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2010年2月15日

冬にも、カゲロウ(蜉蝣)がいる?

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 冬は、生き物を見ることが少ないですね。特に、昆虫は死に絶えてしまったかのようです。セミもトンボもカブトムシも目にしませんね。
 ところが、いるところにはいるものです。例えば、水の中です。
 日本の淡水中には、たくさんの水生昆虫が棲みます。ゲンゴロウやタガメが有名ですね。他に、トンボの幼虫(ヤゴ)やカゲロウの幼虫もいます。
 幼虫に限っていえば、真冬でもトンボやカゲロウが見られます。水中は、陸上より温度が安定しているからです。トンボやカゲロウは、幼虫の姿で冬を越します。
 カゲロウといえばはかなさを象徴する虫ですね。「真冬の水中で生きている」というと、意外に感じるでしょう。カゲロウの成虫は、確かに数日の命です。けれども、幼虫は数ヶ月にわたって生きます。
 種によっては、早春の三月ごろ成虫になるカゲロウもいます。ナミヒラタカゲロウ、マエグロヒメフタオカゲロウなどです。タニヒラタカゲロウやキョウトヒメフタオカゲロウなどは二月のうちから羽化【うか】(成虫になること)が見られます。
 ややこしいことに、「○○カゲロウ」という種名の昆虫の中に、カゲロウの仲間でないものがいます。ウスバカゲロウ、クサカゲロウなどは、カゲロウ目【もく】の昆虫ではありません。普通にはカゲロウと言えば、カゲロウ目に属する昆虫を指します。
 ウスバカゲロウやクサカゲロウはどこに属するのでしょうか? 彼らは、脈翅目【みゃくしもく】に属します。脈翅目は、アミメカゲロウ目【もく】ともいいます。
 ウスバカゲロウとは、脈翅目のウスバカゲロウ科に属する種の総称です。クサカゲロウは、脈翅目のクサカゲロウ科に属する種の総称です。ただし、ウスバカゲロウとクサカゲロウの分類には異説もあります。異説でもカゲロウ目とは遠縁です。
 カゲロウ目のカゲロウは、すべて幼虫が水中に棲みます。お近くに水のきれいな渓流があれば、早春に羽化するカゲロウが見られるかも知れません。まだ寒い中では、とても弱々しく見えます。彼らにしてみれば、懸命に命の火を燃やしているのでしょう。


図鑑↓↓↓↓↓には、脈翅目【みゃくしもく】のウスバカゲロウとクサカゲロウが掲載されています。
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ぜひご利用下さい。

 過去の記事でも、カゲロウや、早春に出る昆虫を取り上げています。よろしければ、以下の記事も御覧下さい。
春のチョウ(蝶)? いえ、ガ(蛾)です(2009/03/09)
「かげろう」の正体は、イトトンボ?(2008/10/03)
はかないようでしぶとい? カゲロウ(2006/09/04)
などです。

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