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2009年6月30日

オオバギボウシ

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オオバギボウシ 画像
和名:オオバギボウシ
学名:Hosta montana
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東京 港区 【2009.06.27】
図鑑↓↓↓↓↓には、オオバギボウシは載っていませんがコバギボウシが掲載されています。
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2009年6月29日

勘違いで名が付いた? ブッポウソウ

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 生き物には、鳴き声から、名前が付けられることがありますね。「カッコウ」や「ツクツクホウシ」などです。「ブッポウソウ」も、その一種です。
 と書くと、「それは違うのでは?」という方が、きっといるでしょう。
 正式な日本語名を「ブッポウソウ」という鳥は、確かにいます。けれども、その鳥は、「ブッポウソウ」とは、鳴きません。別の鳥の鳴き声が、この鳥のものだと、勘違いされたのですね。実際に「ブッポウソウ」と鳴くのは、コノハズクという鳥です。
 なぜ、こんな間違いが起こったのかは、不明です。ブッポウソウと、コノハズクとは、まるで似ていません。分類上も、遠縁です。ブッポウソウは、ブッポウソウ目【もく】ブッポウソウ科に属します。コノハズクは、フクロウ目【もく】フクロウ科です。
 コノハズクと区別するため、正式な種名ブッポウソウは、「姿のブッポウソウ」と呼ばれます。コノハズクは、「声のブッポウソウ」です。
 姿のブッポウソウは、日本では、夏鳥です。春、日本に来て、夏に繁殖します。秋になると、飛び去ってしまいます。行き先は、東南アジアなどの、南の国です。
 姿のブッポウソウは、美しい鳥です。羽毛の色は、瑠璃色【るりいろ】がかった濃い青です。嘴【くちばし】と脚が、赤いです。南方系の鳥、という感じがします。
 見た目どおり、ブッポウソウ科の種は、みな南方系です。暖かいところが好きなのですね。同じ科では、ブッポウソウと、ニシブッポウソウだけが、温帯で繁殖するようです。ニシブッポウソウは、ヨーロッパなどで繁殖します。日本には分布しません。
 他のブッポウソウ科の鳥たちは、アフリカや、インドなどで繁殖します。日本のブッポウソウと、ヨーロッパなどのニシブッポウソウは、開拓者ですね。ブッポウソウ科にしては、寒い地域に進出しています。その点で、この二種は、貴重な種といえます。
 残念ながら、日本のブッポウソウは、数が減っています。しかし、巣箱をかけることで、数が増えたという報告があります。こんな報告が、増えるといいですね。



図鑑↓↓↓↓↓には、「姿のブッポウソウ/ブッポウソウ」も、「声のブッポウソウ/コノハズク」も掲載されています。
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 過去の記事でも、日本の夏鳥を取り上げています。よろしければ、以下の記事も御覧下さい。
憧れの鳥か? 妖怪か? アカショウビン(2008/10/06)
アマツバメは世界最速の鳥?(2007/10/15)
オオルリは瑠璃色【るりいろ】じゃない?(2007/8/3)などです。

2009年6月28日

コサギ

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コサギ 画像
和名:コサギ
学名:Himantopus himantopus
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沖縄 豊城 【2009.05.16】
図鑑↓↓↓↓↓には、コサギが掲載されています。
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2009年6月27日

シロハラクイナ

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シロハラクイナ 画像
和名:シロハラクイナ
学名:Himantopus himantopus
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沖縄 金武 【2009.06.05】

図鑑↓↓↓↓↓には、シロハラクイナは、残念ながら載っていませんが、同じ仲間のクイナ科の鳥が3種が掲載されています。
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2009年6月26日

横縞なのに、タテジマキンチャクダイ?

