2008年9月 2日
コツブムシの続報、ウンピョウの続報
以前、ここのブログでお伝えした生き物の、続報が届きました。二種の生物について、続報をお伝えします。
一つめは、ナナツバコツブムシです。「島を食い荒らす虫」として、有名になりましたね。この虫のために、広島県東広島市のホボロ島【じま】が、消えようとしています。 「虫が島を壊す? ナナツバコツブムシ」(2007/06/28)で、お知らせしました。
ナナツバコツブムシにより、島が崩壊するのは、やむをえないことです。自然の摂理ですから、ヒトが止める必要は、ありません。
ところが、最近、虫以外の要因で、島の崩壊が進んでいます。ホボロ島に、勝手に上陸して、島を傷める人がいるのです。
ホボロ島は、生きた教科書といえます。生物による土地の浸食【しんしょく】が、実際に見られるからです。そのような島は、公共の財産でしょう。個人の好奇心で、傷めてよいものではありません。
条例か何かで、「基本的に、島への上陸は禁止」としたほうが良いのかな、と考えます。けれども、それは、情けないですね。皆さんの良心に、期待したいです。
二つめは、ボルネオウンピョウです。2007年に、新種として、発表されたヒョウ(豹)ですね。ウンピョウ(雲豹)というヒョウに近縁な種です。「ボルネオ(カリマンタン)島で、新種の豹(ヒョウ)を発見」(2007/03/17)で、お知らせしました。
ボルネオウンピョウについて、わかっていることは、ほとんどありません。発見されたばかりのうえ、森林で、ひっそり暮らしているからです。
ここへ来て、生息範囲について、ヒントが得られました。中部カリマンタン州の国立公園(インドネシア領内)で、ボルネオウンピョウの姿が、撮影されたのです。
その国立公園は、かつて、森林が破壊されていた地域でした。そこにウンピョウがいるのは、森林の生態系が、復活したことを示します。嬉しいですね。こういうニュースを、たくさんお伝えしたいものです。
ナナツバコツブムシの続報は、以下にあります。
虫が食う島、上陸者が崩す(中国新聞 2008/08/13)
ボルネオウンピョウの続報は、以下にあります。
希少種ボルネオウンピョウ、新たに発見(AFPBBニュース 2008/08/22)
松沢千鶴
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