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2009年12月14日

美しい偏食ヘビ、リュウキュウアオヘビ

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 生き物の食べ物はいろいろですね。ヒトのように「何でも食べるんじゃないか」という種もいれば、頑固に特定のものしか食べない種もいます。
 以前、このブログで、イワサキセダカヘビというヘビの一種を紹介しましたね(超偏食のヘビ(蛇)? イワサキセダカヘビ(2006/09/24))。このヘビは、ほぼカタツムリしか食べません。日本には、他にも似たような偏食のヘビがいます。
 リュウキュウアオヘビがその一種です。この種の食べ物は、ミミズだけといわれます。他の物を食べたという報告を聞いたことがありません。
 リュウキュウアオヘビは、世界のうち、日本の南西諸島だけ(奄美諸島、沖縄諸島など)に分布します。日本の固有種ですね。全身が、やや褐色がかった緑色をしています。日本で有数の美しいヘビでしょう。ただし、体色には個体差があります。
 この種に近縁なヘビが、もう一種日本にいます。サキシマアオヘビです。こちらも、日本の固有種です。南西諸島の中でも、南寄りの八重山諸島と宮古諸島に分布します。体色はほぼ褐色です。よく見ると、少し緑がかっています。
 サキシマアオヘビも、ミミズしか食べないといわれます。正確な食性は不明です。リュウキュウアオヘビ以上に、生態がわかっていないからです。
 リュウキュウアオヘビとサキシマアオヘビは、同じナミヘビ科アオヘビ属に属します。アオヘビ属には他に、タイワンアオヘビなどの種がいます。
 タイワンアオヘビは、台湾、中国南部、ベトナム北部などに分布します。やはり、ミミズしか食べないようです。宝石の翡翠【ひすい】のような、美しい緑のヘビです。
 アオヘビ属には、「ミミズ専食」で「緑っぽい体色」という特徴があるようですね。分布域が、南東アジアの一部に限られるのも特徴です。日本の南西諸島の自然が、熱帯アジアとつながっていることをまざまざと感じます。
 アオヘビ属の種は、今すぐ絶滅しそうではありません。しかし、特定の物しか食べない種は、絶滅するおそれが高いです。そんなことにならないようにしたいですね。


図鑑↓↓↓↓↓には、リュウキュウアオヘビが掲載されています。
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ぜひご利用下さい。

 過去の記事でも、日本の南西諸島に分布するヘビを取り上げています。よろしければ、以下の記事も御覧下さい。
人に化ける蛇(ヘビ)? アカマタ(2007/08/20)
ツチノコの正体? ヒメハブ(2006/08/14)
ハブはなぜ危険か?(2005/12/02)
などです。

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