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2008年9月12日

ヒラメとカレイとシタビラメ、どう違う?

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 ヒラメ(鮃)とカレイ(鰈)とは、よく似ていますね。どうやって区別するのでしょうか? 「左ヒラメに右カレイ」という言葉は、本当でしょうか?
 この問題は、難しいです。「ヒラメ」や「カレイ」が、どんな魚を指すのか、場合によって違うからです。例えば、正式な種名と、魚屋での呼び名とは、違います。
 「ヒラメ」は、普通には、正式な種名をヒラメという魚を指します。高級魚とされるのは、このヒラメです。カレイ目ヒラメ科に属する種です。眼が、体の左側にあります。
 ヒラメ科には、正式な種名「ヒラメ」以外に、多くの種がいます。それらの種をまとめて、「ヒラメ」と呼ぶこともあります。ヒラメ科の種は、みな、体の左に眼があります。
 「左ヒラメ」は、正しいのですね。ところが、「右カレイ」は、そうとは限りません。
 「カレイ」と呼ばれる魚には、たくさんの種が含まれます。魚屋などでは、カレイ目カレイ科に属する種を、まとめて「カレイ」と呼ぶことが多いです。それ以外に、カレイ目ダルマガレイ科、カレイ目ボウズガレイ科などの種に、「○○ガレイ」という種名が付いています。全部合わせると、百種以上の「○○ガレイ」がいます。
 カレイ科の種には、右に眼があるものが多いです。けれども、左に眼がある種もいます。他にも、例えば、ダルマガレイ科の種は、みな、左に眼があります。ボウズガレイ科の種は、同じ種の中でも、眼が右にあるものと、左にあるものとがいます。
 ダルマガレイ科の種は、正式な種名が「○○ガレイ」なのに、「ヒラメ」と呼ばれることがあります。眼が左にあるからです。ややこしいですね。
 では、シタビラメ(舌鮃)は? 「シタビラメ」にも、たくさんの種が含まれます。カレイ目の中の、ウシノシタ科と、ササウシノシタ科に属する種を、まとめて「シタビラメ」と呼びます。正式な種名は、「○○ウシノシタ(牛の舌)」というものが、多いです。眼の位置は、ウシノシタ科の種が左、ササウシノシタ科の種が右です。
 食用魚などでは、このような混乱が、よくあります。人間と関係が深いため、通称や方言名が、多いのですね。通称などと、正式な種名とは、分けて考えることが必要です。
  


図鑑↓↓↓↓↓には、正式な種名ヒラメと、メイタガレイが掲載されています。
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ぜひご利用下さい。


 過去の記事でも、ヒラメやカレイの仲間を取り上げています。また、生き物の名前に関する記事もあります。よろしければ、以下の記事も御覧下さい。
 トンビやオケラは、存在しない? 生き物の名前の話(2008/04/11)
 本当にあった不思議なカレイの話(2008/01/25)
 新しい名前で出ています――魚類の改名(2007/02/02)
などです。


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