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2009年3月31日

今日のサクラ【その5】




今日のサクラ、その5です。ソメイヨシノ 画像
和名:ソメイヨシノ
学名:Cerasus X yedoensis (Matsum.) A.Vassil
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東京 港区  【2009.03.31】



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ハクセキレイ

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 ハクセキレイ 画像
和名:ハクセキレイ
学名:Motacilla alba
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沖縄 金武  【2009.03.07】



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2009年3月30日

今日のサクラ【その4】




今日のサクラ、その4です。ソメイヨシノ 画像
和名:ソメイヨシノ
学名:Cerasus X yedoensis (Matsum.) A.Vassil
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東京 目黒  【2009.03.30】



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チュパカブラ? ニホンオオカミ? 謎の生物の正体は

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 二〇〇七年の七月、米国から、興味深いニュースが届きました。「謎の生物、チュパカブラの死体が発見された」というのです。
 チュパカブラとは、いわば、米国の「妖怪」です。目撃談がいくつもあります。が、実在する動物というよりは、幻獣です。でも、死体が見つかったとなれば、実在が証明されたことになりますね。このニュースの続報が、二〇〇七年の十一月に、ありました。
 残念ながら、それは、コヨーテの死体でした。コヨーテは、米国では、平凡な生き物です。なぜ、それが、チュパカブラだと思われたのでしょうか?
 写真を見ると、その死体には、ほとんど体毛がありません。コヨーテとは、まるで違う生き物に見えます。未知の生物だと思われたのは、無理もありません。
 おそらく、このコヨーテは、皮膚病にかかったものと考えられます。疥癬【かいせん】という病気ではないでしょうか。この病気にかかると、体毛が抜け落ちます。
 時おり、日本で、疥癬にかかったタヌキが話題になります。そのようなタヌキは、タヌキに見えないことが多いです。体毛が抜けてしまうからです。よく知られた生物なのに、未知の宇宙生物か、妖怪のように見えることが、少なくありません。
 疥癬にかかるのは、タヌキばかりではありません。二〇〇七年には、九州で、疥癬と思われるキツネが撮影されました。この写真も、ちょっと、キツネとは違う生き物に見えます。「ニホンオオカミでは?」と、一部で騒がれました。
 皮膚病の動物は、世界各地で、似た騒動を起こしているようです。見慣れた哺乳類でも、毛がなくなると、まるで知らないものに見えます。それぞれの土地で、言い伝えられる「妖怪」や「未確認生物」に見えるのでしょう。
 野生動物に病気がはやるのは、自然の環境が乱れている時です。近年では、人間が、自然環境を乱すことが多いですね。チュパカブラなどの「幻獣」騒動は、「これ以上、自然を乱すな」という警告かも知れません。

 「チュパカブラの死体を調査」のニュースは、以下にあります。
 チュパカブラの死骸が発見? テキサス州立大学でDNA鑑定が実施(technobahn 2007/11/05)
 チュパカブラの死骸が発見? テキサス州立大学でDNA鑑定が実施(technobahn 2007/11/05)
 「ニホンオオカミのように見えるキツネ」の画像は、以下のサイトにあります。
 撮った謎の動物...実は「皮膚病のキツネ」 熊本県五木村で記者が遭遇(西日本新聞 2007/10/20)
 「皮膚病にかかったタヌキ」の画像は、以下のサイトで見られます。タヌキとは思えない、異様な姿です。こんな目に遭う野生動物は、減らしたいですね。
 皮膚病のタヌキ(マリ助のWebサイト)
 皮膚病のタヌキ(自然案内舎 有限会社クラバード)
 全身毛の抜けたタヌキ・・・野生動物に広がる疥癬症(livedoorニュース 2008/04/02)

2009年3月29日

チュウサギ

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 チュウサギ 画像
和名:チュウサギ
学名:Egretta intermedia
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沖縄 金武  【2009.03.07】



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2009年3月28日

ソリハシセイタカシギ

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 まれな旅鳥。ソリハシセイタカシギ 画像
和名:ソリハシセイタカシギ
学名:Recurvirostra avosetta
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沖縄 沖縄市  【2009.03.07】


2009年3月27日

今日のサクラ【その3】




今日のサクラ、その3です。ソメイヨシノ 画像
和名:ソメイヨシノ
学名:Cerasus X yedoensis (Matsum.) A.Vassil
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東京 目黒  【2009.03.27】



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パプア・ニューギニアで、五十以上の新種を発見か?




 またもや、新種発見のニュースです。今度は、パプア・ニューギニアが舞台です。大ざっぱに見積もって、50以上の新種が発見されました。
 新種の数は、まだはっきりしません。調査が途中だからです。
 以下に、新種と思われる生物を挙げましょう。どの種も日本語名はありません。以下に示すアルファベットの種名はすべて、ラテン語の学名です。
 無脊椎動物でハエトリグモの仲間が、何種か発見されています。中には、変わった姿の種もいます。アリ(蟻)にそっくりなのです。Cucudeta zabkaiという種です。
 Cucudeta zabkaiは、新種というだけでなく、新属でもあります。属とは、種より一段階、上の分類グループです。分類グループそのものが、生物学上、知られていなかったということですね。クモの中のハエトリグモ科では、Cucudeta属以外に、Tabuina属とYamangalea属も新たに発見されました。
 両生類では、カエルの仲間が発見されています。アマガエル科のアミメアマガエル属やミナミアマガエル属(アメガエル属)で、新種らしき種が見つかりました。ヒメアマガエル科のOreophryne属(コノマヒメアマガエル属)でも、新種が見つかりました。
 Oreophryne属のカエルは、独特の生態で知られます。卵から、いきなりカエルの姿で産まれます。おたまじゃくしになりません。今回の新種も、そうだと考えられます。
 爬虫類では、ヤモリの新種らしき種が発見されました。ヤモリ科ホソユビヤモリ属の一種です。この種には、鋭い爪があるそうです。ヤモリとしては、珍しい特徴です。普通のヤモリには、鋭い爪のかわりに、指下板【しかばん】という吸盤状のものがあります。
 植物では、Hypserpa calcicolaや、Kairoa endressianaが発見されました。Hypserpaのほうは、ツヅラフジ科Hypserpa属の新種です。つる植物です。Kairoaのほうは、モニミア科Kairoa属に属します。低木になる植物です。
 ここに挙げた種名や分類は、今後、変わる可能性もあります。調査が進めば、新しいことがわかってくるからです。この後の報告が楽しみですね。


