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2009年5月18日

ジョウカイボンとは、どんな昆虫?

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 快い気候の季節ですね。生き物を目にすることも、多いです。目を凝らせば、街中でも住宅街でも、生き物の営みを見ることができます。
 庭の草花の上などで、カミキリムシにそっくりな昆虫を、見たことがありませんか? でも、触ってみると、カミキリムシよりずっと軟らかいです。
 それは、ジョウカイボンの仲間の可能性が高いです。甲虫目【こうちゅうもく】ジョウカイボン科に属する昆虫を、ジョウカイボンと総称します。ジョウカイボン科には、単に「ジョウカイボン」という名の種もいます。紛らわしいですね。
 正式な種名ジョウカイボンは、体色の変異が大きいです。全体的に真っ黒いものもいれば、全身が薄茶色のものもいます。なぜ、こうなのかは、わかりません。
 ジョウカイボンとは、不思議な響きの名ですね。漢字では、「浄海坊」と書きます。この名は、ある僧侶の名にちなんだもの、という説があります。
 ところが、この名の語源には、定説がありません。「浄海」とは、いつの時代、どこで、どのように生きたお坊さんなのか、複数の説があります。
 ジョウカイボンという名は、僧侶から取ったのではないかも知れません。まったく別の語源だったものが、お坊さんとこじつけられた可能性があります。
 ジョウカイボンの仲間は、肉食性です。他の昆虫を襲って食べます。花の近くでよく見られるのは、そのためです。花を訪れる昆虫を、待ち伏せしているのですね。普通の僧侶のイメージとは、かけ離れています。あえて言えば、僧兵のイメージでしょうか。
 姿からすると、ジョウカイボンは、カミキリムシに近縁に見えますね。けれども、実際には、カミキリムシ科より、ホタル科に近縁です。ジョウカイボン科と、ホタル科は、同じホタル上科に属する、とされます。カミキリムシ科は、ハムシ上科に属します。
 興味深いことに、ジョウカイボンの方言名に、「ホタルノオバ」や「ホタルノオンチャン」というのがあります。昔にも、「ジョウカイボンとホタルが近縁だ」と気づいた人がいたのでしょうか。古人の観察力は、素晴らしいですね。



図鑑↓↓↓↓↓には、正式な種名ジョウカイボンが掲載されています。
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ぜひご利用下さい。


 過去の記事でも、甲虫【こうちゅう】の仲間を取り上げています。よろしければ、以下の記事も御覧下さい。
 成虫が三年生きる? オオゾウムシ(2008/11/14)
 豪華絢爛【ごうかけんらん】、日本のカミキリムシ(2008/08/15)
 ミールワームとは、どんな虫?(2008/03/28)などです。


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