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 魚の名前を知って、不思議に思ったことがありませんか?
 例えば、タテジマキンチャクダイです。名前に「タテジマ(縦縞)」と付いていますね。当然、縦縞【たてじま】模様の魚だろうと考えます。けれども、タテジマキンチャクダイの実物は、どう見ても、横縞【よこじま】模様です。
 タテジマヤッコという魚も、同じです。横縞なのに、「タテジマ」ヤッコです??
 魚を、普通に泳いでいる姿勢ではなく、頭を上にして、見て下さい。タテジマキンチャクダイや、タテジマヤッコの縞模様は、縦に見えますよね。
 魚の縞模様は、頭を上にした状態で、判断されるようです。なぜ、こうなったのかは、わかりません。「紛らわしいことをしないでくれ」と思いますよね(笑)
 では、普通に見て、縦縞模様の魚には、「ヨコジマ」と付いているのでしょうか?
 そのとおりです。ヨコジマアイゴ、ヨコシマクロダイ(幼魚)、ヨコシマサワラなどの魚は、普通の姿勢で見ると、縦縞模様です。頭を上にすると、横縞になります。
 ところが、ヨコシマタマガシラという魚がいます。普通の姿勢で見て、横縞模様です。「タテジマ」ヤッコと同じ方向の縞模様なのに、「ヨコシマ」タマガシラです。
 そのうえ、タテスジハタという魚を知ると、混乱が増します。「タテスジ(縦筋)」なのに、頭を上にすると、横縞模様なのです。つまり、普通の状態で、縦縞です。
 スジ(筋)とシマ(縞)とで、模様を呼び分けているわけでもないのですね。ヨコスジイシモチ、ヨコスジクロゲンゲ、ヨコスジカジカなどは、「ヨコスジ(横筋)」なのに、普通の姿勢だと、縦縞です。タテスジハタと、同じ方向の縞模様です。
 さらに、混乱することがあります。ヨコスジフエダイという魚がいるからです。
 この魚は、普通の姿勢で見て、横に一本、筋があります。頭を上にすれば、縦筋のはずですが、名前は、「ヨコスジ」フエダイです。
 結局、スジ(筋)と呼ぼうが、シマ(縞)と呼ぼうが、模様を見る方向は、統一されていません。これでは、魚に詳しくない人は、大混乱ですよね。私もそうです(笑)



図鑑↓↓↓↓↓には、タテジマキンチャクダイが掲載されています。
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 過去の記事でも、たくさんの魚を取り上げています。ここで書いたキンチャクダイの仲間や、カジカの仲間や、フエダイの仲間も、取り上げています。よろしければ、以下の記事も御覧下さい。
食中毒に注意、バラフエダイ(2008/06/23)
死滅回遊魚【しめつかいゆうぎょ】とは、どんな魚?(2007/11/05)
秋に美味しい鰍【かじか】(2006/11/13)などです。

2009年6月25日

シロガシラ

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シロガシラ 画像
和名:シロガシラ
学名:Pycnonotus sinensis
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沖縄 読谷村 【2009.06.05】

2009年6月24日

アジサイとクレマチス

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アジサイとクレマチス 画像
和名:ガクアジサイ
学名:Hydrangea macrophylla Ser. Var. Otakusa Makino
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和名:クレマチス
学名:Clematis L.
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神奈川 箱根 【2009.06.18】



図鑑↓↓↓↓↓には、ガクアジサイは掲載されています。
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2009年6月23日

ツバメ

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親と巣。抱卵中? ツバメ 画像
和名:ツバメ
学名:Hirundo rustica
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神奈川 箱根 【2009.06.18】



図鑑↓↓↓↓↓には、ツバメが掲載されています。
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2009年6月22日

光るイカは、ホタルイカだけじゃない?

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 深海生物には、光るものが多いですね。深海では、光ると、良いことがあるからです。以前、このブログで書きましたね(ホタルイカはなぜ光る?(2007/04/12)
 海の生き物には、深海に棲まないのに、光るものもいます。それらの中から、今回は、ミミイカを取り上げてみましょう。浅い海に棲むのに、光るイカ(烏賊)です。
 ミミイカの体長は、5cmほどしかありません。でも、食べられます。日本近海で、漁獲されています。けれども、魚屋さんでは、あまり見ません。
 ミミイカは、胴体に付くひれ(えんぺら)が、耳のようです。だから「耳イカ」です。胴体は、丸っこいです。その外見から、ダンゴ(団子)イカと呼ばれることがあります。
 しかし、ミミイカとは別に、正式名称を「ダンゴイカ」というイカがいます。ミミイカと、外見がそっくりです。しかも、同じダンゴイカ目【もく】ダンゴイカ科に属します。ただし、ミミイカはダンゴイカ科ミミイカ属で、ダンゴイカはダンゴイカ属です。
 前記のとおり、ミミイカは、光ります。ホタルイカとは違い、自力で光るのではありません。光るバクテリア(細菌)の力を借りています。体の中に、光るバクテリアを棲ませています。ホタルイカは、自力で発光する器官を持っています。
 ミミイカが光るのは、「自分の影を消して、敵から逃れるため」と考えられています。
 ミミイカの仲間は、重要な生物の研究に使われています。ラテン語の学名を、Euprymna scolopesという種です。この種の日本語名は、ありません。日本近海のミミイカと同じく、ダンゴイカ科ミミイカ属に属します。ハワイ近海などに分布します。
 Euprymna scolopesは、ラテン語の学名をVibrio fischeriというバクテリアと、共生します。このバクテリアは、光るかわりに、イカから栄養をもらっています。
 この二者が、どのように共生しているのかを知れば、人間の役に立つ可能性があります。ヒトに害をなすバクテリアを、無害化する方法が、わかるかも知れないからです。
 光る生物の研究では、オワンクラゲが有名になりましたね。直接、役に立たないとしても、光る生物の研究には、夢があると思います。


