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2009年6月22日

光るイカは、ホタルイカだけじゃない?

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 深海生物には、光るものが多いですね。深海では、光ると、良いことがあるからです。以前、このブログで書きましたね(ホタルイカはなぜ光る?(2007/04/12)
 海の生き物には、深海に棲まないのに、光るものもいます。それらの中から、今回は、ミミイカを取り上げてみましょう。浅い海に棲むのに、光るイカ(烏賊)です。
 ミミイカの体長は、5cmほどしかありません。でも、食べられます。日本近海で、漁獲されています。けれども、魚屋さんでは、あまり見ません。
 ミミイカは、胴体に付くひれ(えんぺら)が、耳のようです。だから「耳イカ」です。胴体は、丸っこいです。その外見から、ダンゴ(団子)イカと呼ばれることがあります。
 しかし、ミミイカとは別に、正式名称を「ダンゴイカ」というイカがいます。ミミイカと、外見がそっくりです。しかも、同じダンゴイカ目【もく】ダンゴイカ科に属します。ただし、ミミイカはダンゴイカ科ミミイカ属で、ダンゴイカはダンゴイカ属です。
 前記のとおり、ミミイカは、光ります。ホタルイカとは違い、自力で光るのではありません。光るバクテリア(細菌)の力を借りています。体の中に、光るバクテリアを棲ませています。ホタルイカは、自力で発光する器官を持っています。
 ミミイカが光るのは、「自分の影を消して、敵から逃れるため」と考えられています。
 ミミイカの仲間は、重要な生物の研究に使われています。ラテン語の学名を、Euprymna scolopesという種です。この種の日本語名は、ありません。日本近海のミミイカと同じく、ダンゴイカ科ミミイカ属に属します。ハワイ近海などに分布します。
 Euprymna scolopesは、ラテン語の学名をVibrio fischeriというバクテリアと、共生します。このバクテリアは、光るかわりに、イカから栄養をもらっています。
 この二者が、どのように共生しているのかを知れば、人間の役に立つ可能性があります。ヒトに害をなすバクテリアを、無害化する方法が、わかるかも知れないからです。
 光る生物の研究では、オワンクラゲが有名になりましたね。直接、役に立たないとしても、光る生物の研究には、夢があると思います。


 ハワイ近海のミミイカの一種Euprymna scolopesについては、以下のニュースに載っています。
発光するイカ、特効薬のカギを握るか(AFPBBニュース 2009/02/03)


図鑑↓↓↓↓↓には、ミミイカが掲載されています。
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ぜひご利用下さい。

 過去の記事でも、イカの仲間を取り上げています。よろしければ、以下の記事も御覧下さい。
海中を泳ぐ槍【やり】? ヤリイカ(2008/02/18)
深海のイカ、続々と生態を解明中(2007/02/23)
コウイカとヤリイカはどう違う?(2006/11/10)
などです。

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