 パプア・ニューギニアの新種のニュースは、以下にあります。
パプアニューギニア、アマガエルの新種(ナショナル・ジオグラフィック・ニュース 2009/03/25) ※アミメアマガエル属の新種の画像があります。
パプアニューギニア、クモの新種(ナショナル・ジオグラフィック・ニュース 2009/03/25) ※Orthrus属のハエトリグモの新種の画像があります。
新種生物56種、パプアニューギニアの原生林で発見(AFPBBニュース 2009/03/26) ※Oreophryne属の新種カエルの画像付きです。
新種生物56種、パプアニューギニアの原生林で発見(AFPBBニュース 2009/03/26) ※ホソユビヤモリ属の新種の画像付きです。


 新種の画像をもっと見たい方は、以下のページを御覧下さい。※解説は英語です。
新属新種のハエトリグモTabuina varirata(コンサベーション・インターナショナル)
新属新種のハエトリグモTabuina rufa(コンサベーション・インターナショナル)
Uroballus属の新種のハエトリグモ(コンサベーション・インターナショナル)
新属新種のハエトリグモCucudeta zabkai(コンサベーション・インターナショナル)
新属新種のハエトリグモYamangalea frewana(コンサベーション・インターナショナル)
ミナミアマガエル属(アメガエル属)の新種(コンサベーション・インターナショナル)
ツヅラフジ科の新種の植物Hypserpa calcicola(コンサベーション・インターナショナル)
モニミア科の新種の植物Kairoa endressiana(コンサベーション・インターナショナル)


図鑑↓↓↓↓↓には、動物・植物約1,800種が掲載されています。
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 過去の記事でも、パプア・ニューギニアで発見された新種を取り上げています。よろしければ、以下の記事も御覧下さい。
ネットで、知りたいことを上手に知るには? 上級編(2008/07/28)
楽園の鳥の楽園? インドネシアのパプア州とパプア・ニューギニア(2006/02/9)


昆虫一のアクアラング王者? ゲンゴロウ

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 暖かくなってきましたね。昆虫たちが、見られ始める頃です。ためしに、水の中を、覗いてみましょう。ゲンゴロウの仲間が、見られるかも知れません。
 ゲンゴロウ(源五郎)は、水生昆虫の代表的なものですね。この仲間は、とても種が多いです。日本だけでも、ゲンゴロウ科に属する種は、百種以上います。
 ゲンゴロウ科の種には、みな、「○○ゲンゴロウ」という種名が付いています。これらの種をまとめて、ゲンゴロウと呼ぶことが多いです。
 ややこしいことに、正式な種名を「ゲンゴロウ」というものもいます。他の種と区別するため、種名ゲンゴロウを「ナミゲンゴロウ」と呼ぶことがあります。
 ゲンゴロウの仲間が泳ぐのを、見たことがありますか? 速いですよね。どうやって、あんなに速く泳ぐのでしょう? 種名ゲンゴロウを、例に挙げてみます。
 ゲンゴロウの成虫は、一番後ろの脚が、大きく発達しています。この脚で、力強く、水を掻きます。彼らは、この脚を上げた格好で、水中で止まっていることがあります。そういう時に、観察してみましょう。脚に、細かい毛が生えています。
 これによって、ゲンゴロウは、より多くの水を、掻けるのですね。よくできています。
 他にも、水中生活に、よく適応したところがあります。呼吸のやり方です。
 ゲンゴロウは、鰓【えら】を持ちません。水を呼吸できないのですね。私たちと同じく、空気を呼吸します。水中に棲むのに、どうしているのでしょうか?
 ゲンゴロウの幼虫は、尾の先端部分を、水上に出して、呼吸します。いわば、「シュノーケル」方式ですね。ミズカマキリなどの水生昆虫と、同じ方式です。
 対して、成虫は、「アクアラング」方式です。翅【はね】と体との間に、空気を溜めます。この空気を、呼吸します。ダイビングで使うアクアラングと、似ていますね。
 かつての日本では、ゲンゴロウの仲間は、平凡な昆虫でした。子供の良い遊び相手だったようです。ところが、今では、種名ゲンゴロウの絶滅が心配されています。農薬の使用などが、彼らを追いつめました。彼らと子供が遊べる世界を、残したいですね。
  


図鑑↓↓↓↓↓には、種名ゲンゴロウが掲載されています。
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 過去の記事でも、水生昆虫を取り上げています。よろしければ、以下の記事も御覧下さい。
 アメンボは、水上のスケーター?(2008/01/18)
 はかないようでしぶとい? カゲロウ(2006/09/04)などです。


