2009年8月26日
海の妖怪ジェニー・ハニヴァー、その正体は?
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夏休み、水族館に出かけた方はいませんか? 最近は、水族館に、大きな水槽があることが増えましたね。おかげで、大型の魚が、生きた姿で、見られます。
例えば、エイの仲間には、大型になるものが多いです。水族館では、あの独特なエイの姿を、じっくり見ることができます。一度、エイを腹側から見てみて下さい。
腹側からエイを見ると、面白い形をしています。まるで、ヒトの顔のようです。眼が二つ、口が一つあるように見えます。
もちろん「ヒトの顔」と見るのは錯覚です。口は、確かにエイの口ですが、眼に見える部分はエイの眼ではありません。鼻の穴です。本当のエイの眼は背の側にあります。
昔の人も、エイのこのような姿を、面白いと感じたのでしょう。エイの干物で、お土産物が作られるようになりました。カリブ海の沿岸などにあると聞きます。ジェニー・ハニヴァーJenny Haniverというものです。
ジェニー・ハニヴァーは、「悪魔の魚」や「海の妖怪」のミイラなどといわれます。土地ごとに、さまざまな伝説があります。伝説には、民俗学的な価値があるでしょう。けれども、ジェニー・ハニヴァーそのものは、エイの干物を加工しただけです。
どこの国の人も、エイには、不気味さを感じるのでしょうか。日本にも、エイを「妖怪の一種」とする伝承があります。「赤えい」という妖怪です。
妖怪の赤えいは、とてつもなく大きな魚です。あまりにも大きいため、島と間違えられるといわれます。このような巨大魚の伝説は、世界各地にありますね。アラビアン・ナイトにも登場します。日本の場合、なぜかそれが「赤えい」だとされました。
アカエイというエイの一種は、実在します。が、むろん、実物のアカエイは島ほど大きくはなりません。長い尾を入れても、せいぜい2m以内です。妖怪の「赤えい」と実在するアカエイとがなぜ同じ名なのかはわかりません。
実在するアカエイは、日本近海では平凡な魚です。水族館でもよく飼われています。ぜひ、生きているジェニー・ハニヴァー(笑)の姿を確かめて下さい。
図鑑↓↓↓↓↓には、実在する魚のアカエイは掲載されています。
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インターネット生物図鑑-zukan.net-
http://www.zukan.net
ぜひご利用下さい。
過去の記事でも、エイや、エイに似た魚を取り上げています。また、「人魚のミイラ」など、妖怪とされる生き物も取り上げています。よろしければ、以下の記事も御覧下さい。
チュパカブラ? ニホンオオカミ? 謎の生物の正体は(2009/03/30)
カスザメは、海中の天使?(2008/12/01)
新種のエイ、新種のイルカを発見(2008/08/26)
人魚のミイラが実在する?(2007/04/01)
「かすべ」と言う魚を(2005/11/10)
などです。
松沢千鶴
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