2009年5月 1日
猛毒を食べる? アオスジアゲハ
明るい季節ですね。花の周りを、チョウ(蝶)が飛び回っています。
ちょうど、今ごろから、見られ始めるチョウに、アオスジアゲハがいます。アゲハチョウ科の一種です。「黒い翅【はね】の真ん中に、水色の模様がある、大きめのチョウ」といえば、たいていの方は、思い当たるのではないでしょうか。
アオスジアゲハは、南方系のチョウです。残念ながら、東北北部や、北海道では、見られません。関東地方でも、少ないですね。多いのは、中部地方以南です。
それでも、近年は、「アオスジアゲハが、北の方でも見られるようになった」といわれます。地球温暖化の一つの証拠といわれることも、あります。けれども、これを結論付けるのは、まだ早いです。確たる証拠は、そろっていません。
私は、伊豆で、アオスジアゲハを見たことがあります。伊豆の青い空に、このチョウの青い模様が、似合っていました。やはり、南国のチョウだと感じます。
このチョウの青い部分には、鱗粉【りんぷん】がありません。翅の地の色が、青い模様になっています。アサギマダラなど、他のチョウでも、このような模様が見られます。
アオスジアゲハは、「神社に多い」といわれます。これは、本当でしょうか?
一部の神社では、本当です。主に、中部以南の神社です。御神木として、クスノキや、タブノキがあることが、多いからです。伊豆の神社などに、よくあります。
アオスジアゲハの幼虫は、クスノキ、タブノキ、ヤブニッケイなどの、クスノキ科の植物の葉を食べます。このため、親のチョウが、木に卵を産みに来ます。
クスノキ科の植物も、南方系です。おおむね、東北南部以南に分布します。アオスジアゲハの分布と、一致します。食べ物がなければ、生きていけませんからね。クスノキ科が、北に分布を広げれば、アオスジアゲハも、そうなるかも知れません。
クスノキは、樟脳【しょうのう】の原料になる木です。樟脳とは、虫除けの薬ですね。昆虫にとっては、猛毒のはずです。アオスジアゲハは、どうやって、そんなものを食べられるようになったのでしょうか? この謎は、まだ、解かれていません。
図鑑↓↓↓↓↓には、アオスジアゲハが掲載されています。また、アオスジアゲハが食べるクスノキ、タブノキ、ヤブニッケイなども載っています。
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過去の記事でも、アゲハチョウや、その他のチョウを取り上げています。よろしければ、以下の記事も御覧下さい。
へんしーん! アゲハの幼虫の秘密(2008/02/26)
お菊虫の正体は、ジャコウアゲハ?(2007/08/13)
アオスジアゲハ【画像】(2007/06/27)
渡りをするチョウ(蝶)がいる?(2006/10/13)
アサギマダラ【画像】(2006/02/25)などです。
松沢千鶴
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真鶴お宿「青い空」さん<はじめまして。
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