2009年1月27日
ガラパゴスより、ゾウガメとイグアナの報告
南米エクアドル領のガラパゴス諸島より、貴重な生き物のニュースがありました。
一つは、ガラパゴスゾウガメに関するものです。「孤独なジョージ」と呼ばれるガラパゴスゾウガメを覚えていますか? 以前、このブログで報告しましたね【「ひとりぼっちのジョージ」が、独りから脱出?(2008/7/025)】。これの続報です。
二〇〇八年、ジョージと「お見合い」した雌が、卵を産みました。けれども、卵は、すべて無精卵だったようです。一つも孵化【ふか】しませんでした。
今回は、残念な結果でした。来年以降に希望をつなぎましょう。
もう一つは、新種のニュースです。ガラパゴスのイグアナのうち、陸に棲むもので、新種が確認されました。
ガラパゴスには、海と陸とにそれぞれ別種のイグアナがいます。海に棲むのは、ウミイグアナという一種だけです。陸には、ガラパゴスリクイグアナとサンタフェリクイグアナ(バリントンリクイグアナ)の二種が棲みます。
それが、第三の「陸のイグアナ」が確認されたのですね。じつは、この種のことは、一九八六年から、存在が知られていました。ただ、新種かどうか、疑問が持たれていました。このたび、イタリアの大学の研究で、新種と確認されました。
この新種はラテン語の学名を、Conolophus rosadaと付けられました。日本語名は、まだありません。英語ではその体色から、Pink Iguanaと呼ばれています。
このピンクのイグアナは、とても数が少ないです。生息する場所も、限られます。ガラパゴス諸島の中でも、イサベラ島という島のウォルフ火山にしかいないそうです。
ガラパゴスでは、どの種のイグアナも、保護されています。とはいえ、今回の新種やサンタフェリクイグアナは、絶滅が心配されています。特に数が少ないためです。
今回の新種は、ガラパゴスのイグアナの研究に、重要な成果をもたらすかも知れません。ガラパゴスのイグアナが、いつ、現在のような種に分化したのか、大きな手がかりを秘めているからです。そんな貴重な彼らは、将来安泰であって欲しいですね。
ガラパゴスゾウガメの「ひとりぼっちのジョージ」のニュースは、以下にあります。
「孤独なジョージ」卵、8個ふ化せず ガラパゴスの雄ゾウガメ(産経ニュース 2008/12/04)
絶滅危機種の卵ふ化せず ガラパゴスのゾウガメ(産経ニュース 2009/01/23)
ガラパゴスの陸生イグアナの新種のニュースは、以下にあります。
新種のピンクイグアナ発見(ナショナル・ジオグラフィック・ニュース 2009/01/05)
ガラパゴス諸島でピンクの新種イグアナ発見される(AFPBBニュース 2009/01/06)
松沢千鶴
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