 ハワイ近海のミミイカの一種Euprymna scolopesについては、以下のニュースに載っています。
発光するイカ、特効薬のカギを握るか(AFPBBニュース 2009/02/03)


図鑑↓↓↓↓↓には、ミミイカが掲載されています。
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 過去の記事でも、イカの仲間を取り上げています。よろしければ、以下の記事も御覧下さい。
海中を泳ぐ槍【やり】? ヤリイカ(2008/02/18)
深海のイカ、続々と生態を解明中(2007/02/23)
コウイカとヤリイカはどう違う?(2006/11/10)
などです。

2009年6月21日

クロマダラソテツシジミ

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クロマダラソテツシジミ 画像
和名:クロマダラソテツシジミ
学名:Chilades pandava
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沖縄 読谷 【2009.06.05】

2009年6月20日

クサトベラ

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クサトベラ画像
和名:クサトベラ
学名:Scaevola sericea
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沖縄 読谷 【2009.06.05】

2009年6月19日

ゴンズイの名の由来は?

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 ゴンズイという名の植物があります。樹木の一種です。魚にも、同じ「ゴンズイ」という種名のものがいます。なぜ、植物と魚で、同名の種がいるのでしょうか?
 この謎を解くには、「ゴンズイ」という言葉の語源を、探る必要があります。ところが、この語源が、わかっていません。より正確に言えば、諸説があります。けれども、定説がありません。決定的な証拠に欠けるからです。
 俗に言われるのは、「ゴンズイとは、役立たないものを指す」説です。でも、この説は、信憑性に欠けます。植物のゴンズイも、魚のゴンズイも、人間の役に立つからです。
 魚のゴンズイは、食用になります。植物のゴンズイは、果実が薬用になります。ゴンズイの果実は美しいので、観賞用に植えられることもあります。
 どうやら、魚のゴンズイと、植物のゴンズイとは、語源が違うようです。同名になったのは、偶然でしょう。「役立たない」説は、後からのこじつけだと思います。
 植物のゴンズイには、方言名が多いです。中には、イヌノクソ、クサギ、ネコノクソノキなど、ひどい名前があります。こんな名が付いたのは、木材が臭いためです。
 臭さのために、ゴンズイの木材は、ほとんど使われません。それを逆手にとって、魔除けにされることはあったようです。「臭い木を焚けば、魔物も逃げる」と思われたのでしょう。センダン、トベラなど、他の魔除けの木と共通する方言名があります。
 ゴンズイの枝を、春先に切ると、樹液があふれるといいます。このことから、アメフリノキ、ショウベンノキなどの方言名もあります。
 ゴンズイの若葉は、食用になります。「臭いのに、食べられるのか?」と驚きますよね。普段の食べ物ではなく、飢饉【ききん】の時など、緊急時の食べ物だったようです。「役に立たない」どころか、いろいろ役に立つ木ですね。
 植物のゴンズイは、ミツバウツギ科ゴンズイ属に属します。ゴンズイ属には、ゴンズイ一種しかありません。世界的には、珍しい植物です。分布域は、東アジアだけです。「臭い」などと言わず、もっと研究対象にされていい植物でしょう。



