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2008年10月 6日

憧れの鳥か、妖怪か? アカショウビン

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 日本の多くのバードウォッチャーが、「ひと目見たい」と、憧【あこが】れる鳥がいます。アカショウビンです。鮮やかな赤い鳥です。日本の鳥には、珍しい色ですね。
 アカショウビンは、カワセミの仲間です。ブッポウソウ目カワセミ科に属します。体型は、カワセミに似ています。頭と嘴【くちばし】が、大きいです。
 カワセミと違うのは、アカショウビンが、夏鳥であることです。渡り鳥なのですね。南西諸島では、本土より、長い期間、見られるようです。
 日本の本土では、アカショウビンを見ることは、難しいです。原生林の中を好むため、姿が見えにくいのですね。ところが、南西諸島では、事情が違います。南西諸島のアカショウビンは、比較的、人家の近くにやってきます。
 なぜ、こんな差があるのでしょうか? これについては、わかっていません。
 本土のアカショウビンと、南西諸島のアカショウビンとは、どこかで、進化の道筋が、分かれたようです。種は、同じアカショウビンですが、亜種が違うとされます。南西諸島で繁殖するものは、「リュウキュウアカショウビン」という亜種です。
 本土のアカショウビンと、リュウキュウアカショウビンとでは、外見も、少し違います。リュウキュウアカショウビンは、赤というより、紫がかった色をしています。
 ややこしいことに、本土のアカショウビンも、南西諸島にいることがあります。渡りの途中に、寄るのですね。おかげで、南西諸島では、アカショウビンを見る機会が多いです。本土のバードウォッチャーには、うらやましいですね。
 今の人にとって、憧れの的でも、昔の人にとっては、違ったようです。アカショウビンの鳴き声が、不気味なものとされることがありました。暗い森の中で、明け方に、よく鳴くからでしょう。妖怪の一種とされたりしました。
 南西諸島のアカショウビンは、妖怪「キジムナー」のモデルといわれることがあります。キジムナーは、赤い姿の、小人のような妖怪です。妖怪というより、妖精に近いイメージですね。あまり人を恐れない、リュウキュウアカショウビンとは、似ていると思います。



図鑑↓↓↓↓↓には、アカショウビンが掲載されています。本土のアカショウビンとは違う、リュウキュウアカショウビンの画像もあります。
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 過去の記事でも、日本の夏鳥を取り上げています。また、別の妖怪のモデルになった鳥も取り上げています。よろしければ、以下の記事も御覧下さい。
 アマツバメは世界最速の鳥?(2007/10/15) 
 ハチクマはスズメバチの天敵?(2007/09/24)
 オオルリは瑠璃色【るりいろ】じゃない?(2007/08/03) 
 郭公(カッコウ)はずるい鳥か?(2007/05/25)
鵺【ぬえ】の正体はトラツグミ(2006/08/04)
などです。

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