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2008年11月17日

白保【しらほ】のサンゴは普通と違う? アオサンゴ

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 サンゴ礁といえば、皆さんは、どこの海を思い浮かべますか? オーストラリアのグレートバリアリーフでしょうか? それとも、南太平洋のパラオ? インド洋のモルジブ?
 じつは、この日本に、世界的に有名なサンゴ礁があります。沖縄のサンゴ礁です。沖縄の海は、世界のどこと比べても恥ずかしくない、豊かな海です。
 中で、ユニークなのは、石垣島の白保【しらほ】地区にあるサンゴ礁です。ここは、世界有数の大きさの、アオサンゴの群落があることで、知られます。
 アオサンゴとは、どういうサンゴでしょうか? どこが、ユニークなのでしょうか?
 サンゴ礁を作るサンゴ(造礁サンゴ)には、たくさんの種があります。アオサンゴは、その中の一種です。数だけでいえば、サンゴ礁に、普通にある種です。
 多くのサンゴ礁では、ミドリイシと呼ばれるサンゴのグループが、大勢を占めます。ミドリイシは、イシサンゴ類という、さらに大きなグループに含まれます。石のように硬い骨格を持つため、イシサンゴと呼ばれます。
 アオサンゴも、硬い骨格を持ちます。けれども、イシサンゴ類ではありません。一つ一つのサンゴ虫(ポリプ)を見ると、イシサンゴ類とは、形が違います。
 アオサンゴは、刺胞動物門【しほうどうぶつもん】花虫綱【かちゅうこう】八放【はっぽう】サンゴ亜綱【あこう】に属します。「八放サンゴ」の名のとおり、ポリプの触手が、必ず八本です。なお、花虫綱は、「はなむしこう」と読むこともあります。
 ミドリイシなどのイシサンゴ類は、触手の数が、六本、または、六の倍数です。このため、六放【ろっぽう】サンゴと呼ばれます。正確には、刺胞動物門【しほうどうぶつもん】花虫綱【かちゅうこう】六放サンゴ亜綱【あこう】に属します。
 アオサンゴも、ミドリイシ類も、同じ「サンゴ」には、違いありません。が、分類のうえでは、遠縁です。おおよそ、「カンガルーと、ヒトくらい違う」と言えるでしょう。
 白保のアオサンゴは、世界でも珍しい「八放サンゴの大群落」なのですね。これは、日本だけでなく、世界の宝です。守ってゆきたいですね。
  


図鑑↓↓↓↓↓には、アオサンゴが掲載されています。ミドリイシの仲間も載っています。
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ぜひご利用下さい。


 過去の記事でも、サンゴ(珊瑚)の仲間を取り上げています。よろしければ、以下の記事も御覧下さい。
 オニヒトデは、サンゴ礁の悪役?(2008/07/18)
 国際サンゴ礁年とは、どんなもの?(2007/12/24)
 宝石の珊瑚【さんご】はサンゴ礁のサンゴか?(2007/03/05)
 サンゴ礁の海を守るナマコ(2006/07/22)
 サンゴ礁と台風の関係(2005/09/02)
などです。



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» 『オーストラリアの深海で、新種発見』

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