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2009年3月27日

昆虫一のアクアラング王者? ゲンゴロウ

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 暖かくなってきましたね。昆虫たちが、見られ始める頃です。ためしに、水の中を、覗いてみましょう。ゲンゴロウの仲間が、見られるかも知れません。
 ゲンゴロウ(源五郎)は、水生昆虫の代表的なものですね。この仲間は、とても種が多いです。日本だけでも、ゲンゴロウ科に属する種は、百種以上います。
 ゲンゴロウ科の種には、みな、「○○ゲンゴロウ」という種名が付いています。これらの種をまとめて、ゲンゴロウと呼ぶことが多いです。
 ややこしいことに、正式な種名を「ゲンゴロウ」というものもいます。他の種と区別するため、種名ゲンゴロウを「ナミゲンゴロウ」と呼ぶことがあります。
 ゲンゴロウの仲間が泳ぐのを、見たことがありますか? 速いですよね。どうやって、あんなに速く泳ぐのでしょう? 種名ゲンゴロウを、例に挙げてみます。
 ゲンゴロウの成虫は、一番後ろの脚が、大きく発達しています。この脚で、力強く、水を掻きます。彼らは、この脚を上げた格好で、水中で止まっていることがあります。そういう時に、観察してみましょう。脚に、細かい毛が生えています。
 これによって、ゲンゴロウは、より多くの水を、掻けるのですね。よくできています。
 他にも、水中生活に、よく適応したところがあります。呼吸のやり方です。
 ゲンゴロウは、鰓【えら】を持ちません。水を呼吸できないのですね。私たちと同じく、空気を呼吸します。水中に棲むのに、どうしているのでしょうか?
 ゲンゴロウの幼虫は、尾の先端部分を、水上に出して、呼吸します。いわば、「シュノーケル」方式ですね。ミズカマキリなどの水生昆虫と、同じ方式です。
 対して、成虫は、「アクアラング」方式です。翅【はね】と体との間に、空気を溜めます。この空気を、呼吸します。ダイビングで使うアクアラングと、似ていますね。
 かつての日本では、ゲンゴロウの仲間は、平凡な昆虫でした。子供の良い遊び相手だったようです。ところが、今では、種名ゲンゴロウの絶滅が心配されています。農薬の使用などが、彼らを追いつめました。彼らと子供が遊べる世界を、残したいですね。
  


図鑑↓↓↓↓↓には、種名ゲンゴロウが掲載されています。
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 過去の記事でも、水生昆虫を取り上げています。よろしければ、以下の記事も御覧下さい。
 アメンボは、水上のスケーター?(2008/01/18)
 はかないようでしぶとい? カゲロウ(2006/09/04)などです。


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