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2009年2月20日

オオコウモリは、空飛ぶキツネ?

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 コウモリ(蝙蝠)には、たくさんの種がいます。日本にも多くの種が分布します。
 日本のコウモリは、ほとんどが小型の種です。翼を縮めれば、ヒトの掌【てのひら】にすっぽり入ってしまうくらいです。けれども中には大型の種もいます。
 それは、オオコウモリの仲間です。日本では、小笠原諸島と南西諸島に分布します。
 名のとおり、オオコウモリは、大型のコウモリ類です。専門的には、翼手目【よくしゅもく】というグループの中の大翼手亜目【だいよくしゅあもく】に属します。
 普通のコウモリは、翼手目の中の小翼手亜目【しょうよくしゅあもく】に属します。日本の内地にいるコウモリは、みなこちらのグル-プです。
 オオコウモリと、普通のコウモリとは大きさ以外にも違いがあります。分布、食性、飛び方などです。差がわかりやすいのは、分布と食性ですね。
 オオコウモリの仲間は、熱帯から亜熱帯に分布します。寒さに弱いのですね。普通のコウモリは、亜寒帯にまで分布します。
 食性は、オオコウモリが植物食です。果実や花の蜜を食べます。普通のコウモリは、動物食が多いです(例外もあります)。日本に分布する種は、主に昆虫を食べます。
 英語では、オオコウモリの仲間をflying foxと呼びます。「空飛ぶキツネ」という意味ですね。キツネとは遠縁なのに、なぜ、オオコウモリが「飛ぶキツネ」なのでしょう?
 理由は、オオコウモリの顔が、キツネに似るからです。尖った顔なのですね。この顔は、オオコウモリの食性と関係しています。
 果実は、丸いのでくわえにくいです。しかし、オオコウモリは手が使えません。翼になっているからですね。口だけでうまく果実をくわえるには?
 口を長くすれば、くわえる部分が多くなりますね。しっかりとくわえられます。口を長くした結果、オオコウモリの顔は突き出して「キツネ顔」になりました。
 日本には、二種の「キツネ顔」コウモリがいます。オガサワラオオコウモリとクビワオオコウモリです。いつまでも、そのユニークな顔が見られるようにしたいですね。
  


図鑑↓↓↓↓↓には、オガサワラオオコウモリとクビワオオコウモリが掲載されています。
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 過去の記事でも、コウモリの仲間を取り上げています。よろしければ、以下の記事も御覧下さい。
 引越しは嫌い? ヒナコウモリ(2008/09/19)
 米国で、コウモリが、謎の大量死(2008/05/12) 
 コウモリと共存しよう、引越し大作戦(2008/04/28)
 虚々実々の駆け引き、ガ(蛾)対コウモリ(2007/07/13)などです。


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