2008年12月 2日
タスマニアで、座礁したクジラの救出作戦
オーストラリアのタスマニア島から、クジラのニュースが届きました。陸に乗り上げたゴンドウクジラの一種を、救出する作戦が、実行されました。
二〇〇八年の11月22日、タスマニア島の浜辺に、64頭ものクジラが、乗り上がってしまいました。そのうち、52頭は、死にました。発見された時には、手遅れだったようです。残りの12頭を救おうと、人々が、手を尽くしました。
12頭のうち、1頭は、救出途中で、死んだそうです。残る11頭は、無事に、海へ帰されました。
このニュースのクジラは、「パイロットクジラ」と報道されています。これは、おそらく、英語のPilot Whaleの直訳でしょう。ややこしいことに、Pilot Whale(ゴンドウクジラ)と呼ばれるクジラには、二種います。ヒレナガゴンドウと、コビレゴンドウです。
今回、救われたのが、ヒレナガゴンドウなのか、コビレゴンドウなのかは、わかりません。この二種は、外見が似ます。区別するには、胸びれを見るのが、最も簡単な方法です。胸びれが、背びれの後端に届くほど長ければ、ヒレナガゴンドウです。
公表された写真には、胸びれが、はっきり写っていません。比較的、小型のクジラだとわかるだけです。ヒレナガゴンドウも、コビレゴンドウも、クジラとしては、小型なほうです。それでも、両種の成体は、5mを越えるほどになります。
ヒレナガゴンドウと、コビレゴンドウは、大きな群れを作ります。100頭を越える群れのこともあります。座礁する時には、群れ全体が座礁してしまうようです。
一度に多数のクジラやイルカが座礁することを、マス・ストランディングと呼びます。ヒレナガゴンドウと、コビレゴンドウは、最もマス・ストランディングが多い種だといわれます。そうなる理由は、わかっていません。
クジラやイルカの座礁原因には、さまざまな説があります。確定した説は、ありません。私たちヒトは、まだまだ、自然のことを、知らないのですね。もっと知って、多くの生き物を救えればいいな、と思います。
タスマニアで座礁したゴンドウクジラのニュースは、以下にあります。
浜辺に乗り上げたクジラ12頭、陸路による決死の救出作戦 タスマニア(AFPBBニュース 2008/11/25)
図鑑↓↓↓↓↓には、九種のクジラやイルカが掲載されています。
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ぜひご利用下さい。
松沢千鶴
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