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2009年2月 2日

ロウバイ(蝋梅)の花に来るのは、誰?

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 一年で最も寒い季節ですね。外に出ると何もかも凍りついているように見えます。生き物の気配など感じられませんね。
 ところが、こんな季節にも花を咲かせる植物があります。ロウバイです。
 ロウバイの花期は、だいたい一月から二月頃です。花は小さくて目立ちません。そのかわり、とても良い香りがします。花の色は、黄色い中に茶色の芯があります。
 なぜ、ロウバイはこんな季節に花が咲くのでしょうか? おそらく、ライバルの少ない季節を狙ったのでしょう。以前、ヤツデのコラムで説明しましたね。( 商売は、商売敵が少ない時期に? ヤツデ(2008/11/28)
 それにしても、こんなに寒くては活動できる昆虫などいなさそうです。ロウバイは、 昆虫以外に花粉を運んでもらうのでしょうか?
 例えば、ツバキは鳥に花粉を運んでもらいます。ツバキも、寒い季節に咲きますね。
 けれども、ロウバイはあまり鳥に頼っているようには見えません。その理由は、ロウバイの花が鳥が来やすいようにできていないからです。
 鳥に花粉を運んでもらう花を鳥媒花【ちょうばいか】と呼びます。鳥媒花には、いくつかの特徴があります。大型の花であること、赤い色が多いこと、香りが少ないことなどです(例外もあります)。これらは、鳥に見つけてもらいやすい特徴です。
 鳥は、視覚が発達しています。ですから、「大きくて、赤くて、目立つ」花が多くなります。香りが少ないのは、鳥の嗅覚が発達していないからです。
 ロウバイの花は、鳥媒花らしくありませんね。「小さくて、黄色くて、香りが強い」花です。ロウバイの花粉の運び手は誰でしょうか?
 この問題を解くには、マンサクの花がヒントになりそうです。マンサクの花は、ロウバイに似るからです。どちらも、寒い季節に咲きます。黄色くて芯が茶色い花です。
 マンサクの花には、ハエや、ハナアブが来ます。ハエやハナアブは、成虫で越冬するのですね。その間の栄養を、マンサクやロウバイに頼っているのでしょう。



図鑑↓↓↓↓↓には、ロウバイが掲載されています。また、マンサクも載っています。
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 過去の記事でも、寒い季節に花が咲く植物を、取り上げています。よろしければ、以下の記事も御覧下さい。
 クリスマスローズはクリスマスに咲かない?(2007/12/03)
 サザンカとツバキはどう違う?(2006/12/04)
 あんこ椿(ツバキ)は恋の花(2006/02/13)
などです。


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