンタン)島で、新種の豹(ヒョウ)を発見」(2007/03/17)で、お知らせしました。
 ボルネオウンピョウについて、わかっていることは、ほとんどありません。発見されたばかりのうえ、森林で、ひっそり暮らしているからです。
 ここへ来て、生息範囲について、ヒントが得られました。中部カリマンタン州の国立公園(インドネシア領内)で、ボルネオウンピョウの姿が、撮影されたのです。
 その国立公園は、かつて、森林が破壊されていた地域でした。そこにウンピョウがいるのは、森林の生態系が、復活したことを示します。嬉しいですね。こういうニュースを、たくさんお伝えしたいものです。

 ナナツバコツブムシの続報は、以下にあります。
虫が食う島、上陸者が崩す(中国新聞 2008/08/13)

 ボルネオウンピョウの続報は、以下にあります。
希少種ボルネオウンピョウ、新たに発見(AFPBBニュース 2008/08/22)

2008年9月 1日

謎の植物、茱萸【しゅゆ】とは?

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 夏の疲れが、たまる時期ですね。昔の人は、もっと大変だったでしょう。空調も、医療も、発達していませんからね。そのため、夏の後に、病魔をはらう行事がありました。
 古代中国では、九月九日が、「重陽【ちょうよう】の節句」でした。薬になる植物を身に付けたり、薬酒を作って飲んだりする日です。健康と、長寿を願う行事ですね。
 重陽の節句の薬草としては、キク(菊)が有名です。それ以外に、茱萸【しゅゆ】という植物がありました。樹木の一種です。その枝を、髪に挿すなどしたようです。
 この「茱萸」が、どんな植物なのか、よくわかっていません。主な説が、二つあります。サンシュユ(山茱萸)だという説と、ゴシュユ(呉茱萸)だという説です。
 サンシュユは、中国や朝鮮半島が、原産です。日本でも、栽培されます。今の日本では、多くが観賞用です。早春に、黄色い花が、賑やかに咲くからです。
 もともと、サンシュユは、薬用として、日本に来ました。秋になる果実が、漢方薬にされます。果実は、赤く、グミの果実に似ます。このために、サンシュユと、グミの仲間とが、混同されました。「茱萸」を「ぐみ」とも読むのは、これが理由です。
 また、サンシュユは、サンショウ(山椒)と混同されることもあります。名前が似るからですね。サンシュユは、サンショウとは、違う種です。分類上も、遠縁です。サンシュユは、ミズキ科ミズキ属に属します。サンショウは、ミカン科サンショウ属です。
 ゴシュユのほうも、原産地は、中国です。日本でも、栽培されます。こちらは、主に薬用です。やはり、果実が、漢方薬にされます。果実は、秋に、赤紫に熟します。
 ゴシュユも、サンショウ(山椒)と、混同されることがあります。まったく名前が違うのに、なぜでしょう? ゴシュユの別名と、サンショウの別名とが、似るからです。
 ゴシュユの別名に、「カラハジカミ」や「カワハジカミ」があります。いっぽう、サンショウは、古く「ハジカミ」と呼ばれました。これでは、混同されやすいですね。しかも、ゴシュユは、サンショウと同じミカン科です。ただし、属は、ゴシュユ属です。
 このような経緯のおかげで、「茱萸」の正体は、ますます、わかりにくいですね。
 


図鑑↓↓↓↓↓には、ゴシュユ(呉茱萸)は載っていませんが、サンシュユ(山茱萸)が載っています。また、「茱萸【しゅゆ】」と混同されるサンショウ(山椒)や、アキグミ(秋茱萸)、ナワシログミ(苗代茱萸)も掲載されています。
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 過去の記事でも、重陽【ちょうよう】の節句に関する生き物を、取り上げています。よろしければ、以下の記事も御覧下さい。
 九月九日は菊の節句(2006/09/09