図鑑↓↓↓↓↓には、植物のゴンズイが掲載されています。
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 過去の記事で、ゴンズイと同じく、魔除けにされた木を取り上げています。また、方言名で「ゴンズイ」と呼ばれることがある植物も取り上げています。よろしければ、以下の記事も御覧下さい。
卯月【うづき】に咲くから、ウノハナ?(2009/05/15)
キブシ、キフジ、どちらが本当?(2009/02/27) ※キブシの方言名の一つに「ゴンズイ」があります。
扉【とびら】に挿すトベラの木?(2007/01/29)などです。

2009年6月18日

エクアドルで、十二の新種を発見

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 南米のエクアドルから、新種発見のニュースです。爬虫類、両生類、昆虫の新種と思われるものが、計12種、発見されました。
 この結果は、コンサベーション・インターナショナル(略称CI)という、自然保護団体の調査で、明らかになりました。
 内訳は、爬虫類がトカゲ一種、両生類がサンショウウオとカエル四種、昆虫がキリギリスの仲間を含む七種です。以下に、個別に説明しましょう。
 爬虫類の新種(らしきもの)は、イグアナ科の一種のようです。CIの発表によれば、ラテン語の学名で、Enyaloides属の一種らしい、とのことです。Enyaloides属には、日本語名が付いていません。この仲間は、日本には分布しないからでしょう。
 両生類のサンショウウオの新種は、アメリカサンショウウオ科ネッタイキノボリサンショウウオ属の一種です。ひしゃげたような、面白い顔をしています。
 カエルの新種では、ヤドクガエル科ヤドクガエル属の新種が、見つかっています。小さいけれども、美しい種です。このカエルの仲間には、なんと、「幼生(おたまじゃくし)を背負って運ぶ」という習性があります。その様子の画像が、公開されています。
 昆虫の新種は、キリギリスの仲間が、いくつか画像を公開されています。どれも、バッタ目キリギリス科に属する種のようです。新種というだけでなく、「属」のレベルでも新しい種が、ありそうです。「属」とは、種の一つ上の分類単位です。
 キリギリス科で、Mystron属らしき新種と、Typophyllum属らしき新種が、見つかっています。同じキリギリス科で、新属新種と考えられるものでは、Parangara属に近縁だとされる種が、見つかりました。これらの属には、日本語名はありません。
 Mystron属は、一九九九年に、同じエクアドルで発見されたばかりの属です。Parangara属は、隣国のペルーで、たった一種が発見されていただけでした。以前から、エクアドルに、この属に近縁な未知の種がいるのでは、といわれてきました。
 この地域では、まだまだ、新発見がありそうです。今後の調査が楽しみですね。
 エクアドルの新種のニュースは、以下に載っています。
E・T似のサンショウウオ??エクアドルで新種続々(47NEWS 2009/06/16)
エクアドル奥地の山脈で、科学者が新種の生物を多数発見(コンサベーション・インターナショナル)
エクアドルの新種――ヤドクガエル(ナショナル・ジオグラフィック・ニュース 2009/06/17)


 過去の記事でも、今回、発見された種に近縁なネッタイキノボリサンショウウオや、イグアナなどを、取り上げています。よろしければ、以下の記事も御覧下さい。
コロンビアで、十種の両生類を発見(2009/02/05)
ガラパゴスより、ゾウガメとイグアナの報告(2009/01/27)
新種のフィジーイグアナを発見(2008/09/23)
などです。

2009年6月17日

バン【親とヒナ】

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バン、親とヒナ バン画像
和名:バン
学名:Gallinula chloropus
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沖縄 金武 【2009.06.05】



図鑑↓↓↓↓↓には、バンが掲載されています。
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2009年6月16日

ホウオウボク

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ホウオウボク 画像
和名:ホウオウボク
学名:Delonix regia
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沖縄 名護 【2009.06.06】

