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2009年10月30日

オガサワラノスリは、絶滅寸前?

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 秋から冬にかけては、空気が澄みます。たまには、空を見上げてみましょう。思わぬものが、見られるかも知れません。空高く、タカ(鷹)が飛んでいることがあります。
 普通の人には、タカの仲間は馴染みがないでしょう。知られているのは、トンビ(正式な日本語名は、トビ)くらいですね。実際、トビは、住宅地でもよく見られます。
 でも、郊外へ行けば、トビ以外のタカにも、会うことができます。例えば、ノスリは、日本で平凡なタカの一種です。少なくとも、かつては平凡でした。
 ノスリは、タカ目【もく】タカ科に属します。いわゆる猛禽類【もうきんるい】ですね。猛禽の中では、比較的、人家の近くにも棲むほうです。農耕地などに多いです。
 昔の田畑には、ネズミやカエルなどの生き物が、たくさんいました。農薬など使いませんでしたからね。それらの小動物は、ノスリの食べ物になります。食べ物が多いところに棲むのは、当然でしょう。ノスリとヒトとは、ある程度、共存共栄していました。
 ノスリには、不名誉な別名があります。クソトビ、マグソタカなどというものです。こんな名が付いたのは、「鷹狩りに使えないタカだから」だそうです。彼らが捕るのは、主に、ネズミやヘビなどです。鷹狩りの獲物としては、誇れないものですね(笑)
 農村が多かった頃は、ノスリが絶滅することなど、考えられなかったでしょう。都市化が進むにつれ、数が減ってしまいました。それでも、日本のタカとしては、数が多いほうです。今すぐに、絶滅しそうなわけではありません。
 ただし、ノスリの中でも、絶滅に瀕しているグループがいます。オガサワラノスリという亜種です。ノスリという種の中で、小笠原諸島に分布するものたちですね。
 オガサワラノスリは、日本本土にいるノスリと、少しだけ違います。外見の違いとしては、オガサワラノスリのほうが、体色が薄いです。また、オガサワラノスリは、渡りをしません。日本本土のノスリは、日本列島の中を、移動することがあります。
 現在、オガサワラノスリの数は、百羽に満たないといわれます。危機的状況ですね。彼らが安心して繁殖できる環境を、整えてあげたいものです。


図鑑↓↓↓↓↓には、ノスリが掲載されています。オガサワラノスリの画像もあります。
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 過去の記事でも、猛禽【もうきん】といわれる鳥を取り上げています。よろしければ、以下の記事も御覧下さい。
オオワシとオジロワシには、流氷が似合う(2008/02/08)
ハチクマはスズメバチの天敵?(2007/09/24)
トンビは猛禽【もうきん】か?(2006/11/17)
などです。

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