2009年5月11日
家庭でも防げる、バードストライク(鳥の衝突)【愛鳥週間2009】
2009年の1月、米国で大きな航空機事故が起きましたね。「ハドソン川の奇跡」といえば、おわかりでしょう。一人の死者も出なかったのは、まさに奇跡です。
この事故の原因は、バードストライクbird strikeでした。バードストライクとは、文字どおり「鳥との衝突」です。主に、飛行機と鳥との衝突に使われています。
飛行機と鳥との衝突は、このような大きな事故につながります。このため、どこの空港でも、鳥を近づけまいと工夫しています。
バードストライクが起こるのは、空港ばかりではありません。近年では、風力発電所でも、問題になっています。発電用の風車に、鳥がぶつかってしまうのですね。
鳥にとってもヒトにとっても、衝突は不幸ですね。防止策はないのでしょうか?
一つの案として、「タカなどの、猛禽【もうきん】を使う」方法が提案されています。昔の鷹【たか】狩りを、応用する方法です。「鳥には鳥を」ですね。
鷹狩りとは、オオタカやハヤブサなどの猛禽を使う狩りです。日本では、昔、豪族や武士が行ないました。猛禽が、他の生き物を襲う習性を利用したものです。
身分制度がなくなってから、鷹狩りは衰退する一方でした。現代のリズムには合わない、贅沢な狩りだからです。それが、新たな役割でよみがえろうとしています。
猛禽以外の鳥は、ふつう、猛禽を恐れます。猛禽がいる場所には、近づきません。空港など、鳥に来て欲しくない場所に猛禽を飛ばせば、鳥たちは、近づかないでしょう。
猛禽を扱うには、特殊な技術が必要です。そのような技術は、鷹匠【たかじょう】と呼ばれる人たちが持ちます。鷹匠とは、鷹狩りの専門職人です。
じつは、一般の民家でも、鳥の衝突はよくあります。透明なガラス窓が、鳥には見えにくいのですね。鷹匠でなければ、このような事故は防げないのでしょうか?
そんなことは、ありません。要は、鳥から、ガラスを視えやすくすればいいのです。簡単なのは、ガラスにシール(バードセイバー)を貼ることです。最近は、格好いいシールも多いですよね。ちょっとした心遣いで、鳥に優しい家にできます。
図鑑↓↓↓↓↓には、日本の鳥が、二百種以上載っています。
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過去の記事にも、愛鳥週間にちなんだものがあります。よろしければ、以下の記事も御覧下さい。
鳥の心、人知らず――鳥の繁殖を守ろう(2008/05/10)
鳥の餌台や巣箱は、いつ設置するのがいい?(2007/05/07)
鳥の雛【ひな】を拾わないで(2006/05/10)
松沢千鶴
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