2009年6月15日

クローン女王の攻撃? ヤマトシロアリ

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 シロアリといえば、害虫として、有名ですね。梅雨時には、人家のシロアリ被害が、発覚しやすいです。でも、すべてのシロアリが、人家を食い荒らすわけではありません。
 人類が家を建てるようになる前から、シロアリは、地球上にいました。ヒトが現われる前、シロアリは、何を食べていたのでしょうか?
 大部分のシロアリは、朽ち木や落ち葉を食べていました。今でも、ほとんどのシロアリが、そうしています。人家を攻撃するシロアリは、ごく一部の種です。
 シロアリが植物を食べると、植物の中のセルロースが分解されます。セルロースは、分解されにくい物質です。それが、シロアリの働きで、分解できるのですね。結果として、シロアリは、植物が土に返るのを助けます。これは、自然界では、重要な役割です。
 シロアリが「害虫」にされたのは、人間の勝手な都合ですね。けれども、おかげで、シロアリの研究が進みました。退治するには、生態を知らなければいけませんからね。
 とはいえ、シロアリの研究は、まだまだ途上です。大まかな分類さえ、学者によって、意見が違います。図鑑などでシロアリを調べると、等翅目【とうしもく】と、シロアリ目【もく】と、ゴキブリ目【もく】と、三つの分類が出てきます。
 最近は、「シロアリは、ゴキブリ目シロアリ科」という意見が、有力なようです。
 日本で、人家を害するシロアリの代表は、ヤマトシロアリとイエシロアリです。この二種は、比較的、研究が進んでいます。それでも、二〇〇九年、ヤマトシロアリについて、驚くべき発見がありました。
 ヤマトシロアリの女王は、寿命が尽きる前に、次の女王を産みます。産まれる女王は、前の女王の「子」ではなく、「コピー」だというのです。「遺伝子がまったく同じ個体」ということです。クローンと呼ばれるものですね。
 クローン女王は、母親からの遺伝子のみを受け継ぎます。普通のシロアリは、父親からの遺伝子も受け継ぎます。ヤマトシロアリの一つの巣は、「遺伝子的に同じ女王」が、君臨し続けるわけです。なんだか、SFの世界みたいですね。



図鑑↓↓↓↓↓には、ヤマトシロアリが掲載されています。
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 ヤマトシロアリの「クローン女王」については、以下のニュースで報じられています。
女王シロアリ、子供は後継にせず...王の血を入れないワケは?(読売新聞、2009/3/8)
 過去の記事でも、シロアリを取り上げています。よろしければ、以下の記事も御覧下さい。
チョウ(蝶)はチョウ目【もく】? 鱗翅目【りんしもく】?(2008/07/22)
シロアリとアリとは、どう違う?(2007/06/11)

2009年6月14日

ヒカゲヘゴ

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ヒカゲヘゴ 画像
和名:ヒカゲヘゴ
学名:Cyathea lepifera
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沖縄 名護 【2009.06.06】

2009年6月13日

コウノトリと共存、絶滅危惧のコガネムシ

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 兵庫県のコウノトリの里から、嬉しいニュースが届きました。コウノトリの巣で、絶滅しそうな昆虫の一種が発見されました。
 それは、アカマダラコガネという甲虫です。コガネムシの一種ですね。甲虫目【こうちゅうもく】コガネムシ科ハナムグリ亜科に属します。種名は、アカマダラハナムグリとされることもあります。
 アカマダラコガネの成虫は、赤地に黒いまだら模様があります。美しいコガネムシです。日本をはじめ、東アジアに広く分布します。けれども、数は少ないです。地域ごとに見ると、絶滅した地域が多いです。兵庫県でも、絶滅したと思われていました。
 なぜ、アカマダラコガネは、数が少ないのでしょう? 生態がわかるにつれ、その原因がわかってきました。この種は、幼虫の生育環境が、特殊なのです。
 この種の幼虫は、主に、鳥の巣で育つようです。それも、大型の鳥の巣です。これまでの例では、サシバやハチクマなど、猛禽類【もうきんるい】の巣から見つかっています。コウノトリの巣から見つかったのは、初めての例だそうです。
 鳥の巣で、何を食べているのでしょうか? 巣の材料の木材です。鳥の排泄物【はいせつぶつ】が付いて、朽ちた巣材が、彼らには良い食べ物になるようです。直接、排泄物を食べるという報道もありますが、それはどうやら間違いです。
 アカマダラコガネは、「大型で、巣に木材を使う、肉食性か魚食性の鳥」がいなければ、繁殖できないわけですね。これでは、数が少ないはずです。そもそも、大型の鳥は、数が少ないからです。
 大きい生き物は、豊かな自然があるところでなければ生きられません。たくさんの食べ物が必要なためです。日本で、野生のコウノトリが絶滅してしまったのも―今は復活しましたが―、彼らが生きられるだけの自然がなくなったからでしょう。
 コウノトリが復活したおかげで、アカマダラコガネも、助かりました。生き物同士は、つながっているのですね。そのつながりにはヒトも含まれるでしょう。
 「コウノトリの巣にアカマダラコガネ」のニュースは、以下に載っています。



図鑑↓↓↓↓↓には、コウノトリが掲載されています。アカマダラコガネがその巣に棲むハチクマや、サシバも、載っています。
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絶滅種とコウノトリ共存 人工巣塔にアカマダラコガネ(神戸新聞 2009/06/10)

2009年6月12日

ハコネウツギは、箱根には生えない?

