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2009年2月21日

北極と南極には、同じ生き物がいる?

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 北極と南極とは、似ているようで違いますね。北極にはホッキョクグマがいますが、南極にはいません。南極にはペンギンがいますが、北極にはいません。
 ところがこのほど「北極と南極では、多くの生き物が共通している」という調査結果が出ました。なんと、二百種以上が、北極と南極、両方に分布するそうです。
 ただし、これらが本当に同種であるのかはまだわかりません。今回、見つかった生き物には、研究が進んでいないものが多いからです。ほとんどが、無脊椎動物です。小さくて、種が見分けにくいものばかりです。中には、似た別種が含まれるでしょう。
 今回、両極で発見された種を、いくつか挙げてみますね。
 例えば、カイアシの仲間が、見つかっています。カイアシとは、小さな甲殻類です。エビやカニの仲間ですね。専門的には、節足動物門【せっそくどうぶつもん】甲殻亜門【こうかくあもん】顎脚綱【がっきゃくこう】カイアシ亜綱【あこう】に属する生き物を、カイアシと総称します。このグループには、一万種以上もの種が含まれます。
 カイアシ類は、北極でも南極でも重要な生き物です。彼らが、多くの生き物の餌になるからです。クジラや魚類やペンギンなどが、カイアシ類を食べます。
 ハダカカメガイも、北極・南極の両方で見つかっています。「ハダカカメガイなんて知らない」という方が多いでしょうね。では、クリオネは? ハダカカメガイとは、クリオネの正式な種名です。貝殻を持たない巻貝の一種です。以前、このブログで取り上げましたね(ハダカカメガイ(クリオネ)は流氷の天使か?(2006/01/09))。
 今回の調査は、「海洋生物のセンサスCensus of Marine Life」という国際プロジェクトの一環です。このプロジェクトは、二〇〇〇年から二〇一〇年までの、十年計画です。
 このプロジェクトにより、これまでに、たくさんの新種が発見されました。今回のように、新種の発見でなくとも、興味深い発見も、たくさんありました。
 今後も、このような発見が相次ぐでしょう。海について、人類が、いかに知らないか、痛感します。私たちは、もっと謙虚になるべきでしょうね。
 「北極と南極と、両方で発見された生物」は、以下に載っています。
 南北両極の海にすむ生物――浮遊性巻貝(ナショナル・ジオグラフィック・ニュース 2009/02/15)
 南北両極の海にすむ生物――カイアシ(ナショナル・ジオグラフィック・ニュース 2009/02/15)
 南北両極の海にすむ生物――クリオネ(ナショナル・ジオグラフィック・ニュース 2009/02/15)
 「海洋生物のセンサス」プロジェクトでは、他にも、以下のような新種の生き物が、発見されています。
 深海生物の新種――ロブスター(ナショナル・ジオグラフィック・ニュース 2008/11/10)
 深海生物の新種――エビと寄生虫(ナショナル・ジオグラフィック・ニュース 2008/11/10)
 深海生物の新種――世界最大の尾腔亜綱(ナショナル・ジオグラフィック・ニュース 2008/11/10)
 深海生物の新種――コブシガニ(ナショナル・ジオグラフィック・ニュース 2008/11/11)



図鑑↓↓↓↓↓には、ハダカカメガイ(クリオネ)など、無脊椎動物が、百種以上載っています。
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ぜひご利用下さい。


 

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