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2009年3月24日

ミフウズラは、ウズラじゃない?




 少し前に、「絶滅したと思われた鳥の一種が、再発見された」ニュースがありました。フィリピンのルソン島からのニュースです。
 再発見されたのは、ミフウズラ(三斑鶉)という鳥の仲間です。種名を、フィリピンヒメミフウズラといいます。ニュースの画像を見ると、ウズラにそっくりですね。
 ミフウズラの仲間は、どの種も、ウズラに似ます。けれども、ウズラとは遠縁です。
 ミフウズラとは、ミフウズラ科に属する種の総称です。ウズラのほうは、キジ科に属する一種です。キジ科の中のウズラ属やヤブウズラ属などを、まとめてウズラ類と呼ぶこともあります。
 ややこしいことにミフウズラ科の中に、単に「ミフウズラ」という種名のものがいます。種名ミフウズラは、日本の南西諸島にも分布します。種名ミフウズラとフィリピンヒメミフウズラとは、とても近縁です。同じミフウズラ科ミフウズラ属に属します。
 ミフウズラの仲間とウズラの仲間とは、生態が似ます。そのために、姿も似ました。小柄な体と地味な体色が、藪に隠れるのに都合が良いです。
 フィリピンヒメミフウズラも、隠れ上手なのでしょう。生存が確認されたのは、数十年ぶりとのことです。これまでは、まともな写真すらありませんでした。
 隠れ上手なのは、生存には有利です。しかし、生態の調査には、都合が悪いですね。ミフウズラの仲間は、大まかな生息数さえわからない種が多いです。
 種名ミフウズラもそうです。日本の南西諸島に、何羽くらいのミフウズラがいるのかは、はっきりしません。昔より、減っているといわれます。人間の開発により、すみかを奪われたり、ノネコなどに捕食されたりしているからです。
 今回、再発見されたフィリピンヒメミフウズラは、市場で売られていました。画像が撮影された後、食用にされたようです。なんとも、無念なことですね。
 日本のミフウズラは、まだ、絶滅していません。今なら、救えます。フィリピンヒメミフウズラのようになる前に対策を講じたいですね。


 再発見されたミフウズラの一種のニュースは、以下にあります。記事には『ウズラ』と書かれている部分もありますが、ミフウズラのことです。
希少ウズラの最後の一羽? 「市場」で撮影(AFPBBニュース 2009/2/23)
"絶滅"したミフウズラが食肉市場に(ナショナル・ジオグラフィック・ニュース 2009/2/18)



図鑑↓↓↓↓↓には、残念ながら、ミフウズラは載っていません。ミフウズラに似たウズラやコジュケイが掲載されています。
ban_zukan.net.jpg
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ぜひご利用下さい。

 過去の記事でも、フィリピンで発見された種や、狩猟がきっかけで再発見された種を取り上げています。また、新種の鳥も取り上げています。よろしければ、以下の記事も御覧下さい。
フィリピンで、ネズミの新種を発見(2009/02/26)
絶滅種?のシカとカエルが、再発見される(2008/10/14)
アフリカ中部で、新種の鳥を発見(2008/08/19)
などです。

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