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 生き物の名前には、地名が付くことが、よくありますね。普通は、その生き物が産する土地の名を付けます。植物のハコネウツギ(箱根空木)は、その一種です。
 と書くと、「あれ?」と思う方がいるでしょう。「ハコネウツギは、名に反して、箱根山には自生しない」といわれるからです。
 じつは、少数ですが、ハコネウツギは箱根山に自生するようです。「ようです」と書くのには、二つの理由があります。
 一つは、ハコネウツギには、似た種が多いからです。ハコネウツギが属するタニウツギ属は、どの種も互いに似ています。加えて、同種内でも、変異が多いです。そのうえ、同じタニウツギ属ならば、違う種の間でも、簡単に雑種ができます。
 これでは、種の見分けは、難しいですね。ハコネウツギにそっくりでも、それが本当にハコネウツギなのかどうか、慎重に確認しなければなりません。
 もう一つの理由は、ハコネウツギが、よく栽培されるからです。花が美しいためですね。
 栽培される種は、分布を調べるのが難しいです。ある場所に生える植物が、自然分布するものなのか、人間が植えたものなのか、あるいは、栽培されたものから勝手に殖えたのか、見分けるのは困難です。
 ハコネウツギが箱根に自生するとしても、圧倒的に箱根に多いわけではありません。なぜ「箱根」の名が付いたのかは、不明です。
 なお、ハコネウツギを含むタニウツギ属は、ウツギ(別名ウノハナ)とは、遠縁です。タニウツギ属は、タニウツギ科、もしくはスイカズラ科に含まれます。ウツギが属するウツギ属は、アジサイ科、もしくはユキノシタ科です。
 タニウツギ属は、東アジア(主に日本)で進化したグループです。同種内に変異が多かったり、簡単に種間雑種ができたりするのは、「今、盛んに種が分化している(進化している)最中だから」と考えられています。ハコネウツギにも、匂いが強いニオイウツギなどの変種が、いくつかあります。私たちは、進化を目撃しているといえますね。



図鑑↓↓↓↓↓には、ハコネウツギが掲載されています。
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 過去の記事で、ハコネウツギと名前が紛らわしいウツギ(別名ウノハナ)を取り上げています。また、ハコネウツギと近縁なスイカズラも取り上げています。よろしければ、以下の記事も御覧下さい。
卯月【うづき】に咲くから、ウノハナ?(2009/05/15)
スイカズラの漢字名は、なぜ「忍冬」?(2007/12/17)

2009年6月11日

シロ【イヌ】

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シロ【イヌ】 画像
和名:イヌ
学名:Canis lupus familiaris
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沖縄 名護 【2009.06.06】

2009年6月10日

月桃【ゲットウ】

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ゲットウ 画像
和名:ゲットウ
学名:Alpinia zerumbet
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沖縄 名護 【2009.06.06】

2009年6月 9日

リュウキュウルリモントンボ

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リュウキュウルリモントンボ 画像
和名:リュウキュウルリモントンボ
学名:Coeliccia ryukyuensis ryukyuensis
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沖縄 名護 【2009.06.06】

