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2008年9月 8日

ヤイロチョウは、森の妖精?

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 九月は、夏鳥が、日本から立ち去る季節です。夏鳥とは、「春、日本にやってきて、夏の間、繁殖する渡り鳥」ですね。秋になると、南の国へ、去ってゆきます。
 じつは、九月は、夏鳥を見るのに、良い時期です。山にいる鳥が、里へ来るようになるからです。渡りにそなえて、山から下りてくるのですね。ひょっとすると、珍しい鳥を、庭などで、見られるかも知れません。世界的な珍鳥も、日本には、やってきます。
 そのような珍種の一つが、ヤイロチョウです。漢字では、八色鳥と書きます。名のとおり、色とりどりの姿です。日本の野鳥で、一、二を争う美しさでしょう。
 ヤイロチョウが、夏鳥として来るところは、限られています。主に、西日本です。東日本にも、たまには来るようです。「鳴き声が聞かれた」などの記録があります。
 高知県では、県鳥に指定されています。その高知県でさえ、繁殖するヤイロチョウは、少ないです。彼らに適した環境が、減っているためです。
 ヤイロチョウは、低山の、よく茂った森林に棲みます。暗い茂みにいることが、多いです。おかげで、美しい姿は、なかなか見られません。幻の美鳥といえます。
 低山の森林は、人間に開発されやすいです。開けた場所では、ヤイロチョウは、子育てしません。安心できないのでしょうね。そのため、数が減ってしまいました。
 幸いなことに、各地で、ヤイロチョウの保護活動がされています。保護するには、まず、彼らを知ることが、重要ですね。ところが、それが、難しいのです。
 かつて、「日本のヤイロチョウは、外国の、あるヤイロチョウと、同一種かも知れない」と、いわれました。インドヤイロチョウという種です。インドなど、南アジアに分布する種です。ラテン語の学名で、Pitta brachyuraといいます。
 現在は、「日本のヤイロチョウは、インドヤイロチョウとは別種」という意見が、有力なようです。ラテン語の学名では、Pitta nymphaです。
 こんな基本的なことも、知るのは、大変なのですね。保護以前に、調査や研究が、必要です。地道な調査や研究にも、多くの人の目が、向けられて欲しいですね。
 


図鑑↓↓↓↓↓には、ヤイロチョウが掲載されています。
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ぜひご利用下さい。


 過去の記事でも、日本の夏鳥を取り上げています。よろしければ、以下の記事も御覧下さい。
 アマツバメは世界最速の鳥?(2007/10/15)
 ハチクマはスズメバチの天敵?(2007/09/24)
 オオルリは瑠璃色【るりいろ】じゃない?(2007/08/03)
などです。

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