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2008年12月22日

サカキ(榊)は、神さまの木?

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 近年、神棚がある家は少なくなりましたね。それでもお正月前には、神棚の榊【さかき】を新しくするという家もあるでしょう。また、神社では、鳥居などに榊を挿してあるのをよく見ます。神主さんが儀式の時に持つ枝も榊です。
 サカキは、古くから日本の神事に使われました。常緑樹であることがその理由です。冬でも青々とした木に生命力を感じたのでしょう。
 けれども、常緑樹なら他にもたくさんありますね。なぜ、サカキが選ばれたのでしょうか? これについてはわかっていません。
 サカキ以外の木が神事に使われることもあります。ヒサカキという植物です。サカキと同じく常緑樹です。外見はサカキと似ています。神社でもサカキではなく、ヒサカキを、榊【さかき】と称して使うことがあります。
 本物のサカキは関東以南にしか自生しません。寒さに弱いのですね。ヒサカキのほうが、寒さに強いです。そのため関東以北では、ヒサカキのほうが使われることが、多いです。しかし、なぜ、ヒサカキがサカキの代わりなのかも不明です。
 サカキとヒサカキは、同じツバキ科に属します。ツバキの仲間は、つやつやした葉を持つものが多いですね。サカキとヒサカキもそうです。ただし、属のレベルでは分類が違います。サカキは、ツバキ科のサカキ属、ヒサカキは、ツバキ科のヒサカキ属です。
 サカキとヒサカキの簡単な見分け方があります。サカキは、若い葉を除けば葉のふちが、ぎざぎざしていません。ヒサカキのほうは、葉のふちがぎざぎざです。
 神道では、サカキとヒサカキとを、厳密に区別していないようです。どちらも、「神さまに捧げる木」としています。このことから「榊」という字ができました。「榊」は、中国から来た漢字ではありません。日本で作られた国字です。
 最近、ヒサカキが、大気汚染にとても強いことがわかりました。三宅島の、火山ガスが濃い地域でも生き残っています。昔の人は、ヒサカキのこのような強さに、気づいていたのかも知れません。サカキと並んで「神さまの木」なのはそれが理由でしょうか。


 三宅島のヒサカキについては、以下のようなニュースがあります。
 神事の木 ヒサカキ生き残る(中日新聞 2004/04/23)


図鑑↓↓↓↓↓には、サカキもヒサカキも掲載されています。
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ぜひご利用下さい。

 過去の記事でも、お正月に使われる植物を取り上げています。よろしければ、以下の記事も御覧下さい。
 千両万両があるなら、十両百両もある?(2007/12/31)
 センリョウとマンリョウはどう違う?(2007/01/08)
 新年の神さまはユズリハに乗ってくる?(2007/01/05)
などです。


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