2009年6月 8日

どれがどの種? コウモリ(蝙蝠)の種名

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 コウモリを知らない人は、まず、いないでしょう。唯一、本当の意味で「空を飛ぶ」哺乳類ですね。けれども、コウモリの種や、生態は、ほとんどの人が、知りません。
 専門的には、コウモリとは、哺乳類の中の、翼手目【よくしゅもく】というグループを指します。翼手目には、全部で、九百種以上もの種が含まれます。日本だけでも、三十種以上が分布します。これらの種の見分けは、難しいです。似た種が多いためです。
 コウモリは、「種名」の見分けも、難しいです。似た「種名」が多いからです。以下に、日本のコウモリのうちで、紛らわしい例を挙げましょう。
 最も間違えやすいのは、「カグラコウモリ」と、「カグヤコウモリ」でしょう。この二種は、まったく違う種です。
 カグ「ラ」コウモリのほうは、石垣島、西表島などの、先島諸島にしか分布しません。カグラコウモリ科カグラコウモリ属に属します。この仲間は、暑い地域に分布します。
 カグ「ヤ」コウモリのほうは、北海道と本州に分布します。ヒナコウモリ科ホオヒゲコウモリ属に属します。この仲間は、熱帯から亜寒帯まで、広く分布しています。
 「クビワコウモリ」と、「クビワオオコウモリ」も、紛らわしいですね。
 クビワコウモリのほうは、日本の本州のごく一部にしか、分布しません。ヒナコウモリ科クビワコウモリ属に属します。
 クビワ「オオ」コウモリのほうは、南西諸島に分布します。オオコウモリ科オオコウモリ属に属します。「オオコウモリの仲間で、首輪のような模様がある」ことから、クビワ「オオコウモリ」と名づけられました。
 ややこしいことに、「オオクビワコウモリ」という種もいます。これは、外国の種です。北米から南米にかけて、広く分布します。クビワコウモリ属に属します。「大型のクビワコウモリである」ことから、オオ「クビワコウモリ」とされました。
 コウモリに限らず、生き物の名前には、紛らわしいものが、少なくありません。図鑑などで調べる時には、注意が必要ですね。



図鑑↓↓↓↓↓には、クビワ「オオ」コウモリ、アブラコウモリ、ヒナコウモリなど、日本のコウモリが十種以上掲載されています。
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ぜひご利用下さい。

 過去の記事でも、コウモリを取り上げています。よろしければ、以下の記事も御覧下さい。
オオコウモリは、空飛ぶキツネ?(2009/02/20)
引越しは嫌い? ヒナコウモリ(2008/09/19)
虚々実々の駆け引き、ガ(蛾)対コウモリ(2007/07/13)
などです。

2009年6月 7日

イソヒヨドリ

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イソヒヨドリ 画像
和名:イソヒヨドリ
学名:Monticola solitarius
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沖縄 読谷村 【2009.5.15】



図鑑↓↓↓↓↓には、イソヒヨドリが掲載されています。
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2009年6月 6日

福猫たち

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ノネコ 画像
和名:ノネコ
学名:Felis catus
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沖縄/東京 【2008~2009.4.15】

2009年6月 5日

カジカガエルは、河の鹿(シカ)?

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 日本の文化の一つに、「生き物の声を楽しむこと」がありますね。特筆すべきは、「鳥類以外の声も楽しむこと」です。昆虫やカエルなど、小動物の声です。
 日本以外の国でも、鳥の声を楽しむことは、多いです。けれども、昆虫やカエルの声を「美しい」と聴く国は、少ないですね。どういうわけか、日本では、「虫の声を愛でる文化」が発達しました。そのために、虫籠【むしかご】という物も、発達しました。
 昔の日本人は、昆虫以外の小動物も、「虫」と呼びました。両生類や爬虫類などです。コオロギなどと同じく、カエルの声を愛でるのは、自然な流れだったかも知れません。
 中でも好まれたのが、カジカガエルの声です。このカエルは、渓流に棲みます。高く澄んだ声で鳴きます。あえて文字で書けば、「フィーフィー」という感じです。
 この鳴き声は、ニホンジカの声に似るとされました。ニホンジカの雄(オス)が、繁殖期に出す声です。このことから、河鹿【かじか】と名づけられました。
 江戸時代には、カジカガエルを飼うための、専用の容器までできました。河鹿籠【かじかかご】です。むろん、声を楽しむために飼いました。風流ですね。
 ところが、「その声の正体が、カジカガエルだ」とわかったのは、歴史的には、最近のようです。これは、カジカガエルの外見が、目立たないからです。
 彼らの体色は、渓流の石にそっくりです。目前の石の上にいても、気づきにくいです。このために、「渓流の魚が鳴く」と誤解されたこともありました。
 カジカという種名の魚がいますね。渓流に棲む魚です。この種名は、「鳴く」と誤解されたために付きました。実際には、この魚は、鳴きません。
 現在では、魚類のカジカは、漢字で鰍【かじか】と書きます。しかし、語源は「河鹿」のようです。紛らわしいので、本家のほうは、種名「カジカガエル」になりました。
 万葉時代や平安時代に、単に「かはづ(かわず)」といえば、カジカガエルを指したようです。春のウグイスと並んで、和歌に歌われました。現代では、彼らのすみかが、減りつつあります。彼らを滅ぼしたら、日本の文化の一端を滅ぼすことになるでしょう。