2009年3月26日

今日のサクラ【その2】




今日のサクラ、その2です。ソメイヨシノ 画像
和名:ソメイヨシノ
学名:Cerasus X yedoensis (Matsum.) A.Vassil
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東京 目黒  【2009.03.26】



図鑑↓↓↓↓↓には、ソメイヨシノ、オオシマザクラ、ヤマザクラなどが掲載されています。
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エンドウ

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 エンドウが栽培されていました。大都会の真ん中で!! 育ってます。エンドウ 画像
和名:エンドウ
学名:Pisum sativum L.
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東京 港区  【2009.03.17】


2009年3月25日

オーストラリアで、十九の新種を発見

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 新種発見のニュースです。オーストラリアで、昆虫を含む無脊椎動物の新種が、まとめて発見されました。その多くが、西オーストラリア州に産します。
 発見された種の分類グループは、以下のとおりです。クモとそれに近縁な節足動物【せっそくどうぶつ】が11種、甲殻類【こうかくるい】(エビやカニの仲間)が3種、昆虫が2種、軟体動物【なんたいどうぶつ】が1種、蠕虫【ぜんちゅう】が1種、海綿動物【かいめんどうぶつ】が1種です。
 軟体動物と蠕虫と海綿動物については、詳しい報道がありません。ここでは、残りの節足動物と甲殻類と昆虫について書きましょう。
 今回、発見された種には、どれも、日本語名は付いていません。ラテン語の学名が付いています。以下に挙げるアルファベットの種名は、ラテン語の学名です。
 クモでは、Hickmanolobus linnaeiMicropholcomma linnaeiといった種が、見つかっています。この二種は、どちらもとても小さなクモです。
 クモに近縁な節足動物では、カニムシの仲間が、見つかりました。クモ綱【こう】のうち、カニムシ目【もく】に属する生き物です。この仲間は、一見、サソリに似ます。サソリのような鋏【はさみ】を持ちます。けれども、毒針のある尾を持ちません。
 甲殻類では、ヨコエビの仲間が発見されました。ヨコ「エビ」といっても、普通のエビとは違います。甲殻亜門【こうかくあもん】軟甲綱【なんこうこう】端脚目【たんきゃくもく】に属する生き物です。普通のエビは、軟甲綱の十脚目【じっきゃくもく】です。
 新種のヨコエビには、眼がありません。地下の川に棲むからです。
 昆虫では、ベッコウバチの仲間とヨコバイの仲間が発見されています。ベッコウバチは、クモを狩るハチとして有名ですね。ヨコバイの仲間は、植物食です。植物の上で、横に歩いたり、跳ねたりするので、ヨコバイと名づけられました。
 このようなニュースに接すると、「生物の世界は無限だな」と思います。まだまだ、多様な生き物が発見されずにいるのでしょうね。


 オーストラリアの新種のニュースは、以下にあります。新種のベッコウバチの画像付きです。
西オーストラリアで19種の新種を発見(ナショナル・ジオグラフィック・ニュース 2009/03/10)
 以下のページで、新種の画像がいくつか見られます。※解説は英語です。
新種のクモHickmanolobus linnaeiの画像(National Geographic News)
新種のクモMicropholcomma linnaeiの画像(National Geographic News)
新種のカニムシの画像(National Geographic News)
新種のヨコエビ(甲殻類)の画像(National Geographic News)
新種のヨコバイ(昆虫)の画像(National Geographic News)



図鑑↓↓↓↓↓には、日本に分布するクモが九種ほど掲載されています。ベッコウバチ科やヨコバイ科の昆虫も、載っています。
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 過去の記事でも、オーストラリアの新種を取り上げています。よろしければ、以下の記事も御覧下さい。
オーストラリアの深海で、新種発見(2009/01/22)
百種を越える魚類が発見される(2008/09/30)
オーストラリアのサンゴ礁で、数百の新種を発見(2008/09/25)
などです。

2009年3月24日

ミフウズラは、ウズラじゃない?




 少し前に、「絶滅したと思われた鳥の一種が、再発見された」ニュースがありました。フィリピンのルソン島からのニュースです。
 再発見されたのは、ミフウズラ(三斑鶉)という鳥の仲間です。種名を、フィリピンヒメミフウズラといいます。ニュースの画像を見ると、ウズラにそっくりですね。
 ミフウズラの仲間は、どの種も、ウズラに似ます。けれども、ウズラとは遠縁です。
 ミフウズラとは、ミフウズラ科に属する種の総称です。ウズラのほうは、キジ科に属する一種です。キジ科の中のウズラ属やヤブウズラ属などを、まとめてウズラ類と呼ぶこともあります。
 ややこしいことにミフウズラ科の中に、単に「ミフウズラ」という種名のものがいます。種名ミフウズラは、日本の南西諸島にも分布します。種名ミフウズラとフィリピンヒメミフウズラとは、とても近縁です。同じミフウズラ科ミフウズラ属に属します。
 ミフウズラの仲間とウズラの仲間とは、生態が似ます。そのために、姿も似ました。小柄な体と地味な体色が、藪に隠れるのに都合が良いです。
 フィリピンヒメミフウズラも、隠れ上手なのでしょう。生存が確認されたのは、数十年ぶりとのことです。これまでは、まともな写真すらありませんでした。
 隠れ上手なのは、生存には有利です。しかし、生態の調査には、都合が悪いですね。ミフウズラの仲間は、大まかな生息数さえわからない種が多いです。
 種名ミフウズラもそうです。日本の南西諸島に、何羽くらいのミフウズラがいるのかは、はっきりしません。昔より、減っているといわれます。人間の開発により、すみかを奪われたり、ノネコなどに捕食されたりしているからです。
 今回、再発見されたフィリピンヒメミフウズラは、市場で売られていました。画像が撮影された後、食用にされたようです。なんとも、無念なことですね。
 日本のミフウズラは、まだ、絶滅していません。今なら、救えます。フィリピンヒメミフウズラのようになる前に対策を講じたいですね。


