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2009年5月29日

この木なんの木、ナンジャモンジャの木?

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 日本の各地に、ナンジャモンジャと呼ばれる木があります。面白い名前ですよね。これは、正式な種名なのでしょうか? 残念ながら(笑)、違います。
 ナンジャモンジャと呼ばれる木には、複数の種が含まれます。地方ごとに、その地方で珍しい種の木を指して、こう呼びます。よくある種でも、特別に大きくなったり、奇怪な形になったりした木は、ナンジャモンジャと呼ばれることがあります。
 ナンジャモンジャの木の中で、最も有名なのは、ヒトツバタゴという種でしょう。正式な種名が、ヒトツバタゴです。これまた、変わった名前ですね。
 ヒトツバタゴのタゴとは、トネリコという木の別名です。ヒトツバタゴは、トネリコに似ているのですね。分類上も近縁です。同じモクセイ科に属します。「トネリコに似て、一つの葉柄に一枚しか葉が付かない」ことから、「一つ葉たご」となりました。
 ヒトツバタゴ以外に、アキニレ、アブラチャン、イヌシデ、エゴノキ、クスノキ、ダンコウバイ、リョウメンヒノキ(ヒノキの変種)など、たくさんの種が、ナンジャモンジャと呼ばれます。これらの中で、なぜ、ヒトツバタゴが、有名になったのでしょう?
 それは、「ヒトツバタゴの分布が、特異だから」と考えられます。日本国内では、愛知県、岐阜県と、長崎県の対馬市【つしまし】に分布します。中部地方の一部(木曽川の流域)と、離島の対馬にしか、自生しないわけです。ずいぶん、飛び離れた分布ですね。
 これでは、多くの日本人にとって、「正体不明の木」になるでしょう。なぜ、こんな分布なのかは、わかっていません。日本では、珍しい木です。不思議なことに、ヒトツバタゴは、朝鮮半島や、中国にも分布します。大陸での詳しい分布は、不明です。
 ヒトツバタゴは、珍種ですが、ある場所には、たくさんあります。例えば、対馬市の鰐浦【わにうら】地区には、三千本のヒトツバタゴが自生する、といわれます。
 鰐浦では、ウミテラシという名で、ヒトツバタゴを呼びます。花の季節に、山が真っ白になって、海を照らすようだから、といいます。さぞかし、見事な光景でしょうね。こんな光景は、いつまでもあって欲しいと思います。



図鑑↓↓↓↓↓には、ヒトツバタゴが掲載されています。また、ナンジャモンジャと呼ばれることがあるアキニレ、アブラチャン、イヌシデ、エゴノキ、クスノキ、ダンコウバイ、ヒノキも載っています。
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ぜひご利用下さい。

 過去の記事でも、ヒトツバタゴと同じモクセイ科の植物を取り上げています。よろしければ、以下の記事も御覧下さい。
なんじゃもんじゃ?ブラシ?(2006/05/25)
西洋ヒイラギはクリスマスに、ヒイラギは節分に(2005/12/23)
キンモクセイとギンモクセイの謎(2005/09/12)
などです。

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