図鑑↓↓↓↓↓には、カジカガエルが掲載されています。また、ニホンジカや、魚類のカジカも載っています。
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 過去の記事で、カジカガエルと関連のあるニホンジカや、魚類のカジカを取り上げています。また、カジカガエルと同じアオガエル科のカエルも取り上げています。よろしければ、以下の記事も御覧下さい。
平凡なカエルが危機に? アオガエル(青蛙)たち(2008/05/26)
秋に美味しい鰍【かじか】(2006/11/13)
シカの角は何本枝か?(2005/09/26)
などです。

2009年6月 4日

クロサギ【その3】

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クロサギ 画像
和名:クロサギ
学名:Egretta sacra
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沖縄 沖縄市 【2009.05.08】

2009年6月 3日

シロチドリ

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シロチドリ 画像
和名:シロチドリ
学名:Charadrius alexandrinus
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図鑑↓↓↓↓↓には、シロチドリが掲載されています。
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2009年6月 2日

クロサギ【その2】

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クロサギ 画像
和名:クロサギ
学名:Egretta sacra
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沖縄 沖縄市 【2009.05.08】

2009年6月 1日

シオマネキは、潮を招く?

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 外遊びに、良い気候になりましたね。海や山へ、お出かけする方もいるでしょう。今回は、海で見かける生き物を、取り上げますね。
 シオマネキと呼ばれるカニがいます。カニ(蟹)の仲間で、スナガニ科シオマネキ属に属する種が、シオマネキと総称されます。砂浜や、泥の干潟に棲むカニです。
 ややこしいことに、単に「シオマネキ」という種名のカニもいます。シオマネキ属の代表といえる種です。この種は、中部地方以南の海岸に、広く分布します。
 シオマネキを、漢字で書けば「潮招き」です。なぜ、こんな名が付いたのでしょうか?
 シオマネキ属のカニが、潮を招くような動作をするからです。この動作は、雄(オス)だけが行ないます。「おいでおいで」をするように、片方のはさみを振ります。
 シオマネキ属の雄は、片方のはさみだけが、異常に大きくなります。大きいほうのはさみを、振ります。これは、雄が、雌(メス)に求愛する動作です。
 招くのは、潮ではなくて、雌なのですね。雌のはさみは、両方とも普通の大きさです。このような特徴があるため、シオマネキ属は、雄と雌との区別が簡単です。
 雄のはさみは、右と左と、どちらが大きくなるのでしょうか? これは、決まっていないようです。同じ種の中でも、右のものと左のものとがいます。
 じつは、シオマネキ属の雄にとって、大きなはさみは、厄介【やっかい】ものです。大き過ぎて、器用に使えないからです。普段、餌を食べる時などは、小さいほうのはさみだけを使います。大きなはさみは、雌にアピールするためだけに、発達しています。
 これは、クジャクの雄の飾り羽根などと、同じですね。雌への求愛のため、普通なら邪魔なものを、発達させました。それだけ、求愛とは、大事なことなのでしょう。
 シオマネキ属の中に、ハクセンシオマネキ(白扇潮招き)という種がいます。「白い扇で潮を招く」という意味です。白いはさみを振る様子を、扇に見立てたわけです。
 ちょっと長いですが、優雅な名前ですよね。生物の特徴も、ちゃんと表わしています。これが正式な種名なんて、素敵です。こんな種名が増えたらいいのに、と思います。



図鑑↓↓↓↓↓には、シオマネキ属のシオマネキとハクセンシオマネキが掲載されています。
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 過去の記事でも、カニの仲間を取り上げています。よろしければ、以下の記事も御覧下さい。
タカアシガニは、世界最大のカニ?(2009/01/30)
目高蟹【めだかがに】とは、ツノメガニ?(2008/7/7)
バトル【ハクセンシオマネキ】(2007/06/03)
夫婦なのに名が違う?ズワイガニとコウバコガニ(2005/11/11)
などです。