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2009年8月14日

日本最大のトカゲとは?

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 世界最大のトカゲといえば、コモドオオトカゲか、ハナブトオオトカゲですね。二種とも、甲乙付けがたい大きさです。どちらも、全長が3mになることがあります。
 この二種は、両方とも、オオトカゲ科のトカゲです。日本には、オオトカゲ科のトカゲは、分布しません。全長が1mを越えるようなトカゲは、いないのですね。では、日本最大のトカゲは、何という種でしょうか?
 それは、キシノウエトカゲだといわれます。世界中のうち、日本の八重山諸島と、宮古諸島にしか分布しません。日本の固有種です。残念ながら、本土では見られません。
 キシノウエトカゲは、全長が40cm近くなることがあります。体型は、胴体が太く、四肢が短く、尾が長いです。普通に見られるニホントカゲを、そのまま大きくした体型ですね。体色も、ニホントカゲに似て、地味です。ただし、幼体の尾は、鮮やかな青です。
 大きくても、ヒトには無害です。昆虫、カエル、他のトカゲなどを捕食します。カニを食べるのも、観察されています。おそらく、日本のトカゲの中では、最強でしょう。
 キシノウエトカゲは、日本の天然記念物に指定されています。ですから、飼ったり、捕獲したり、傷つけたりすることは、禁止です。
 このように、キシノウエトカゲは、保護されています。なのに、数が減っているといわれます。主な原因は、イタチなど、外来種に捕食されていることのようです。
 これまで、キシノウエトカゲに、敵がいなかったわけではありません。西表島では、イリオモテヤマネコが、本種を捕食しています。捕食されながらも、イリオモテヤマネコとは、共存してきました。長い時間をかけて、バランスを取っていたのですね。
 ところが、そこに、外来種が加わりました。イタチや、インドクジャクなどです。イタチは、ネズミ駆除のために、持ち込まれました。クジャクは、観賞用に飼われたものが、逃げ出したようです。どちらも、人間が、無責任に持ち込んだといえます。
 外来種は、各地で、問題を起こしていますね。けれども、誰かの責任を問い詰めても、問題は解決しません。みんなで、解決策を考えるしかないでしょう。


図鑑↓↓↓↓↓には、キシノウエトカゲが掲載されています。また、文中に挙げたニホントカゲ、イタチ、イリオモテヤマネコも載っています。
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ぜひご利用下さい。

 過去の記事でも、トカゲの仲間を取り上げています。よろしければ、以下の記事も御覧下さい。
コモドオオトカゲは、有毒だった?(2009/05/21)
ヘビと付くのに蛇じゃない、カナヘビ(2008/04/18)
大洋に生きるオガサワラトカゲ(2007/11/09)
などです。

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コメント

Posted by Anonymous at 2016年7月24日 07:16

35年位前で、宮城県の青根温泉で、大きなトカゲを、見ましたが何て言う名前なんですか❓

Posted by Anonymous at 2016年7月24日 21:29

朝送ったコメントですが、本当にいたのですが、名前が知りたくて送りました。

Posted by 松沢千鶴 at 2016年7月25日 18:44

 うーん、「大きなトカゲ」というだけでは、情報が少な過ぎて、種名を決めることができません。
 種を決めるには、具体的な大きさ、体型、体色など、多くの情報が必要です。お力になれず、すみません。

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