 再発見されたミフウズラの一種のニュースは、以下にあります。記事には『ウズラ』と書かれている部分もありますが、ミフウズラのことです。
希少ウズラの最後の一羽? 「市場」で撮影(AFPBBニュース 2009/2/23)
"絶滅"したミフウズラが食肉市場に(ナショナル・ジオグラフィック・ニュース 2009/2/18)



図鑑↓↓↓↓↓には、残念ながら、ミフウズラは載っていません。ミフウズラに似たウズラやコジュケイが掲載されています。
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 過去の記事でも、フィリピンで発見された種や、狩猟がきっかけで再発見された種を取り上げています。また、新種の鳥も取り上げています。よろしければ、以下の記事も御覧下さい。
フィリピンで、ネズミの新種を発見(2009/02/26)
絶滅種?のシカとカエルが、再発見される(2008/10/14)
アフリカ中部で、新種の鳥を発見(2008/08/19)
などです。

関東、開花宣言【3月21日】 今日のサクラ【その1】




関東に開花宣言が、3日前の3月21日に発表されました。皆さんの周りでは咲いていますか?さて、例年通り、今日のサクラレポートをお届けいたします。カルガモが一足先にお花見?してました。ソメイヨシノ 画像
和名:ソメイヨシノ
学名:Cerasus X yedoensis (Matsum.) A.Vassil
和名:カルガモ
学名:Anas poecilorhyncha
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※画像をクリックすると大きな画像が見られます。

東京 目黒  【2009.03.24】



図鑑↓↓↓↓↓には、ソメイヨシノ、オオシマザクラ、ヤマザクラなどが掲載されています。また、鳥のカルガモも載っています。
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コチドリ

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 コチドリ 画像
和名:コチドリ
学名:Charadrius dubius
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沖縄 金武  【2009.03.07】



図鑑↓↓↓↓↓には、コチドリが掲載されています。
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2009年3月23日

トサミズキは、土佐に生える?

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 早春には、黄色い花が、多く咲きます。トサミズキも、その一種です。
 トサミズキは、ヒュウガミズキと似ています。咲く時期も同じです。トサミズキのほうが、はっきりした黄色の花ですね。でも、区別は難しいです。
 見た目どおり、トサミズキとヒュウガミズキとは、近縁な種同士です。どちらも、マンサク科トサミズキ属に属します。日本原産の植物なのも、同じです。
 以前、ここのブログで、ヒュウガミズキを取り上げましたね(日向【ひゅうが】には生えない? ヒュウガミズキ)。そこでは、「ヒュウガミズキが、日向(宮崎県)には自生しないらしい」と書きました。では、トサミズキは、土佐に自生しないのでしょうか?
 トサミズキ(土佐水木)のほうは、名のとおり、土佐(高知県)に自生します。確認できる範囲では、トサミズキの自生地は、高知県以外に、ありません。
 と書くと、意外に思う方が多いでしょう。トサミズキは、栽培されることが多いからですね。公園や庭で、よく見ます。ヨーロッパでも、観賞用に、植えられます。
 本来、トサミズキは、高知県の一部にしか生えませんでした。珍しい植物なのですね。それが、花を観賞するために、殖やされました。この点も、ヒュウガミズキと似ています。ヒュウガミズキも、自生地は限られているのに、人間によって殖やされました。
 トサミズキは、なぜ、限られた場所にしか自生しないのでしょう? その理由は、土壌にあります。トサミズキが自生するのは、特殊な土壌の場所です。
 それは、石灰岩【せっかいがん】や蛇紋岩【じゃもんがん】の岩場です。そのような場所は、土壌が貧しいです。そのうえ、鉄やマグネシウムが多く含まれます。普通の植物には、育ちにくい場所なのですね。
 トサミズキは、それを逆手に取っています。ライバルがいない場所で、のびのび育つわけです。豊かな土壌では、他の植物に負けるため、自生できないようです。
 ヒュウガミズキの自生地が、不思議な分布なのも、似た理由かも知れません。同じトサミズキ属ですからね。いつか、その秘密が、解かれる時が来るでしょうか。
  


図鑑↓↓↓↓↓には、トサミズキが掲載されています。
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 過去の記事でも、トサミズキと近縁なヒュウガミズキなど、早春の花を取り上げています。よろしければ、以下の記事も御覧下さい。
 ミツマタは、本当に「三つまた」になる?(2008/03/07)
 節分にアセビ?(2008/01/28)
などです。


2009年3月22日

御苑の福猫

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 皆に、大切にされている御苑の福猫ちゃん。 ノネコ 画像
和名:ノネコ
学名:Felis catus
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東京 新宿  【2009.03.05】


2009年3月21日

イソシギ

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 イソシギ 画像
和名:イソシギ
学名:Actitis hypoleucos
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沖縄 金武  【2009.03.07】



