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2009年1月28日

長生きの渡り鳥たち、二題

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 野鳥の寿命は、どれくらいでしょうか? これを知るのは、難しいです。野生の生き物は、追跡するのが、困難だからです。
 けれども、近年、ヒントになる事例が、いくつかありました。野生のセグロカモメとオオワシとで、同一個体が長く観察されています。以下に紹介しますね。
 セグロカモメのほうは、和歌山県のみなべ町での例です。一羽のセグロカモメが、十六年にわたり、渡ってきているのが観察されています。
 なぜ、同一個体とわかるのでしょう? それは、このカモメに、変わった特徴があるからです。頭頂部の羽毛が、とさかのように逆立っています。通称「とさかカモメ」と呼ばれています。この特徴のおかげで、個体識別できるのですね。
 推定では、このカモメの年齢は、十九歳以上だそうです。この年齢をヒトに換算すると、どのくらいになるのかはわかりません。写真を見る限りでは、年寄りらしくなく、元気そうです。カモメがこんなに長生きとは、私も思いませんでした。
 オオワシのほうは、長野県の諏訪湖【すわこ】で、観察されています。二〇〇九年で、十年連続、同一個体が飛来しています。
 こちらのワシは、なぜ、同じ個体とわかるのでしょうか? 体の模様で、判別できるそうです。オオワシには、尾や翼に、白い模様があります。それが、一羽一羽、違います。
 このオオワシには、「グル」という名が付いています。野鳥なのに、なぜかといえば、一時期、人間に保護されたことがあるからです。
 一九九九年の一月、諏訪湖で、衰弱したオオワシが保護されました。日本野鳥の会の人が、四十九日間、世話をしたといいます。その時に、名が付けられたようです。こちらの現在の年齢は、十四歳で、雌だそうです。
 オオワシの多くは、北海道に飛来します。本州に来るもの自体、少ないです。生息地の南限に近いところで、こんな長期間、観察できているのは素晴らしいですね。
 どちらの鳥も、長く生きて、長く観察されて欲しいものです。

 「とさか」のあるセグロカモメのニュースは、以下にあります。
 今年も来ました 「とさかカモメ」(紀伊民報 2008/12/24)
 諏訪湖のオオワシ「グル」のニュースは、以下にあります。
 オオワシ:保護して放鳥の「グル」、10年連続で諏訪湖飛来 /長野(毎日新聞 2009/01/05)  


図鑑↓↓↓↓↓には、セグロカモメもオオワシも掲載されています。
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 過去の記事でも、セグロカモメやオオワシを取り上げています。よろしければ、以下の記事も御覧下さい。
 オオワシとオジロワシには、流氷が似合う(2008/02/08)
 カモメは冬にしかいない?(2006/10/23)


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