2009年6月26日
横縞なのに、タテジマキンチャクダイ?
魚の名前を知って、不思議に思ったことがありませんか?
例えば、タテジマキンチャクダイです。名前に「タテジマ(縦縞)」と付いていますね。当然、縦縞【たてじま】模様の魚だろうと考えます。けれども、タテジマキンチャクダイの実物は、どう見ても、横縞【よこじま】模様です。
タテジマヤッコという魚も、同じです。横縞なのに、「タテジマ」ヤッコです??
魚を、普通に泳いでいる姿勢ではなく、頭を上にして、見て下さい。タテジマキンチャクダイや、タテジマヤッコの縞模様は、縦に見えますよね。
魚の縞模様は、頭を上にした状態で、判断されるようです。なぜ、こうなったのかは、わかりません。「紛らわしいことをしないでくれ」と思いますよね(笑)
では、普通に見て、縦縞模様の魚には、「ヨコジマ」と付いているのでしょうか?
そのとおりです。ヨコジマアイゴ、ヨコシマクロダイ(幼魚)、ヨコシマサワラなどの魚は、普通の姿勢で見ると、縦縞模様です。頭を上にすると、横縞になります。
ところが、ヨコシマタマガシラという魚がいます。普通の姿勢で見て、横縞模様です。「タテジマ」ヤッコと同じ方向の縞模様なのに、「ヨコシマ」タマガシラです。
そのうえ、タテスジハタという魚を知ると、混乱が増します。「タテスジ(縦筋)」なのに、頭を上にすると、横縞模様なのです。つまり、普通の状態で、縦縞です。
スジ(筋)とシマ(縞)とで、模様を呼び分けているわけでもないのですね。ヨコスジイシモチ、ヨコスジクロゲンゲ、ヨコスジカジカなどは、「ヨコスジ(横筋)」なのに、普通の姿勢だと、縦縞です。タテスジハタと、同じ方向の縞模様です。
さらに、混乱することがあります。ヨコスジフエダイという魚がいるからです。
この魚は、普通の姿勢で見て、横に一本、筋があります。頭を上にすれば、縦筋のはずですが、名前は、「ヨコスジ」フエダイです。
結局、スジ(筋)と呼ぼうが、シマ(縞)と呼ぼうが、模様を見る方向は、統一されていません。これでは、魚に詳しくない人は、大混乱ですよね。私もそうです(笑)
図鑑↓↓↓↓↓には、タテジマキンチャクダイが掲載されています。
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過去の記事でも、たくさんの魚を取り上げています。ここで書いたキンチャクダイの仲間や、カジカの仲間や、フエダイの仲間も、取り上げています。よろしければ、以下の記事も御覧下さい。
食中毒に注意、バラフエダイ(2008/06/23)
死滅回遊魚【しめつかいゆうぎょ】とは、どんな魚?(2007/11/05)
秋に美味しい鰍【かじか】(2006/11/13)などです。
松沢千鶴
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