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2009年3月20日

ツグミは水鳥? いえ、陸の鳥です

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 春になると、生き物の活動が増えますね。多くの生き物に会えるようになります。
 でも、春に、お別れをしなければならない生き物もいます。例えば、冬鳥たちです。
 冬鳥とは、日本で冬を越す鳥たちのことです。秋に日本へやってきて、春には飛び去ってしまいます。お別れの前に、冬鳥の観察ができたら、いいですね。
 代表的な冬鳥の一種に、ツグミがいます。おそらく、たいていの方が、名前を聞いたことがあるでしょう。けれども、実物のツグミは、案外、知られないようです。
 ツグミの外見は、地味です。全体的に茶色です。とりたてて美しい鳥、とはいえません。おまけに、日本にいる間は、鳴き声を立てることも、少ないです。繁殖期ではないからですね。異性の気を引くために、さえずる必要がありません。
 外見が地味なのと、鳴かないせいで、ツグミは目立ちません。すぐ近くにいても、気づかないことがあります。じつは、ツグミは、住宅地でも、よく見られる鳥です。
 私が観察した範囲では、ツグミは、あまりヒトを恐れないようです。人家の庭や、街中の公園などで、餌を探していることがあります。餌を探すのは、樹上や、地面の上です。昆虫や、木の実などを食べます。
 ハトより少し小さくて、背中が赤茶色の鳥が、住宅地にいたら、それは、ツグミの可能性が高いです。冬鳥ですが、五月くらいまで、日本にいることがあります。
 もしもツグミに出会えたら、しばらく観察してみましょう。目立たない鳥でも、決して、面白くないわけではありません。思いがけない行動が、見られることもあります。
 私が観察した例で、こんなことがありました。住宅地を流れる小川に、ツグミが歩いて入っていったのです。びっくりしました。ためらいなく、じゃぶじゃぶと水中を歩いていましたから。「水鳥と見間違えた?」と思うほどでした。
 水浴びしていたわけではありません。水中を歩いて、餌を探しているようでした。
 ツグミは、平凡な鳥です。観察例も多いです。それでも、こんな珍しい行動が、見られることがあります。皆さんも、バードウォッチングに挑戦してみてはいかがでしょうか。
  


図鑑↓↓↓↓↓には、ツグミが掲載されています。
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 過去の記事でも、冬鳥を取り上げています。よろしければ、以下の記事も御覧下さい。
 気まぐれな渡り鳥? キレンジャクとヒレンジャク(2008/03/14)
 オオワシとオジロワシには、流氷が似合う(2008/02/08)
などです。

2009年3月19日

アオサギ

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 皆、同じ方向を見ています。何を見ているの? アオサギ 画像
和名:アオサギ
学名:Ardea cinerea
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沖縄 金武  【2009.03.07】



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2009年3月18日

メジロ

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 春の風物詩、メジロと桜です。 メジロ 画像
和名:メジロ
学名:Zosterops japonicus
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2009年3月17日

春 【その3】

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 春の花や生物その3です。ミツマタ満開でした。ヌマスギ(別名:ラクウショウ)の気根周りの緑が、美しかったのでご紹介します。シジュウカラは、後姿だけですみません。ミツマタ、ヌマスギ、シジュウカラ 画像
和名:ミツマタ
学名:Edgeworthia chrysantha Lindl.
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和名:ヌマスギ
学名:Taxodium distichum (L.) Rich.
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和名:シジュウカラ
学名:Parus major
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2009年3月16日

日向【ひゅうが】には生えない? ヒュウガミズキ

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 ヒュウガミズキは、早春の花の一種ですね。公園や庭に、よく植えられる木です。薄黄色で、小さな房のような花を咲かせます。
 ヒュウガミズキ(日向水木)という名からは、日向という地名が連想されますね。日向とは、宮崎県の昔の呼び名です。宮崎県が、ヒュウガミズキの原産地なのでしょうか?
 どうやら、違うようです。宮崎県には、もとはヒュウガミズキがなかったようです。
 ヒュウガミズキの自生地は、限られています。確認できる範囲では、近畿地方北部と、北陸地方だけです。県名でいえば、兵庫県、京都府、福井県、石川県、岐阜県です。
 では、なぜ、日向の名が付いたのでしょうか? これには、いくつかの説があります。ある説では、「戦国武将の明智光秀【あけちみつひで】と関係があるから」とされます。
 明智光秀は、日向守【ひゅうがのかみ】という役職を持っていました。現代で言うなら、「宮崎県知事」ですね。けれども、主に住んだのは、丹波【たんば】でした。京都府と兵庫県の一部を合わせた地方です。ここに、ヒュウガミズキが多かった、といわれます。
 ヒュウガミズキには、イヨミズキ(伊予水木)という別名もあります。伊予とは、愛媛県の昔の呼び名です。なのに、愛媛県でも、ヒュウガミズキの自生は、確認されていません。なぜ、イヨミズキという別名が付いたのかは、不明です。
 ヒュウガミズキは、栽培されることが多いですね。これが、話をややこしくしています。本来、自生していなかったところにも、植えられるからです。こうなってしまうと、本来の自生地を知るのが、難しいです。
 ヒュウガミズキの自生地は、完全には、わかっていません。日向や伊予の名のとおり、「九州や四国にも自生する」という説もあります。台湾にも、それらしい種があるといいます。自生地については、これからの研究課題です。
 九州や四国や台湾にも、ヒュウガミズキが自生するとなれば、新たな問題が持ち上がります。あまりにも、飛び離れた分布だからです。「なぜ?」と思いますよね。
 身近な庭木にも、こんな謎があります。自然の生き物は、面白いですね。
  


