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2008年10月31日

水中で冬眠する? ナガレタゴガエル

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 寒くなってきましたね。両生類や爬虫類は、冬眠する季節です。
 冬眠といえば、普通は、地中でするものです。石の下に潜りこんだり、土に穴を掘ったりします。ところが、中には、変わった場所で、冬眠する生き物もいます。
 例えば、「ナガレタゴガエル」というカエルがいます。この種は、水中で冬眠します。
 ナガレタゴガエルは、普段から、水中にいるわけではありません。春から夏にかけては、陸で暮らします。山地の林の地面などが、生息地です。
 秋になると、ナガレタゴガエルは、山地の渓流に入ります。川底や、岩の下などに潜りこみます。春まで、そこで過ごします。早春には、渓流の中で、繁殖を始めます。繁殖が済んでから、陸に上がります。
 ナガレタゴガエルには、近縁な「タゴガエル」という種がいます。「ナガレ」タゴガエルという種名は、「渓流に棲むタゴガエル」ということから、付きました。
 タゴガエルと、ナガレタゴガエルとは、姿が似ています。普通の人には、区別が難しいです。ただし、それは、ナガレタゴガエルが、陸に棲む間だけです。秋から早春まで、水中に棲む間は、誰もが区別できます。夏と冬とでは、まったく違う姿になるからです。
 水中に棲む時期、ナガレタゴガエルは、皮膚がたるんで、しわしわになります。こんなカエルは、日本には、他にいません。多少、皮膚がたるむカエルは、いますが。
 なぜ、ナガレタゴガエルは、そんな姿になるのでしょうか? 「水中生活に適応するため」と考えられています。皮膚のたるみが、なぜ、水中生活への適応なのでしょう?
 それは、皮膚呼吸のためです。水中では、肺では呼吸できませんね。けれども、おとなのカエルは、鰓【えら】を持ちません。そのため、水中での呼吸は、皮膚に頼ります。
 皮膚がたるむのは、皮膚の面積が広くなるからです。面積が広ければ、効率よく、呼吸ができますね。水中で、長い間、じっとして暮らすことができます。
 ナガレタゴガエルが、そんなにまでして渓流に棲む理由は、わかっていません。寒さの厳しい山地では、渓流にいるほうが、凍ってしまわないのかも知れませんね。



図鑑↓↓↓↓↓には、ナガレタゴガエルも、タゴガエルも掲載されています。
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ぜひご利用下さい。


 過去の記事でも、カエルの仲間を取り上げています。よろしければ、以下の記事も御覧下さい。
 平凡なカエルが危機に? アオガエル(青蛙)たち(2008/05/28)
 両生類は、肺がなくても生きられる?(2008/05/01)
 2008カエル年【amphibian ark 2008/YEAR OF THE FROG】(2008/02/29)
 指の数が違うカエルがいる?(2008/02/22)
 カエル・ツボカビ症のその後(2007/12/03)
などです。


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