図鑑.netブログ- zukan.net -

http://blog.zukan.net/blog/

2009年2月26日

フィリピンで、ネズミの新種を発見

ico_weather_kumori.gif / ico_weather_ame.gif

 
 新種発見のニュースです。今度は、ネズミの一種です。フィリピンのミンダナオ島で発見されました。ミンダナオ島の、ハミギタン山に分布します。
 この種には、まだ、日本語名が付いていません。ラテン語の学名は、Batomys hamiguitanと付けられました。生息地のハミギタン山にちなんだ名ですね。この新種は、齧歯目【げっしもく】ネズミ科ネズミ亜科ルソンモリネズミ属に属します。
 ルソンモリネズミ属は、すべて、フィリピンに分布する種ばかりです。例えば、ルソンモリネズミは、ルソン島でしか分布が確認されていません。今回の新種と同じミンダナオ島には、ミンダナオモリネズミが分布します。ミンダナオモリネズミは、レイテ島でも、分布が確認されています。
 紛らわしいことに、ルソンネズミ属という分類のグループもあります。今回の新種が属するのは、ルソン"モリ"ネズミ属のほうです。
 今回の新種は、ハミギタン山の小さな森でしか生息が確認されていません。ここが、世界で唯一の生息地という可能性があります。この森が失われたら、この新種は、地球から姿を消すことになるでしょう。
 今回の新種に限らず、ルソンモリネズミ属は、全種の数が少ないです。森が伐り開かれたりすれば、すぐ絶滅しかねません。ルソンモリネズミも、ミンダナオモリネズミも、国際自然保護連合(IUCN)のレッドリスト(2006年版)に挙げられています。
 じつは、今回の新種は、2006年に発見されていたそうです。けれども、本当に新種かどうか、確認するのに時間がかかりました。正式に、新種として学名が付いたのは、2008年になってからです。
 ミンダナオ島の固有種の哺乳類は、今のところこのネズミ一種だけです。しかし、今後もそうだとは限りません。ミンダナオ島は、未調査の地域が多いからです。「調査が進めば、他にも新種の発見があるだろう」といわれます。
 このような未調査の地域は、野生をそのままに残して欲しいですね。
 ミンダナオ島の新種ネズミのニュースは、以下にあります。
 ミンダナオ島のネズミ、新種と認定(ナショナル・ジオグラフィック・ニュース 2009/02/19



図鑑↓↓↓↓↓には、ネズミの仲間である齧歯目【げっしもく】が、二十種ほど載っています。
ban_zukan.net.jpg
インターネット生物図鑑-zukan.net-
http://www.zukan.net
ぜひご利用下さい。


 過去の記事でも、別のネズミの発見や、再発見を取り上げています。よろしければ、以下の記事も御覧下さい。
 ネットで、知りたいことを上手に知るには? 上級編(2008/07/28)
 再発見!オキナワトゲネズミ(2008/03/07)
 インドネシアのパプアで、新種の哺乳類を発見(2007/12/19)
 新種発見!トゲネズミ(2006/7/10)


http://blog.zukan.net/blog/2009/02/26-226_1.php
トラックバックhttp://blog.zukan.net/MovableType4/mt-tb.cgi/5299

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL
http://blog.zukan.net/MovableType4/mt-tb.cgi/5299

コメント

コメントを投稿

(いままで、ここでコメントしたことがないときは、コメントを表示する前にこのブログのオーナーの承認が必要になることがあります。承認されるまではコメントは表示されません。そのときはしばらく待ってください。)