図鑑↓↓↓↓↓には、ヒュウガミズキが掲載されています。
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 過去の記事でも、早春の花を取り上げています。よろしければ、以下の記事も御覧下さい。
 キブシ、キフジ、どちらが本当?(2009/02/27)
 謎の植物、茱萸【しゅゆ】とは?(2008/09/01)※早春に咲くサンシュユの解説があります。
などです。

2009年3月15日

春 【その2】

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 春の花や生物その2です。ヒヨドリ、マンサク、ハナニラ 画像
和名:ヒヨドリ
学名:Hypsipetes amaurotis
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和名:マンサク
学名:Hamamelis japonica Siebold & Zucc.
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和名:ハナニラ
学名:pheion uniflorum
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2009年3月14日

春 【その1】

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 先日から、お伝えしていますが、春の花がたくさん咲いてきました。サンシュユ、ハクセキレイ、ボケ 画像
和名:サンシュユ
学名:Cornus officinalis Siebold & Zucc.
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和名:ハクセキレイ
学名:Motacilla alba
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和名:ボケ
学名:Chaenomeles speciosa (Sweet) Nakai
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2009年3月13日

美しい日本固有種、カミクラゲ

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 風はまだ冷たくても、春ですね。海の中にも、春が来ています。
 春、日本近海で、よく見られるクラゲがいます。カミクラゲという種です。
 「春にクラゲ?」と思う方がいるでしょう。クラゲは、夏に出現するものばかりではありません。どこの海域でも、一年中、何がしかのクラゲがいます。
 現われるクラゲの種は、海域や、季節により違います。カミクラゲは、日本近海に固有の種だといわれます。主に、春に見られます。夏には、消えてしまいます。
 カミクラゲの形は、笠のような、いわゆる「クラゲ型」ではありません。やや細長い球形です。ゼリー状で、軟らかく、透明なところは、他のクラゲと同じです。
 カミクラゲの特徴は、その触手です。体の下側から、たくさん生えています。これがたなびく様子が、ヒトの髪に似るため、カミクラゲという名が付きました。
 今のところ、カミクラゲがヒトを刺したという報告は、聞きません。ヒトには無害なクラゲです。小さなプランクトンを、触手でとらえて、食べるといいます。
 カミクラゲは、よく動きます。「髪」をなびかせて、ぽんぽんと、浮き沈みします。光に反応するようです。
 クラゲには、眼があるようには見えませんね。どうやって、光を感じるのでしょう?
 カミクラゲの場合は、眼点と呼ばれる器官があります。この器官で、光を感じます。カミクラゲの触手の付け根に、小さな赤い点が、ずらりと並んでいます。これが眼点です。
 眼点がないクラゲは、どうしているのでしょう? これについては、わかっていません。クラゲの仲間は、わからないことのほうが多いです。
 カミクラゲについても、大きな謎があります。カミクラゲは、ポリプが見つかっていません。ポリプとは、クラゲの成長段階の一つです。つまり、カミクラゲが、どこで、どのように成長するのか、不明なのですね。ポリプが見つかれば、重要な研究成果です。
 二〇〇八年のノーベル賞受賞で、下村脩さんのオワンクラゲ研究が、有名になりましたね。日本固有種のカミクラゲも、ぜひ、日本人に研究してもらいたいですね。
  


図鑑↓↓↓↓↓には、カミクラゲが掲載されています。
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 過去の記事でも、クラゲの仲間を取り上げています。よろしければ、以下の記事も御覧下さい。
 生物学で大活躍、オワンクラゲ(2008/08/04)
 ビゼンクラゲと同じ? 違う? スナイロクラゲ(2007/10/12)などです。


2009年3月12日

女装するトカゲと、男装するサル




 興味深いニュースが、二つ、飛び込んできました。生き物の性差について、考えさせられるニュースです。一つは爬虫類の話で、もう一つは、哺乳類の話です。
 爬虫類のほうは、トカゲのニュースです。南アフリカに分布するトカゲの一種が、「女装」することがわかりました。若い雄【オス】が、雌【メス】のふりをするのです。
 この種には、日本語名がありません。ラテン語の学名は、Platysaurus broadleyiです。ヨロイトカゲ科ヒラタトカゲ属に属します。「ヒラタトカゲの一種」といえます。
 この種の成熟した雄は、鮮やかな体色になります。たいへん美しいので、ぜひ、ニュースのリンク先の画像を御覧下さい。雌は、地味な薄茶色っぽい体色です。
 このトカゲは、雌を得るために、雄同士で闘争します。闘いでは、未熟な雄より、成熟した雄のほうが有利です。体が大きいからです。下手をすると、未熟な雄は、殺される可能性があります。
 そこで、未熟な雄は、「女装」します。雌と同じ、地味な体色になります。こうすれば、成熟した雄に、雌だと勘違いしてもらえるからです。
 これと似たニュースが、哺乳類についても、ありました。こちらは、サルの一種です。原猿類【げんえんるい】と呼ばれる、原始的なサルの仲間です。
 この種の日本語名は、アカビタイキツネザルです。霊長目【れいちょうもく】キツネザル科キツネザル属に属します。アフリカの東の島国、マダガスカルに分布します。
 アカビタイキツネザルは、若い雌が、雄のふりをします。前記のヒラタトカゲと逆ですね。これは、雄と雌の役割が、逆だからです。
 アカビタイキツネザルでは、雌【メス】同士が、雄をめぐって争います。未熟な雌は、やはり、成熟した雌より不利です。このため、未熟な雌は、雄と同じ体色になります。「男装」するわけです。これで、成熟した雌の攻撃を避けられる、とわかりました。
 生き物の世界には、面白い生態が、たくさんありますね。


