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2009年2月16日

貴重な日本の固有種、リュウキュウヤマガメ

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 寒い季節でも、暖かい地方では、生き物の活動が見られますね。今回は、南西諸島の生き物を紹介しましょう。カメ(亀)の一種、リュウキュウヤマガメです。
 カメと言えば、「水中にいるもの」と思う方がいるでしょう。けれども、リュウキュウヤマガメは、陸生です。林の中で暮らします。時には、水に入ることもあります。が、陸にいるほうが、普通です。
 カメの仲間には、このような陸生の種も、多いです。通称で、陸ガメと呼ばれます。
 ややこしいことに、分類学的には、すべての陸ガメが、近縁なわけではありません。陸で暮らすカメと、水中に暮らすカメが、近縁だったりします。
 リュウキュウヤマガメは、ニホンイシガメと、同じ科に属します。ニホンイシガメは、日本の内地にいるカメですね。よく、水中にいます。分布域も、暮らし方も、リュウキュウヤマガメとは違います。なのに、同じ科なのですね。
 リュウキュウヤマガメや、ニホンイシガメが属する科は、イシガメ科といいます。イシガメ科は、バタグールガメ科とも呼ばれます。この科には、人間に身近な種が含まれます。ニホンイシガメや、クサガメなどです。その割に、研究が進んでいません。
 例えば、リュウキュウヤマガメの分類は、一九九〇年代になって、見直されました。それまで、このカメは、スペングラーヤマガメの亜種だとされていました。
 スペングラーヤマガメは、ベトナムなど、東南アジアに分布する種です。リュウキュウヤマガメは、この種の中の一グループだと思われました。それが、違う種だとわかったのですね。昔から知られた種でも、研究が進んでいないと、このようなことがあります。
 リュウキュウヤマガメは、保護されています。けれども、前途が安泰とは、とても言えません。外来種にすみかを奪われたり、交通事故に遭ったりしています。今のところ、保護の対策は、目覚ましい成果を上げていません。
 たぶん、生き物の保護対策には、特効薬は、ないのでしょう。すみかの整備や、食べ物の確保などを、地道に続けるのが、一番の対策だと思います。



図鑑↓↓↓↓↓には、リュウキュウヤマガメが掲載されています。
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 過去の記事でも、カメの仲間を取り上げています。また、南西諸島に分布する他の爬虫類も取り上げています。よろしければ、以下の記事も御覧下さい。
 「ひとりぼっちのジョージ」が、独りから脱出?(2008/07/25)
 イグアナ? いえ、キノボリトカゲです(2008/02/11)
 イシガメが絶滅寸前?(2007/11/19)
などです。


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