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2009年4月20日

イモリとサンショウウオとは、どう違う?

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 イモリという名は、たいていの人が、聞いたことがあるでしょう。両生類のうち、有尾目【ゆうびもく】イモリ科に属する種を、まとめてイモリと呼びます。
 日本で、ふつう、イモリと呼ばれるのは、正式な種名を、アカハライモリという種です。種名は、ニホンイモリとされることもあります。本州以南の日本各地に分布します。南西諸島には、別の種のイモリが分布します。
 イモリは、同じ両生類のサンショウウオと、紛らわしいですね。両者には、本質的な違いは、ありません。両生類の有尾目のうち、イモリ科以外の科に属するものを、サンショウウオと呼んでいます。
 あえて差をあげれば、イモリのほうが、水棲傾向が強いです。成体になっても、水中にいる時間が長いです。サンショウウオは、成体になると、陸にいることが多いです。
 名のとおり、アカハライモリは、腹部が赤いです。ただし、棲む地域や、個体により、体色には差があります。背中のほうまで赤い個体もいれば、赤さがほとんどない個体もいます。赤というより、オレンジっぽい色の個体もいます。
 この腹部の色は、警戒色です。アカハライモリは、皮膚から毒を出します。「毒があるから来るな」と、敵に警告しています。
 普通に触るだけなら、人体に害はありません。私は、子どもの頃、さんざん触りました。けれども、無事に生きています(笑) ただ、触った後は、手を洗いましょう。
 手洗いさえ忘れなければ、アカハライモリは、自然観察にぴったりです。特に、春は、繁殖行動が見られるので、面白いです。
 アカハライモリの中には、繁殖期になると、婚姻色【こんいんしょく】が現われるものがいます。婚姻色とは、繁殖期だけに現われる、特別な体色です。異性にアピールするために、派手な体色になる、と考えられています。
 婚姻色が出るかどうか、また、どんな色の婚姻色になるかは、地域により違います。この地域差を、お住まいの地方で、観察してみるといいかも知れません。



図鑑↓↓↓↓↓には、イモリ科のアカハライモリとイボイモリ掲載されています。
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 過去の記事でも、日本の両生類を取り上げています。よろしければ、以下の記事も御覧下さい。
 サンショウウオが産卵するのは、流水? 止水?(2009/03/06)
 日本一の美蛙? イシカワガエル(2008/12/26)
 生物の多様性とは? 日本のサンショウウオの場合(2008/07/05)などです。


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