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2009年9月14日

日本の誇る虫文化【むしぶんか】

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 そろそろ、動物愛護週間ですね。二〇〇九年の動物愛護週間は、九月二十日から二十六日です。この機会に、「動物を愛護する」ことについて、考えてみましょう。
 野生動物を、やたらに飼うのは、良いこととは言えません。けれども、希少なものでなければ、昆虫などの小動物を飼うのは、良い経験になると思います。
 幸い、日本には、世界に誇るべき動物愛護の文化があります。「鳴く虫を愛好する」文化です。キリギリスや、コオロギの声を、愛でることですね。
 これは、世界的に見て、珍しいことだそうです。例えば、ヨーロッパでは、鳴く虫の声は、雑音としかとらえられないようです。
 少なくとも平安時代(千年以上前!)から、日本には、鳴く虫を愛でる文化がありました。『枕草子』でも、虫の声が褒められています。江戸時代になると、庶民の間でも、鳴く虫を飼うことが流行します。芸術的な虫籠【むしかご】も、登場しました。
 コオロギや、キリギリスの仲間には、風流な名前の種が多いです。古くから、愛好されたためでしょう。中でも、クサヒバリ(草雲雀)という種名は、素敵ですね。
 クサヒバリとは、文字どおり、「草むらに鳴くヒバリ」の意味です。コオロギの中でも、特に、その鳴き声が美しいとされたために、このような名が付きました。
 この名の由来は、もう一つあるのでは、と思います。クサヒバリは、朝に鳴くことが多いのですね。日に向かって鳴くヒバリと、印象が重なったのかも知れません。
 コオロギといえば、夕方から夜に鳴く印象が強いですね。しかし、昼間にコオロギが鳴かないわけではありません。じつは、コオロギが鳴くかどうかは、気温によって決まります。具体的な気温は、種によって、少しずつ違います。
 一定以上の暑さでは、コオロギは、鳴きません。ですから、夏の暑い時期は、昼間に鳴かないのです。夕方、涼しくなってから、鳴き始めます。秋になれば、クサヒバリに限らず、ほとんどの種が、昼間から鳴き始めます。昼も涼しいからですね。
 「鳴く虫を愛でる」という風雅な文化は、ずっと続いて欲しいものです。


図鑑↓↓↓↓↓には、クサヒバリなど、日本のコオロギが十種以上掲載されています。
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ぜひご利用下さい。

 過去の記事でも、コオロギや、キリギリスなど、鳴く昆虫を取り上げています。よろしければ、以下の記事も御覧下さい。
ミノムシ(蓑虫)は鳴く?(2006/11/15)
キリギリスは草食か肉食か?(2006/6/30)
鈴虫はマツムシ、松虫はスズムシ?(2005/10/03)
などです。

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