 「女装」するトカゲのニュースは、以下にあります。
 攻撃を避けるため「女装」するトカゲ、南アフリカ(AFPBBニュース 2009/03/04)


 「男装」するサルのニュースは、以下にあります。
 "男装"して争いを避けるキツネザルのメス(ナショナル・ジオグラフィック・ニュース、2008/07/24)
 過去の記事で、雄と雌の体色が極端に違ったり、雄と雌の役割が逆転したりしている生き物を取り上げています。よろしければ、以下の記事も御覧下さい。
 キジのお父さんも楽じゃない?(2007/04/16)
 子育てに張り切るお父さん、タマシギ(20060/6/17)
 鴛鴦(オシドリ)は本当におしどり夫婦か?(2006/03/06)などです。

キンクロハジロ

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 キンクロハジロ 画像
和名:キンクロハジロ
学名:Aythya fuligula
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図鑑↓↓↓↓↓には、キンクロハジロ【オス・メス】が掲載されています。
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2009年3月11日

カンザクラ

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 カンザクラも、満開でした。お花見してる人より、カメラマンのほうが多いですね。カンザクラ 画像
和名:カンザクラ
学名:Cerasus X kanzakura Makino 'kanzakura'
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図鑑↓↓↓↓↓には、ソメイヨシノ、オオシマザクラ、ヤマザクラなど、が掲載されています。
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2009年3月10日

クリスマスローズ

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 クリスマスローズ 画像
 和名:クリスマスローズの一種(園芸種)
 学名:Helleborus spp.
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2009年3月 9日

春のチョウ(蝶)? いえ、ガ(蛾)です

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 まだ、寒い日が続きますね。でも、春は確実に近づいています。暖かい地方では、「チョウを見た」という方もいるのではないでしょうか。
 チョウの中には、成虫で越冬する種もいます。以前、ここのブログで紹介しましたね(冬に飛ぶ蝶(チョウ)もいる?(2006/1/13))じつは、ガの仲間にも成虫で越冬する種がいます。例えば、イカリモンガなどです。
 生物学的には、チョウとガとは、はっきり分けられません。同じ昆虫綱【こんちゅうこう】チョウ目【もく】に属するものです。一般的に、チョウ目のうち、以下の条件に当てはまるものを、チョウと呼びます。「昼行性であること」・「翅【はね】を垂直に閉じて止まること」・「触角が細く、羽毛状でないこと」です。
 チョウ目のうち、これらの条件に当てはまらない種を、ガと呼びます。美しくない種ばかりが、ガではありません。ガの中には、「美しく、昼行性で、翅を垂直に閉じて止まって、触角が細い」種もいます。つまり、チョウと区別できない種ですね。
 前記のイカリモンガなどは、まさに、チョウと区別できません。イカリモンガは、「昼行性で、翅を垂直に閉じて止まり、触角が細い」種です。色や模様は、タテハチョウの仲間の、アカタテハなどに似ます。
 これほど似たものを、「チョウ」・「ガ」などと呼び分けるのは、不合理ですね。生き物の呼び名には、合理的でないものも、多いです。いろいろな歴史的経緯があるためです。
 イカリモンガを指して、「ガ」だと言っても、普通の人は、信じないでしょう。名前にこだわり過ぎると、良くない例です。実態を見誤ってしまいます。
 それまで「きれいだね」と見ていたのに、「ガだ」と言うと、途端に顔をしかめる人がいます。ガの中で、毒がある種は、ほんのわずかです。観察するだけなら、まず、無害です。安心して、観察して下さい。ガの美しさに、気づくでしょう。
 イカリモンガは、昼行性のため、観察しやすい種です。今の季節に会ったなら、厳しい冬を越した個体です。チョウと同じく、嫌わずに、見守ってあげたいですね。
  


図鑑↓↓↓↓↓には、イカリモンガが掲載されています。他にも、美しくてチョウに似たガが載っています。
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 過去の記事でも、ガ(蛾)の仲間を取り上げています。よろしければ、以下の記事も御覧下さい。
 歌うガ(蛾)が、存在する?(2008/10/17)
 アシナガバチ? いえ、カシコスカシバです(2008/09/15)などです。


2009年3月 8日

河津桜【カワヅザクラ】

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 カワヅザクラ、満開でした。カワヅザクラ 画像
和名:カワヅザクラ
学名:Cerasus X kanzakura 'Kawazu-zakura' Tsunoda&Funatsu
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東京 新宿  【2009.03.05】



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2009年3月 7日

ハクモクレン

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 ハクモクレン、もう少ししたら開花しそうです。蕾もきれいです。ハクモクレン 画像
和名:ハクモクレン
学名:Magnolia denudata
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東京 新宿  【2009.03.05】

2009年3月 6日

Appアプリ★ipiks【アイピクス】好評配信中



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サンショウウオが産卵するのは、流水? 止水?

