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2009年5月25日

田んぼに飛ぶのは、早苗【さなえ】とんぼ?

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 水田が作られる季節です。早いところでは、田植えが始まるでしょうか。
 農薬を使わなければ、水田には、たくさんの生き物が集まります。トンボも、その仲間ですね。水場にいる昆虫として、親しまれています。
 昆虫のトンボ目【もく】の中に、サナエトンボ科というグループがあります。漢字で書けば、「早苗とんぼ」です。田植えの頃に姿を現わすので、この名が付きました。
 サナエトンボ科には、たくさんの種が含まれます。どの種も、今の季節に、成虫が出揃います。では、今の季節、水田にいるトンボは、みなサナエトンボでしょうか?
 違います。田んぼにいるからサナエトンボとは、限りません。平地の水田では、シオカラトンボなどが、多いでしょう。シオカラトンボは、サナエトンボ科ではありません。
 サナエトンボ科の種は、いろいろな環境に棲みます。もちろん、水田に棲む種もいます。けれども、山地の渓流に棲む種もいます。例えば、ダビドサナエという種は、山間の渓流に現われます。コオニヤンマも、山辺の川にいることが、多いですね。
 どの種も、体色は似ます。おおむね、黒地に黄色い縞模様があります。比較的、大型の種が多いです。サナエトンボ科最大の種は、コオニヤンマです。体長8cmほどです。
 中で、区別しやすいのは、ウチワヤンマでしょう。ヤンマと付いても、ヤンマ科ではありません。サナエトンボ科に属します。サナエトンボ科のうち、大型の種には、「○○ヤンマ」という種名が、よく付いています。
 ウチワヤンマの成虫は、腹の先端が、団扇【うちわ】のように広がっています。このことから、ウチワヤンマと名づけられました。こんな特徴は、他のトンボにはありません。おかげで、ウチワヤンマの識別は、簡単です。
 ウチワヤンマには、いくつもの方言名があります。その特徴のためでしょう。クルマヤンマ、シャクシヤンマ、グルチンなどという名が、伝えられています。
 ウチワヤンマは、平地の水田にも多いです。身近で見られて、しかも、種の識別がしやすいトンボです。ちょっと見かけたトンボの、種を識別できたら、自慢できますね(笑)



図鑑↓↓↓↓↓には、サナエトンボ科のウチワヤンマ、コオニヤンマ、ダビドサナエが掲載されています。
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ぜひご利用下さい。

 過去の記事でも、トンボの仲間を取り上げています。よろしければ、以下の記事も御覧下さい。
「かげろう」の正体は、イトトンボ?(2008/10/03)
とんぼの眼鏡は水色めがね? シオカラトンボ(2007/05/04)
トンボでないトンボがいる?(2006/7/31)
などです。

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