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 日本のサンショウウオを観察するには、三月は良い季節です。この時期に、繁殖期を迎える種が多いからです。正確には、種や、棲む地域により、繁殖期が違います。
 日本のサンショウウオは、ほとんどが、小型です。おおむね、全長10cm程度です。小さいうえに、地味なので、目立ちません。繁殖期以外では、目撃さえ、難しいです。
 春先の繁殖期は、目撃の好機です。身近に自然観察会などがあれば、参加してみてはいかがでしょうか。ここでは、観察のポイントを、お教えしましょう。
 日本のサンショウウオは、産卵場所によって、二つに分かれます。谷川などの流水に産卵するものと、池などの止水に産卵するものです。前者を流水性の種、後者を止水性の種といいます。流水性の種と止水性の種とでは、幼生の姿が違います。
 流水性の幼生は、指に爪を持ちます。これは、流水に流されないように、物につかまるためだと考えられています。止水性の幼生には、爪がありません。そのかわり、バランサーという器官があります。これは、細長い棒状の器官です。体の横に突き出ています。
 バランサーの役割は、まだ、よくわかっていません。体のバランスを保つのに使われるのでは、と考えられています。バランサーは、生まれたての幼生にしか、ありません。
 流水性の種には、オオダイガハラサンショウウオ、ヒダサンショウウオ、ブチサンショウウオ、ベッコウサンショウウオなどがいます。止水性の種には、オオイタサンショウウオ、クロサンショウウオ、トウキョウサンショウウオ、トウホクサンショウウオ、ハクバサンショウウオ、ホクリクサンショウウオなどがいます。
 止水性の種といっても、まったく流れがない場所にしか産卵しないわけでは、ありません。ゆるやかに流れる沢などで、産卵するものもいます。けれども、幼生は、止水にいます。流されて、淀みにいるようです。流れに対抗できないからでしょう。
 日本のサンショウウオには、まだ謎が多いです。普通の人でも、新しい発見ができる可能性があります。観察する機会があれば、ぜひ、写真を撮るなどして、記録を残して下さい。そこから、新発見が、生まれるかも知れません。
  


図鑑↓↓↓↓↓には、ヒダサンショウウオ、ハクバサンショウウオ、オオダイガハラサンショウウオなど、貴重な日本のサンショウウオが掲載されています。
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 過去の記事でも、日本のサンショウウオを取り上げています。よろしければ、以下の記事も御覧下さい。
 生物の多様性とは? 日本のサンショウウオの場合(2008/07/05)
 今が見ごろ? 日本の山椒魚【さんしょううお】たち(2008/03/17)などです。



2009年3月 5日

夕日

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 夕日 画像
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沖縄 読谷村  【2009.02.13】



2009年3月 4日

ハクセキレイ

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 ハクセキレイ 画像
和名:ハクセキレイ
学名:Motacilla alba
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沖縄 金武  【2009.02.13】



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2009年3月 3日

マンサク

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 マンサク 画像
和名:マンサク
学名:Hamamelis japonica Siebold & Zucc.
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沖縄 名護  【2009.01.31】



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2009年3月 2日

ワカサギは、キュウリウオ目? サケ目?

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 ワカサギの穴釣りは日本の冬の風物詩ですね。でも、ワカサギは穴釣りでばかり捕られるわけではありません。普通の釣りや刺し網などでも捕られます。
 穴釣りの印象が強いためか、ワカサギは純粋な淡水魚だと誤解されることがあります。中には海に棲むワカサギもいます。サケのように海に下るものがいるのです。
 とはいえ、沿岸から離れることはありません。海では内湾に棲みます。
 本来のワカサギの生態は、海と川を行き来するものだったと考えられています。「川で生まれ、海で育ち、産卵のために再び川へ」というサイクルです。サケと同じですね。
 ところが、何らかの原因で、海へ行かないワカサギがいます。「閉ざされた湖に放流された」といった場合です。物理的に海へ下れなくなるわけですね。けれども、海へと下る道があっても必ず下るとは限りません。
 大ざっぱに分けるとワカサギには、「海へ下るもの」「海の代わりに、川から湖へ下るもの」「一生、湖にいるもの」がいます。同じ湖で暮らすワカサギ同士でも、海へ下るものとそうでないものがいたりします。なぜ、こうなるのかはまだ不明です。
 海と川を行き来する習性はサケに似ますね。このため以前、ワカサギはサケと同じサケ目【もく】に分類されていました。今でも、そう書くところもあります。
 しかし近年は、キュウリウオ目【もく】に分類されることが、多くなりました。キュウリウオ目には、アユやシラウオなども属します。アユもシラウオも旧サケ目です。サケ目から、多くの種が新設のキュウリウオ目に移されました。
 ワカサギの分類については他にも確定していないことがあります。日本のワカサギが、独立した種なのかどうかわかっていません。北米に分布するもの(ラテン語の学名で Hypomeus transpacificus)と同種かも知れないといわれます。
 北米のものと同種とする説では、日本のワカサギの学名は Hypomeus transpacificus nipponensis となります。北米のものの亜種という扱いです。独立種とする説では Hypomeus nipponensis という学名です。いろいろあってややこしいですね。
  


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 過去の記事でも、キュウリウオ目【もく】(サケ目【もく】)の魚を取り上げています。よろしければ、以下の記事も御覧下さい。
 シラウオ、シロウオ、どちらが本当?(2008/02/29)
 日本を代表する美魚、アユ(2006/06/09) 
 

2009年3月 1日

ムネアカタヒバリ

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 ムネアカタヒバリ 画像
和名:ムネアカタヒバリ
学名:Anthus cervinus
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沖縄 金武  【2009.02.13】



図鑑↓↓↓↓↓には、ムネアカタヒバリは残念ながら載っていませんがヒバリが載っています。
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